2026/01/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城」にルーベルさんが現れました。
ルーベル > 王国がまた歴を重ねていく。
建国の日にもそれは祝われるから、そちらのほうが国の歴史という意味では正しいだろう。
けれども新しい年を迎える折もそれは確かに感じるもの。

年を越し、新しい年を迎えて連日開催される宴には、普段顔を見せない王侯貴族やその傍流も参加する。
それを見込んで誰ぞ面白い縁でも紡げないか―…研究の礎になる力を持つもの、あるいは、力を得る過程で抱えるようになった欲を向けられる者をと見つけられるかもしれないと見込んで参列していた。

普段は王城に訪れられないような者も、必然的に増える出入りの理由…護衛などの仕事で宴に関わったり、絢爛な城の施設に目を奪われたりともしていて。

常日頃、様々な意味で騒がしい一面もある城内はいっそう賑やかになっていた。

「酒より人に酔いそうよのぅ…」

ぼそりと呟くのは壮年の男。
上等な仕立てのローブは宮廷魔術師か何かという風情。

元々の目論見はさて置いても、ゆっくり過ごすには不向きなのが貴種の宴。
ただでさえ思惑入り乱れ、王城という場所柄か派閥やらなにやらと懐を探るような余計な視線も会話も多い。

趣向凝らした料理よりもその様相に胃もたれしそうになりつつ。
多少はゆっくりできそうかと宴の席を離れて庭園を歩く。

さぁさぁと流れ落ちる噴水の音に耳を癒されながら、頬を撫でる冷たい空気に細く息を吐いた。

ご案内:「王都マグメール 王城」にエリザベートさんが現れました。
エリザベート >  
そんな宴席にある白い女が男の姿を見つける。

嘗ての弟子である男。
年齢をその姿に映さぬ女の年頃を既に抜き去ったその容貌を見つければ

「宴の席であるというのに浮かぬ面構えじゃのう?ルーベルよ」

欲渦巻く言の葉の奔流に疲れでもしたか?と、
薄い笑みを浮かべる女はグラスを片手に薄桃の酒精を揺らし、それを艷やかな口元へと運ぶ。

女は白魔女と呼ばれる厄介者。
世直しを趣味などと謳う変わり者でもある。
故にこそこういった宴席には聞き耳を立てに現れるのが常であった。

ルーベル > 寒さの中でも凍らぬ流水の清涼さ。
それに素直に想い馳せるような若々しい感性はとうに無いが、そこに落ち着かぬほどに朽ちさせてもいない。

流れる水の音に身を任せていれば、そこへと交じるのは飄々とした物言い。
聞き間違えはしない。
かつて師事し、焦がれ、老いを知らぬ美しい容貌にこの年になって指を触れさせること叶った白き魔女の声。

「欲を満たすのはやぶさかではなくとも、あれほどにもくどい歴々には胃がもたれますのでなぁ。
 エリザベート様こそ。こういう場にしか顔を出さない者との交流はよろしいので?」

男は王都に住まう貴種の中にあっては珍しく、と言うべきか。
権謀術数巡らされる累々の手管を使わぬではないけれど自身で動く方が多い手合い。

ゆえに合わぬのだと、そう言葉を返しながらに女の方にと視線を向ける。

同時に彼女の世直し趣味、そのための尾を探すことをしなくていいのか、というのと。
あまり会うことも無い若々しい男を引っ掛け侍らせることをしないのか、と、二つの意味を込めて揶揄した。

暗金が捉える豊満な肢体は美しいドレス姿に隠れきらない。

清水に落ち着いていた心に欲の波が立つのを自覚もしながら、女が口元に運ぶグラスを見やる。

エリザベート >  
「何。面白い玩具を手に入れたのでな。
 そう躍起にならずともこの宴席に顔を見せる連中程度であれば掌の上、というわけじゃ」

白魔女が入手した裏帳簿。
spれじゃより深海へと身を潜める連中以外は大凡炙り出し可能となる代物だった。
故に最近は宴を楽しみつつ、よりボロを出した者を見定めるといった程度。
勿論。男が考えるように若々しい男を…などという欲も隠しはしないが。

「戯けめ。妾の目に留まるような美丈夫が居ればそうそうにこのような宴席、離脱し部屋へとしけこんでおるわ」

そうでないが故に酒を嗜みながら、ゆったりと宴に身をおいていたのである、と。
手が早いことでも有名だろう白魔女がそう告げれば、自ずとその日は収穫に足りぬ日であったということが理解る。

「なんならお主が紹介してくれても良いのだぞ?
 学園のほうにも顔を出しておるのだろう。若くて顔と活きが良い者との交流には事欠くまい♪」

ルーベル > 楽しそうに玩具を、と。
そう零しながらに笑みを象る魔女の相貌は美しくも恐ろしい。
…の、だろう。悪辣に過ぎることに身を窶している者たちには。

ルーベルも自身の欲に素直に生きている身の上。
清廉潔白な身とは言わないが、国を痩せ細らせてまで自分を肥えさせようとは思わない。
若かりし頃の戦働きが、気恥ずかしいほどに美化されて利用されているのに抵抗しないのもその一環。
目の前の魔女に協力することもある。
ゆえに、己の欲を満たす行為は目溢しも受け、こうして声もかけてくれているのだろう。

そして彼女も今日は欲を満たすに足る相手を見つけられていないらしい。
それを聞けば噴水の近くから魔女のほうへと足を向け、その豊かに過ぎる肢体にと身を寄せようとしながら。

「勿論、学院には若く有望な者は大勢居りますがの。
 王族に献じるほどのものとなると、他の紐がすでについていたりしますからなぁ。
 …いい加減良いお年でしょう? 相応の相手で満足されることも覚えられるとよろしい」

紹介については迂遠に誤魔化すようにしながら。
若い芽を摘んで遊ぶのではなく、落ち着いて楽しむことをすればよいと。
それは苦言か。あるいは、白魔女が可愛がる若者への妬心か。

エリザベート >  
「何を言うか。若者との交わりこそが若さを維持する秘訣じゃぞ♪
 ふぅむ。しかして、相応の相手と申すのか」

身を寄せる壮年の男には薄く目を細めた笑みを浮かべる。
その言葉を言わせる腹の中はいかなるものか。

「嘗ての弟子に苦言を呈されるとはのう」

くるり。空となったグラスを手元で遊び、テーブルへと音なく置いて、

「お主も昔は随分と可愛らしかったものだがな♡
 そのような節介を焼く年になったということか」

その成長は喜ばしくもあり。侘しくもある。

「そして、その台詞はそっくりお主に返してやろう。
 知っておるぞ、お主とて若者に手をつけ遊んでおるじゃろうが♪」

ルーベル > 魔女の物言いはどこまでも彼女らしい。
それは自身が若く拙い魔術しか使えなかったころから変わらないもの。
細める暗金が僅かに羨望と憧憬を覗かせ。
一度伏せられて、また開いた時にはそれこそ年相応の落ち着いたものにと戻り。

「エリザベート様のように、いつまでも若々しく可愛らしくは…ンン、っ。…いられませぬな」

軽口を返したつもり。
それが彼女のことを可愛らしい、と、らしからぬ言葉で褒めるようになったことに気づけば、僅かに喉を鳴らし。

ちらりと周囲を見回して。寒空の中、まして宴の途中。
庭園に訪れようという気まぐれな者は、少なくとも視界の範囲には居ないと確認してから。

「お言葉を借りるなら、若い感性を維持する一環ですなぁ。
 けれども…年相応の相手と愉しむほうが、私は好みですので」

師から掛けられる言葉に生意気に言い返すのもこの年になってから。
同じ美しい女相手なら、若いよりも妙齢の熟れた女のほうが好み。

そう告げながらに、彼女の背後から身を寄せる。
これでショールでも手に持ち、肩にとそれをかけるなら外気に冷える身体を労わる紳士とも言えようが。
手にはそんな気の利いたものはなく。するりと伸びる手は、女の括れた腰元に。
ただ、男の触れようは暖かいというよりも熱っぽいもので。

エリザベート >  
「当然じゃ♪ 妾は白魔女であるぞ♡」

あらぬ噂も、揶揄もあろうが。
圧倒的な自負心でそれを鼻で笑い飛ばし健在する姿を見せつけて。
そうそうの軽口などこの豪胆さの前では児戯のようなもの。

「…ふむ」

するりと腰をすべるように伸ばされた手。
それに眉を顰めるようなことはしない。むしろ薄く笑みを浮かべ。

「今宵も師を喰らうつもりか?
 まこと、良い成長を遂げたものじゃな…あの若造が♡」

その熱を感じさせられ、薄く頬に朱が差すことを、男は見逃しはしないのだろう。

ルーベル > 彼女が自身への溢れる自信で当然と応じる。
それもまた、焦がれたところ。

背後から身を寄せている態勢では見えないかもしれないが、男もまたそんな白魔女が誇らしく口端引き上げて笑む。

互いの身体を隔てる空間が無くなり、白いドレスに黒いローブが押し当たる。
腰に巻き付ける腕は厭われず。

男の欲望を見透かし笑う声が聞こえ。その欲に中てられたか、仄かに期待を灯す女の肌を見つけ。

「師におかれましては、変わらずお美しくおありですからな。
 こちらは日々研鑽を続けていると、示し続けるのも弟子の務めでしょうのぅ…♥」

男の手が、女の腹部に触れようとする。
言わずもがな、その奥に位置する子を成す器官を欲しがる手つき。

厭われぬなら臍下を指が這いまわり、男の腰が女の豊かな柔い尻肉に押し当たる。
欲熱は首を擡げかけて、牝の身体を欲しがって。

白く美しい髪に頬寄せるよう、女の耳元に口元そばだてて。
このままここで、か。あるいは貴賓室で文字通りの秘め事とするか、と。囁くように問うていく。

エリザベート >  
「…ふむ♡」

「しけ込むとするか♡」

此処で、というのも趣があろうが。
この嘗ての弟子は、既に師を狂わせるに相応しいモノを手にしている。
それは身を持って知っている故に。

豊満な尻肉に感じる熱の滾りが、男の手の触れる白魔女の腹の奥へと熱を灯す。
その感覚に、ぶるりと小さく身震いを覚えながら。

弟子に雌として扱われる師、その背徳がぞわぞわとカラダを這い登るのだ。

ルーベル > 「では、部屋を構えさせましょう」

男の囁きに、女はよりゆっくり楽しめる場所を所望する。
師の要望に弟子が応えぬわけにもいかない。流石に堪える。
そもそも、男としても寒空の下で励むのは、互いに魔術に長けているからどうとでもなるとはいえ、少々堪える。

そっと美しい彼女の白髪に唇を当てては、了の返事としつつ。

女の胎を撫でる手が、そのままゆるりと腰元にと引く。
それこそ紳士然と、淑女をエスコートするように

恭しく王族を連れて歩き、途中で王城付きの者にゆっくり休める部屋をと構えさせてはそちらへと向かう。

あとは二人きりで、新年を慶ぶ宴を、と…。

ご案内:「王都マグメール 王城」からルーベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からエリザベートさんが去りました。