2025/07/21 のログ
■ルーベル > 暫し先客の様子を窺うも格別の反応なければ、夜会場へと踵を返していく…。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 夜会場」からルーベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 劇場」にベアトリスさんが現れました。
■ベアトリス > 富裕地区にて、昼夜で演目の変わる劇場。
演目も純粋に音楽から演劇、朗読劇などの演目を観劇しながら軽食や食事を楽しめる場。
普段のティーホールも寛げはするが、たまにはもう少し休日らしく振舞うのもよいだろうと訪れていた。
今の演目は歌劇。
あまり肩がこらずに流し見できる内容ではあるが、富裕地区の劇場らしく演者の衣装や、舞台演出、伴奏の楽団は凝ったものだった。
主演の歌声はのびやかで、聞いていても心地がいい。
劇場のコンセプトなのだろう、全席プライベートに配慮され、仕切られている。
その分多少チケットの値段は張るのだが───休日に余り窮屈な思いもしたくはない。
一人でもゆったりと寛げる程度の席を取り、お茶と、それに合わせた季節の焼き菓子を頼んでそれをゆっくり楽しんでいた。
時折座席のささめきが零れ聞こえることもあるが、それもまた劇場らしさと捉え、座り心地の好い椅子に背を預け。
■ベアトリス > 静かな仕草でカップを持ち上げ、音を立てずに啜る。
馥郁とした香りは、お茶に薔薇の花びらが混ぜられたローズティーだからだろう。
劇の内容は、小説をもとにした、男女間の行き違いをコミカルに描いたものだ。
大衆向けのそれは肩ひじ張らずにみることができるし、和やかな場だから時折笑い声も観客席から聞こえる。
その演目が特に好きだというほど思い入れがあるわけではないが、罪のない物語はさほど展開に緊張することはなく。
純粋に演者の表現力を楽しむことができる。
ガーデンパーティーや、夜会などの社交の合間の息抜きとしては思考をリセットできるし丁度良かった。
■ベアトリス > ───それから、カーテンコールの時間までゆったりと観劇を楽しんだのだった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 劇場」からベアトリスさんが去りました。