2025/07/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にオドグさんが現れました。
オドグ > 「うむ、そうだ。これは、という肉便器が要る」

コネとカネで活躍の場を得た、どこぞの貴族の子息による、下手ではないが才能を感じるでもない演奏が響く音楽堂。黒肌の肥満男が観客席にふんぞり返りつつ、揉み手する商人に頷いた。

「何となれば、次の宴ではそちを賓客として紹介するのだからな。その上、さる王族の方にご参加をお約束頂いておる。だから、分かるだろう?普段にまして豪奢なもてなしが不可欠なのだ」

相手から1ゴルドでも吸い上げようとするでっぷり太った悪徳貴族が、薄目で商人を見遣りつつ続ける。

「出自は此の際どうでもよい。容姿か、気質が肝要だ。どのような肉便器を献上するか、どんな女に狙いを定めるかに、そちの栄達がかかっておるのだぞ」

露骨に重圧をかけながら、男も音楽堂の観客席を見回す。探しているのは磨けば光る原石だ。思いがけない所で見つかるかもしれない。

オドグ > 「そちも商人ならば投資効果を考えるがよい。この国で王族の寵愛を受け、王家御用達となればどれほどの利を好きに出来るか。それを思えば、シェンヤンの料理人を雇い、かの地の美食を供することなど造作もないではないか。んん?」

愛想笑いを浮かべる欲深い商人の肩を分厚い手で軽く叩きながら、欲深い悪徳貴族がにんまり笑う。丁度良く演奏に区切りがついたので席を立ち、音楽堂の傍にある、大通りが見える喫茶店に入って茶と菓子を注文した。

「まぁ、結局のところワシの宴の客ゆえ、目当ては女、もとい肉便器なのだがな。どうだ?めぼしい者はおらぬか。女でなくともよいが、ハメ穴にはなって貰わねばならぬでな。ほっほっ」

去っていく女給の揺れる尻を一瞥した後、悪徳貴族は鼻を鳴らす。

「これはという者さえ見つかれば、後は容易い。弱みを見つけ、弱みが無ければ作る。その後はゴルドと不敬罪を交互にチラつかせれば、どうとでもなるわい」

悪辣な笑みを浮かべ、傲慢極まりない放言をした後、丸々とした身体を背もたれに預け、通りに目をやる。次の宴の「犠牲者」を探そうと。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にセリニアスさんが現れました。
セリニアス > 春から入学を果たした学院で、何度か話した事のある令息からの誘いを受けたのは月の頭頃の話。
王族とは言え、末端も末端――それも、社交界入りも果たしていない末子の己が予定を空けるのはそう難しくなかった。

――――が、末端でも腐っても王族。
洗練された音楽家達の演奏でもなければ、人に聞かせるのには足りている、程度の音楽を心の底から楽しめる訳もない。
仕立ての良い、濃紺を基調とした礼服に身を包んだ儘、酷く詰まらなさそうな表情で椅子に背を預けている――そんな少年の姿が、相手の目にも通路の向こう側にあるのが見えたやも。

オドグ > 「まあ肉便器というのはだな、必ずしも男でなくとも、お、おっ!?」

 眠たげな目で商人に話していた肥満男は、音楽堂の客席に1人の少年の姿を認め、思わず腰を浮かせた。悪徳貴族オドグの頭には、ハメ穴候補ともいうべきモノに出来そうな高貴な男女のリストが入っている。そして王位継承権から程遠い彼こそ、リストの人物であった。
 これは、もしかすると。期待に胸を高鳴らせた肥満男は商人を手払いで帰らせた後、人目も憚らず短足でドタドタと走り、少年の傍で丸い身体を更に丸めてにんまり笑った。

「こ、これはこれはセリニアス殿下。ご機嫌麗しゅう。今宵はお忍びでございますかな?姫君との浪漫あふれる語らい、とか」

揉み手をしつつ、上目遣いになってご機嫌をうかがう。

セリニアス > 招待を受けたのだから、と出席はしたし、その令息の演奏も聴いた。間違いなく義理は果たしただろう。
後は挨拶の一つでもしてから、帰りの馬車を回す算段を――そんな風に考えていれば、堂の中へと慌ただしく戻って来る姿が視界の端に。
しかも、その姿が此方へと行く先を定めているのが分かるから、胡乱な眼差しを据え続ける事になるのは致し方のない事のはず。
それから、傍らで足を止めた男の腰の低さに思わず片眉を跳ねさせては、緩く頭を傾げて見せた。

「――お忍びだと思うなら、こんな大仰に声をかけないでくれると嬉しいんだけど?」

ちくりと刺すように嫌味を一つ。
言うだけ言って満足すれば、先程まで令息が立っていた舞台と相手とを順に見やって名前を促して。

「まあ、単純に学友に誘われたから来ただけだよ。 ええと―――」

オドグ > 「申し訳もございませぬ。このオドグ、殿下の御尊顔を拝し、居ても立ってもいられず、一言ご挨拶をと」

呼吸するようにお追従の言葉を並べ立てながら、黒肌の肥満男は少年が歩を進めるのに合わせてススッと道を開けつつ、彼の斜め後ろを小股でちょこちょこと歩く。

「それで、殿下。いかがでしょうかな?馬車が来るまで、そちらで一服されては。と申しますのも先程の曲、殿下がどのようにお感じになったか是非うかがいたいのです。このオドグめは全くの芸術音痴で、歌舞音曲を解さぬものですから」

頭を下げる、どころか膝行しそうな低姿勢の肥満男が、愛想笑いを顔に貼り付ける。

セリニアス > 腹芸をするには経験が足りなさすぎる身では、世辞の類とは分かっていても、どことなく満足気な色までは隠せやしない。
平身低頭を地で行きそうな勢いの態度であれば、尚更。
次いだ台詞には、ただ待つのも暇だ、なんて思ってしまえば、馬車の手配に先に動いた侍従には言伝を頼んでおけば良いだろう――と気楽な思考がとんとん拍子。

「ん――……まあ、待つ間位なら良いか。
 その間に、卿が少しでも芸術が分かるようになると良いんだけどねえ。」

高慢な台詞を吐かねば気がすまぬのか、と言った具合で宣っては相手に先導を任せてしまおうと。

オドグ > 「おおぉ有難き幸せ。さあこちらへ、こちらへ。ずずいと! ほっほっ」

最早貴族というか幇間のような振舞で、黒肌の肥満男は少年の隣を歩きつつ、先程まで商人といた喫茶店へと導く。店主に素早く耳打ちし、女給に言いつけ、ティーポットとカップを用意させる。

そして少年の見ていないところで懐から小瓶を取り出し、催淫剤と睡眠薬の混じった透明な液体をカップに入れ、短足をちょこちょこ動かし「賓客」のもとへと戻ってくる。

「夏の夜となると、少し動くだけでお疲れになるでしょう?甘くして飲まれるのもよいかと」

切れ目なくしゃべり続けながら、肥満男は手ずからポットからカップに茶を注ぎ、両手を添えて恭しく少年に差し出し、シロップの入った小さなポットを添えた。

セリニアス > 案内された先、ソファに身を沈ませていれば戻って来る相手の手にはポットとカップの乗った盆が。どうやら男自ら持ってきたらしい。
双眸を瞬かせていれば中身がカップへと注がれていく。

「……存外、気が利くんだね。 ありがとう。」

軽口を混ぜながらカップを受け取る。
既に仕込まれている――とは気付かぬ儘、念の為に警戒をと、シロップには手を付けずにまずは一口。
それから、舌にも鼻にも違和を感じ取れなければ、二口三口と冷えた飲料を飲み。

オドグ > 「それにしても、あの演奏。お若いのに上手いものですなあ。やはり幼少期から厳しく教え込まれているのですかな?」

顎に手をやり短い首を捻る肥満男。少年が口にするのを見届ければにんまりと笑い、手をつけなかったシロップはさりげなく引き戻す。

「殿下も、何か楽器を?さぞお上手なことでしょうなぁ。音楽堂で演奏会を開かれるようなことがあれば是非お声がけを!」

笑みを浮かべたまま、黒い禿頭をテカらせた男は少年のカップを見下ろし、足りなくなれば注ぎ足そうとする。

セリニアス > 存外喉が渇いていたらしい。
程良い温度の紅茶に満足気な吐息を零しつつも、相手の台詞には浅く鼻腔から呼気が抜けていく。

「上手は上手だったけどねえ……まあ、演奏家で名を轟かせるには、相当に努力は必要じゃないかな。」

己よりも幾つか年上の、貴族の教養としてであれば、十二分だろう。
そんな事を言外に、飲み進めては丁度良いタイミングで足されていく紅茶。

「気が向いたらね――――……、」

先に評したものの、習得している楽器の程度は己も教養程度。
さらりと流した矢先、込み上がる仄かな眠気に欠伸を嚙み殺す。
自覚した途端、重くなる瞼――と、体の内側がじわじわと熱を持つ感覚に、眉宇を寄せた。
その間にも、徐々に体は傾いていって。

オドグ > 「しかし商人から聞きましたが、楽器というのはあれ、値打ちが千差万別らしいですなあ。良い方の楽器はそれこそ、屋敷が買えるほどの、ん?殿下?」

喋り続けていた男は、少年の様子を見て首を捻る。そして小柄な身体が大きく傾くのを見るや否や、慌てて立ち上がった風を装い抱き留めた。

「おお、いかん。店主!セリニアス殿下はお疲れのご様子。止むを得んので、二階でお休みいただくぞ。委細、承知しておるな?」

最後に意味深な言葉を残した肥満男は、少年を抱きかかえて喫茶店の二階へと。そしておあつらえ向きな寝室に入り、質素なベッドに高貴な生まれの少年を仰向けに寝かせた。

「どうぞお楽になさって下さい殿下。こういう時、身体に逆らってはなりませんぞ。さあさあ」

そんなことを言いながら、濃紺色の礼服の首元を緩めた、と思いきやあちこちの結び目をとき、ボタンを外し、王族の少年を裸に剥いていく。

セリニアス > 揺れ傾きそうになる体を何とか堪え――ているつもりが、実際は碌に堪える事も出来ず、徐々にとずり下がっていく。最早、相手の言葉の半分程も理解出来ていなかった。
間隔の短くなった熱混じりの吐息が零れるばかりで、抱き留める相手に、触るな、とも告げられず遂には遠退く意識。

「――――……」

抱きかかえられている間も、ベッドの上へと横たえられた際にも、瞬間的に深められた眠りからは覚める事は出来ないのだろう。無論、衣服を緩められる間にも。
無抵抗の体からはみるみる内に衣服が剥ぎ取られ、催淫剤の効果か、白肌はほんのりと色付いているのが見えるはずで。

オドグ > 「ほおぉ、くくっ!よい肌だぁ。顔の良さも申し分ないわい」

露になる少年の裸身。朱が差した雪肌を見下ろして舌なめずりした黒肌の肥満男は、少年の胸に左手を伸ばし、指の腹で乳首を転がす。

そうしながら右手は股間に伸び、陰嚢を撫でた後、尻肉を2本の指で押し広げた。

「どれ。薬が回っておる内に、手早く味見といくか」

そして中指を触手に変形させ、粘液を滴らせるそれをぴたりと少年のアナルに宛がう。小穴を粘液まみれにした後、ほぐれるのを見計らってずぶりと腸内に挿入し、粘つく洗浄液で腸内を清めていこうと。

乳首を弄りながら肛門をこじ開けようとするその動きは邪悪なほどに手慣れており、またその躊躇のなさは、黒肌の肥満男が、少年を性処理用の穴としか考えていないことを表していた。