2025/08/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」にアリージュさんが現れました。
■アリージュ > 「ふんふん、ふふーん♪」
冒険者アリージュは、依頼が終わっていたから、鼻歌交じりに富裕地区を歩いている。
冒険者ギルドでお酒を飲んでもいいけれど、何となく今日は歩きたかった。
歩いていれば、どこか、誰かと、出会えるかもしれない。
今日は、双子の姉は別の依頼で出かけて居て戻ってこない、指名依頼なので、アリージュがついては行けなくて。
それはそれで、一人で楽しむだけだよね。
そう考えられるのが、アリージュと言う人竜だ。
「おっさっけ❤おっさっけ❤」
美味しーお酒が飲みたいなー、なんて、酔っ払いの様な鼻歌。
富裕地区なら、高価だけども良いお酒がそろっている。
流石に、冒険者での報酬で飲む事にするかなぁ、それとも、自分のお小遣いにするか。
奢ってくれる人、いないかなー、とか、にっこーと笑ってとことこ、石畳を歩く。
■アリージュ > 「どっこっに❤しようっかなー♪」
お酒を楽しむ。それは良いのだけども。
富裕地区は色々な酒場がある、なかには、ドレスコードが必要な場所もある。
が、流石に、いきなりドレスは……持ってるけど、着替える面倒を考える。
「あれ?」
よくよく考えてみれば、魔法を使えば、着替えだって面倒はない。
服を魔法で定義し、変更の魔法を使うのもあるし、服自体を魔法で変更すればいいし。
視線を空へ向けて、視線を店の看板へ戻す。
うん、と頷く。
「選択肢、増えただけじゃない。」
良いことだけど、良いことだけど。
どうしてくれる、と自分の気づきに突っ込みしてみて。
よし、ともう一度気合を入れて。
適当に歩こうか、と決める。
■アリージュ > 富裕地区の酒場は、基本的に高級志向だからか、人の出入りは少ない、と言うよりも。
「お金持ちぃ、ばっかりだねー。」
それはそう、と言う様な、感想しか出ないのはしょうがない所。
アリージュ自身、冒険者をしていなくても全然問題ないくらいにお小遣いはある。
冒険者をしている理由は―――。
簡単に言えば、自活能力の獲得と言ったところ。
後、お姉ちゃんと一緒に冒険するのが楽しいという所。
ううむ、と軽く悩んで、周囲を見回して。
「なーんかなぁ……。」
流石に、歩いて、これは、と言う気分になる酒場は見つからない。
なら、今日は良いか、とアリージュは考える。
酒は楽しく飲むものだし、今日飲めなくても明日飲める。
それならいっか、と踵を返して。
トゥルネソル家、竜の巣へ、戻るのだった―――。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からアリージュさんが去りました。