2026/01/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にルーベルさんが現れました。
■ルーベル > 新しい年を迎えて、王侯貴族も名のある商人もこぞって夜会を開催する。
丁寧に周囲と連携調整する者、周囲を構うことの無い者、様々。
開催する手腕一つにも立場や持つ権力、財力、能力が影響しその年のその後の権力闘争への思惑が見え隠れする。
アルカヌム家は戦争功労者というところはあれど何処かの派閥の旗頭というわけでもない。
どちらかといえば権謀からは身を離し、自らの思う所ばかりを成す者という印象を持たれている。
実際に、興味のあること、目新しい発見、そういったものを研究し。
自らの力と成すことばかりが現当主の目的と思わしく。
成果を向ける先も私欲優先。
だから、自身の家門の影響域を広げようというような夜会は、自ら開くことは無い。
せいぜい他が落ち着いたころに知己だけ誘っての新年の宴、程度だろう。
とはいえ付き合いもある。私欲を満たすに縁も有用とは知っている。
その日も新興貴族の夜会に参加しては、よくよく口が回る主催だと感心しつつ会場の隅で佇んでいた。
(成り上がりと謗る者もいようが、だからこそよのぅ)
会場には様々な立場の者が集められている。
学院で有望視される若者。名を上げつつある冒険者。貴族だけでなく平民からも。
流石に場末の酒場のように酔って暴れる者はいないが、振る舞いに粗野さが見え隠れする者は多い。
それを指摘する、貴族の迂遠な嫌味も鷹揚に聞き流す主催者は、実利優先の商人。
見れば給仕らも、そちらの道の熟達というよりは娼婦めいてショーガールのような振る舞いの者も多い。
富も貧も、貴も卑も綯交ぜの夜会は今の王国にはある意味相応しいかと、一人口端持ち上げ笑った。