2026/02/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城 夜会」にカグヤさんが現れました。
■カグヤ > 学院の上司より誘われた王城にて行われる夜会。
幾度かその場に足を運んだことはあったけれど今夜はまた趣が異なっていた。
いつもより薄暗く、ムーディな会場。参加者によっては目元を隠すマスクまで被る。
入場したは良い物の、連れ立った上司とは早々にはぐれてしまった。
はぐれた、というよりは置いて行かれたというのが正しいのだろうが。
着慣れぬドレス姿のまま、会場の端。彩のための植物に紛れるように壁際に凭れると、
途中手にした細身のグラス、其処に入った普段見ないであろう妖しげな、鮮やかな色をした液体を少し飲んだ。
「──そんなに強い、お酒では……ない、かしら?」
飲み易く、色の割に奇抜な味もしていない。ガス感もアクセント程度と
仕事柄無駄に分析めいたことをして、目の前を通り過ぎていく紳士、淑女を眺めた。
踊る相手を様々代える夜の蝶もいれば、狙った相手を強引に連れ去る狩人もいる。
愛や恋を謡う季節だというのに、随分と爛れているのは、
それをイベントとして、エッセンスにすればよく燃える。それを知っている上級民だからだろう。
上司がいないか視線を彷徨わせたところで、結局見つかる事はないのだ。
隠れてしまった自分もまた、もし探しても見つかるか否か。
ご案内:「王都マグメール 王城 夜会」にルーベルさんが現れました。
■ルーベル > 王城で行われる夜会。
その日の夜会は万愛節にちなんでか、華やかさより艶やかさが目立つ。
どこか妖しくもある会場の雰囲気、供される飲食物も少々意図的なものが忍ばされているのか。
マスク着用も推奨されるからか、会場その場では幾組もの男女…時に同性同士が距離感近く。
そして王城にいくつもある貴賓室や、会場周辺のそこかしこで色濃く交流を深めているようで。
時節の宴を趣として、普段から退廃の一面を見せる夜会場はより艶美な貌を晒していた。
魔導師貴族も知己に誘われて会場に脚を運び。
戯れにと顔の上半分を隠す、獣の耳飾り付きの仮面を着けて夜会を楽しんでいるところ。
普段とは雰囲気を違えながら、よくよく知った身体のラインを美しいドレスに包む司書を見つける。
彼女が会場の隅で物陰に潜むようにするところへと、彼女の持つものと同じグラスを持って近づき。
「楽しんでおるかの?」
視線を彷徨わせる彼女へと声をかける。
肩の出る造りの菫色のドレスは彼女の黒髪にも好く似合う。
足元から視線を這わせ、その浮き出る豊満な身体のかたちをなぞるようにして茶色の瞳まで滑らせてゆき。
■カグヤ > グラスの中身、それは手持無沙汰ともなると傾く回数は自然と増える。
もう少しの間だけこの場に居ればあとは抜け出そうとも、
誰かに連れられた、そう言い訳も効くだろう。
それまでの手慰みにと配り歩く給仕からもう一杯、色は違えど同じ形のグラスを手にした。
何時もと同じよう結い上げた髪を揺らしながら、時折視線があう客人から、
逃げる様に視線を逸らし背を向ける。そんな事を繰り返している内に──。
「────ええ、とても美味しいお酒を頂けて、とても。」
そのグラスも半分程、中身は減っていた。聞きなれた筈の声にすら、反応出来ないのは
身を、脳を焼く酒精の所為か、それとも混ぜられた何物かの所為か。
遠慮なく向けられる仮面越しの視線に、不愉快そうに背を向ける。
グラスを傾けながら目の前の植物に指を這わせ、
「ただ──、退屈なので、そろそろ帰ろうかと。」
なだらかな臀部を見せつけるまま、そうやって今までやり過ごしてきた。
同じようにまた、すぐに去るだろうとタカをくくり、熱っぽい溜息を零しては壁に寄りかかる。
ふと、脳裏に浮かんだのは、声の所為だろうか、本棚に挟まれた記憶。
葉を愛でていた手が壁に触れ、混ぜ物に焼かれる欲はもぞりと、膝を擦り合わせる程──。
■ルーベル > グラスの中身の詳細は男も知らず。
ただ、このような場で供される物で酒精に混ぜられるものと言えば、類は知れている。
貴種の中には腐敗に慣れすぎて、あえて承知の上で身を委ね楽しむものも居るほど。
司書は慣れてか慣れずか、思考を焦がすそれにいくらか翻弄はされているよう。
頬が艶めかしくも色づくように見え。
けれどその表情はこちらを忌避するようなもので、すぐに避けられる。
美しい彼女のこと、幾人も同じようなふうに男に声をかけられているのだろう。
すげなく扱われればよほどがなければ食い下がらない。
確かに彼女は魅力的ではあれど、華はいくつも会場に咲き、より触れやすいものも多いのだから。
「つれないではないか、カグヤ。私とでは退屈は埋まらぬかのぅ?」
内側での、膝の動きに合わせ。フレアドレスの裾と、臀部の膨らみが緩やかに揺れる。
それに誘われるよう彼女の背後にと身体を寄せ、耳に息を吹きかける様な近くから囁きかける。
より近しい場所からの声と、気配と。
それを感じさせながら、彼女の反応を楽しむようにして。
■カグヤ > こういう場で、何を求められているのかを知らぬ程初心でも無い。
寧ろ逆に上司に求められたならば、そんな想像をしていた位には──。
故にグラスを傾ける速度も速かったのかもしれない。
そして冷たくあしらうのも、所謂八つ当たり。
そんな不安定な精神に浸け込む酒精と混ぜ物はその欲を肥大化させて、
無視をするだけでよいはずの相手へ臀部を突き出してみせるのだから、
あと一押し、すればよかっただけの話。
そして、その男は容易に押してくるのだ。その声に気づけなくとも、
彼と知らなくても。
彼に身体を寄せられれば、にげるように引かれる臀部。
しかし壁の間に挟まれてしまえばそんな抵抗等無為に等しく。
「──────。」
壁に押し付けられた胸、腹部、その隙間に入り込む腕へと力強く引き寄せられれば、
耳に届く声に双眸は細く、臀部を突き出す様に腕の中身じろいで彼の腰元を擦り上げた。
声を発さぬままに、それでも臀部の動きで嫌がっているわけでないことは知れたはず。
要は、焼かれた欲は見知らぬ仮面の男に、力づくでもと請うようでもあり、
視線は彼に向けられる事無く、まるで痴漢にあい身動きを取る事の出来ない女学生のように、
俯きその状況に確実に、興奮を示していた。
■ルーベル > 司書の彼女がいかような経緯でそこにいるかは知らず。
その心持ちも、知りようはなく。
ただ、色々な意味で親しい知己にと声をかけただけ。
そこからの行動もいつも通りといえば、そう。
ただそれが彼女の今の状況には奇妙な嵌り具合を見せたらしい。
好機を逃した男たちとは違い。指は当然のように女の豊満な肢体へと触れる。
ドレス越し、通常よりも高くなるような体温を拾い。
囁く声に、寄せる身体に女の身体はその窮状を男に伝えようとする。
強い拒絶はなく、むしろそこに欲しいものがあるのだと言わんばかり。
豊満に過ぎるその柔肉が、男の腰元へと押し当たり、布地を挟んで感じる牡の象徴を撫で擦る。
男のほうに気づいてか気づかぬままか。俯き、悩まし気に吐息でも零れようか。
懐いてくるような女の腰付き。男を誘う肉の感触。
それに応じるよう彼女の下腹部へ指を這わせ、そろり、そろりと撫でて返す。
照明もはっきりとは向かぬ場所で身を寄せる男女の姿など、今宵の夜会場では珍しくなく。
植物の陰での戯れは、誰に阻まれることもないまま―…。
ご案内:「王都マグメール 王城 夜会」からカグヤさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 夜会」からルーベルさんが去りました。