2025/10/31 のログ
■メイベリーン > 折しも、明日はあの世から死者が帰ってくる祭りだとか。
アンデッドや悪魔のコスプレをして行く人がちらほら見える。
(そーいえば明日は本番なの…子供達にお菓子配ろっかなぁ〜)
歩合級ミックスの給料とは言え、固定給部分だけでも月収が基本的に上がる。少しどーんと買おっかな〜、と思わないでもない。
(服に使った方がいいかなあ…)
接客用の下着類。あるいはお店のプレイに入る前の衣装的なもの。
そういうのをちょっとよくする必要があるかも。
お客様にはお得感をひとつまみ与えるべきらしい。店長がそう言ってた。
(なんか…なんかこう……手間…手間よね…?)
果たして⭐︎1のほうが良かったのかも、と思いかけて
(……そう成れないひとも、いるからぁ……)
そういうことは何も考えなかった、気のせい!と自らに暗示をかける。
ご案内:「娼館・大衆店「プリプリ」」からメイベリーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にルーパスさんが現れました。
■ルーパス > 富裕地区の教会。貧民や平民地区に比べると最早別世界な作り。
建前上本国の教会よりも小さく作られてはいるがその構造、素材からして本国以上の出来だった。
艶やかな石の床に敷かれた赤い絨毯とその先の祭壇と石像。
祭壇の左右には奥まった位置に告解を受ける懺悔室が用意され、
今しがた神父の法話が終わり、各々が礼拝を終えて去ってゆく。
そんな中、神父へと献金を渡す富豪より、好色な視線を向けられる修道士。
その視線に気づかないふりをしながら礼拝を行う人々を祭壇の隣で見守っていた。
そんな修道士の同僚が一人、懺悔室へ入ってゆく。神父から呼ばれ献金をした富豪と共に──。
「…………はぁ」
低い声が溜息となって零れる。
懺悔室ならばまだ良い、最悪の場合、この教会にもあろう地下施設に連れられるのだから。
そんな物憂げな雰囲気を心配したのか、駆け寄る小さな子供が声をかける。
膝を折り、目線を合わせると、優しくその頭を撫でて。そんな優しい彼の道行きが輝かしい事を祈った。
■ルーパス > しゃがみ込んだ膝元に抱き着いてくる少女の頭を撫でながら、
視線を上げると申し訳なさそうに両親が揃って彼女を迎えに来る。
そんな少女の脇を抱えるようにして抱き上げた後、
反転させてあげれば勢いよく両親の元へと駆け出す少女。
手を振る様子に振り返して、暫く膝を絨毯へとつけたまま少女を見送る。
その背中が見えなくなるまで、両腕を胸の前で組み瞼を伏せて祈る…。
見えなくなるまで暫しの時間。
それから、瞼を開き視線に入ったのは目の前の影。
祈りの間に己を見下ろすように佇むその姿は────。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にルヴィエラさんが現れました。
■ルヴィエラ > ひらりと、帽子を掴む掌が、向ける一礼
仰々しさと言うよりは、何処か舞台役者や道化めいた仕草ながら
滲み出す雰囲気は決して、この荘厳な造りの建物の中に於いて、浮いた訳ではあるまい
「……やぁ、ご機嫌様。
その後は如何かな?」
知己のように、気さくな物言いで掛けられた声を
果たして女は、どの様に受け止めるだろう。
客人として、或いは待ち人として凛と迎えるのか……それとも。
「祈りの時間は。 まだ必要だろうかね。」
それが、彼女にとって、どれだけ必要な物かは知らぬが
必要であるならば、それを尊重する事は出来る。 ……例え、自らが。
神など、信仰していなくとも。
■ルーパス > ズクン──。胎の内が疼く。胸の先が疼く。
それは顔を見るまでもない、聞こえた声に身体が勝手に反応したようなもの。
それと同時に、否応の無い嫌悪感がその深紅の瞳に宿り睨みつけるように上向いた。
場所が場所、時が時、叫び出しそうな喉を抑えながら──。
「返しなさい……返しな、さいよ。」
ただでさえ低い声がさらに低く、唸る様にその存在へと向けられる。
夢かもしれない、そう思い込もうとしても胎が、胸がそれを許さない。
生んだはずの子等は、幻惑の中の記憶だったとしても──。
そう、祈るために握っていた手が彼のスラックスを握る。
その様子を見ていた神父が慌てた様子で駆け寄り、修道士を叱るのだろう。
躾が成っていない、と恥ずかしそうに謝罪する神父の足元で睨みつけていた頭すら下げるよう押し付けられながら。
『躾をし直すので今日の所はお許しを』
そう、神父の顔に、好色めいた色が浮かぶ。それが何を意味するか相手にも知れた事。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にルヴィエラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にルヴィエラさんが現れました。
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■ルヴィエラ > 見るものが見れば、ぞっとする光景であったろうか。
客人である男に、修道士たる女が食ってかかるのだ
其れも、まるで何かの憎しみでもぶつけるかの様に。
神父が慌てたのは当然であろうし、躾という言葉を聞いても
恐らく周囲の者は、其れを過剰な罰だとは思うまい
……神父にとって、随分と都合のいい方便だと思いはしても
「……待ちなさい。 叱ると言うにも、先ず物を言う権利は、礼を失された私にあるもの。
其れは其れとて、彼女にも如何やら訴えがある様だ。
……其れを、先ずは聞かせて貰わなければね。」
……向けたのは制止
今この場で、彼が漁夫の利を得たとて何の詫びにもなるまい
ならば必要なのはひとつ、躾を与えるのが、己自身であるべきと言う事
……それを、突っぱねることのできる立場でもあるまい、と
帽子の下、紅瞳が神父へと向けられよう
この教会に、或いは宗派そのものに、資金を提供している、“太客”の顔を
……忘れた、と言う事はあるまい。
■ルーパス > ぐらり、と視界が揺れた。
頭を押さえつける神父から、神聖なる力を持って後頭部を殴られるかのような感覚。
掴んでいた手も離れ自らの身体を支えるために絨毯へと落ちた。
殆どの礼拝者が帰宅に向かっていたのがまだ救い。
大きな騒ぎになる事なく、この一件は片付けられるのだろう。
項垂れた女の修道着、その首元を握って一振り、身体は揺れてふと客の足元に頽れる。
気の強そうな巨躯の女体を奪われる事となった事への苛立ちがそこに込められ。
『では、この者の躾はお任せいたします。それでこの件は他言無用に。』
と、そう紡いで一礼を。他の修道女の臀部を掴みながら地下へ続く扉を潜っていった。
さて、太客である男の足元に、混濁した意識のまま取り残された修道士、
その姿はまるで土下座をするような姿勢のまま──。
■ルヴィエラ > その刹那、僅かに双眸が細められた
神聖なる力で以て、女が傷付けられたその刹那。 ほんの一瞬だけではあったが、混濁した女以外の全てに、怖気の様なものが奔り抜けた筈だ
去って行く神父を見送る瞳は冷徹に、されど直ぐに、女を見下ろせば
その眼差しもまた、初めの様にいくらか柔和な其れへと戻るであろう
「……さて、如何したものかね。」
少しばかり思案し、周囲を見回す。 ……其れから、僅かに肩を竦めれば。
ふと、女の側へと屈みこんで、その身体を引き起こし……余りにも
その華奢に見える体からは想像に難いほど、軽々と女の身を抱え上げて
「地下を借りようじゃないか。 ……何、客室はあるのだろう?
空き部屋で構わないさ、番号だけ教えてくれたまえよ。」
修道女の中で、最も位の高いであろう1人に、そう声をかける
是非もあるまい、これは、修道女の不始末なのだから。 ……少なくとも、体面上はそうしておく必要がある
躾を許された、等という風評があっては、結果的に困るのは寧ろ
この、女の方なのだから。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からルーパスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からルヴィエラさんが去りました。