2025/11/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 Bar」にメアリーさんが現れました。
■メアリー > 平民地区や貧民地区では昼からやっているBarというのはそう多くない。
元より、荒くれ者や冒険者の集う場所が多くあるからこその必然。
その点、富裕地区は異なる、路地裏に佇む通りの雰囲気を穢さない昔ながらのBar
店の前に小さなランタンが灯りぶら下がる。その店のカウンターに女の姿があった。
「本当に、いつも素敵。」
目の前に置かれたタンブラーグラス。
氷の入ったグラスに注がれた橙色からは甘い柑橘の香りが立ち上る。
口を付ければピールと酒の苦みと果実の甘味。酸味の心地よさに目を閉じて浸る。
淀みも、斑も無い味に涼し気に鳴る氷の音。
まだ人の少ない時間だからこそ許されるバーメイドとの時間。
グラスを手入れする姿も、仕込みに精を出す姿も好ましく、その視線は注がれて。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 Bar」からメアリーさんが去りました。