2026/02/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にオドグさんが現れました。
■オドグ > 「諸君らに是非とも考えて頂きたいのだ。この万愛節で、どれほどのゴルドが動くかを!」
富裕地区の料理屋の2階。通りに面したバルコニーで、丸々とした黒肌無毛の男はこぶしを握って熱弁をふるっていた。食事がひと段落ついた賓客たちにはそれぞれ性奴隷が一人ずつ付き、甘い言葉やこの後の秘め事の相談などを囁きあっている。
「さらに!とある王族がワシに持ち掛けてきたのだ。我らが宴で、とうに失伝した歌垣なるミレー族の邪悪な儀式を再現することが出来れば、学術研究の名目で補助金が出る上に、ご友人と共にご来臨が叶う、と。これが意味するところは、言うまでもなかろう?」
鼻息荒く力説して、商人や自分と同程度の格の貴族たちから投資を募る男は、奴隷たちと乳繰り合う人々を見て歯噛みしていた。当然だが、皆あまり自分の話に集中していない。
何より自分もヤりたいというのに、接待費をケチったために自分の分の性奴隷を確保しそびれた。手ごろな犠牲者はいまいかと、演説の合間に大通りを見下ろしたり、押しに弱そうな店員を探す。
■オドグ > 「歌垣の実態をどう調査するのかだと?そんなもの気にせんでよい。そもそもかの儀式は国家によって禁止されておる。正確に再現出来たらその方が問題であろうが」
早速射精して理性を取り戻した早漏の賓客に、いたって真面目な質問をされた黒肌の肥満男が、怪訝な顔で返す。
「まぁ、なんだ……ミレー族か、もしくは猫耳をつけた人気の娼婦に適当な歌だの踊りだのさせて、酒と薬で雰囲気を盛り上げればよかろう。問題は数! 規模だ!」
うむ、とか、そうですなあ、とか。性奴隷からの奉仕にすっかりたぶらかされ、煮え切らない返事を繰り返す客を見回す男の口元が震える。
「むう……おお、あとは構図だ! 儀式らしく車座がよいか、それとも歌劇場を借り切るか。後者は豪華さの演出をやりやすいが、愛の日、かつ古代の儀式を考えると前者も捨て難い。いかがお考えかな諸君?」
性奴隷の媚態を見ていきりたった股間をローブのひだで隠しながら、男はどうにか話を進めようとする。
■オドグ > 「……突然の話題だったゆえ、諸君の意見もまとまっていないだろう。食後ということもある。しばらく時間をとる故、案を出して頂きたい。では……」
咳払いした後男は室内に入り、性的奉仕を目の当たりにして湧き上がってしまった欲望の鎮め先を得ようと、恭しく頭を下げる店員や料理屋の客、そして通りを歩く人々を観察する。
「まったく奴らめ、好き勝手に楽しみおって……」
身勝手な立腹に身を任せ、犠牲者を物色し始めた。
■オドグ > 「……さあて、奴ら、頭が回る程度には回復しておるとよいが」
ぶつくさ言いながら、男は独りで引っ込んでいった。そして回復しているどころか二回戦を始めて意見を出すどころではなくなった賓客を目の当たりにし、大いに頭の股間をイラつかせることになるが、それはまた別の話である。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からオドグさんが去りました。