2025/06/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 骨董屋」に孫伯さんが現れました。
■孫伯 > 先日の所謂ガサ入れを何とか逃れた骨董屋に、また店主が戻る。
避難させていた背負い袋の中から取り出す瓶や魔道具の類をまた陳列し始めて、ほどなくして店はいつもの装いに。
どうやら貴族の婦人数名からも根回しなどがあったらしく無事営業は続けられそうで胸を撫で下ろす。
「とはいえ、高い高い借りになったような気がしないでもないですねぇ……。」
どういった品をリクエストされるやら、と考えれば少々頭の痛い所。
最近は冒険者ギルドにも、『魔道具、用途不明の道具、武具買取ます』
なんて宣伝はしているけれど、新しいものの仕入れ状況は芳しくない。
刺激的な香油にせよ。理性を狂わせる媚薬にせよ。結局は冒険者の活躍に頼らざるを得ないのが悲しい所。
薬草採取の中に劇薬の素材を混ぜ込んだりと涙ぐましい努力も、今のところ実りは薄い。
受付の椅子に深く腰を下ろし背中を預け、今は客の到来をただ待つのみ。
■孫伯 > そうしてまた、店が閉まるまで明かりは灯る。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 骨董屋」から孫伯さんが去りました。