2025/09/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/音楽堂広場」にファルスィークさんが現れました。
ファルスィーク > 地区の一角に建てられている大理石造りのホールは重厚であり荘厳さも醸し出しているようでもある。
正面口には、シンボルとして芸能と音楽の神の彫像が座し、周囲には美麗な女神が聞き入っているレリーフが飾られているのが、広場からも見えていた。

音楽堂から聞こえていた調べは、数刻前に途絶え演奏会の終了を告げる様に人通りも少なく、今は音楽堂も広場も閑散としている状態ではある。

そんな広場のベンチに腰かけ、抱えたリュートの弦に指を滑らせる男が一人。
先刻まで楽しんでいた調べを思い出す様に、音を奏でつつも己の好みに編曲しているので原曲の音は半分ほど残っている程度となるが、耳には心地良く滑り込んでくるようなものになっていた。

誰に聞かせるでもなく、楽しむように指は動き続け音を紡ぐ。

ファルスィーク > 暫くは、余韻を楽しむように弾いていたが、その指もやがて止まり……思ったよりも時を過ごしていたようだと気付くとリュートを持ち直して立ち上がり歩き出していった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区/音楽堂広場」からファルスィークさんが去りました。