2025/12/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > ――深夜。人通りもだいぶ減った時間帯。
そのうえで更に人気のない一角、まるでなんの変哲もない石壁。
富裕地区と他地区を区切るその壁が、光って割れた。

スウと縦に一筋の線が入り、線が開き、奥の空間が見える。
…実際に壁が割れたわけではない、壁が、その奥の”どこか”と繋がった。

「う……。ぐお。」

うめき声とともに、奥の暗闇の中からぬうと伸び出てくる、腕。
太く大きな腕が伸びて、続いてその巨躯が奥から這い出てくる。
赤い髪が煤で薄汚れている。

「ああ、くそ。……どこだここァ。」

げんなりした様子で周りを見回した。…街か?
壁に開いた線…ちょっとした扉程度のサイズに開いていたそれは、大男がそこから這い出すことで縮み、閉じかけている。