2025/06/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」に孫伯さんが現れました。
孫伯 > 富裕地区のメインストリートに面した酒場。本来であればまだ準備中であるその店、窓際の席へと腰を下ろし寛ぐ男の姿。

「今日の所はこちらを……、それから、アテンドの際にこういうオプションは如何です?」

ニコニコと好々爺然としている酒場のマスターが酒と共に近づき対面に座ってから、依頼の品だけでなく営業も忘れない。
表向きは酒場だけれど、貴族やお偉いさんへ一夜の夢を宛がう。
奥にはそれ用の舞台まで揃えた富裕地区の暗部。
いつもの様に納品するのは水溶性の媚薬と今日持ってきたのは知人より依頼されていた各種下着や水着等の類。

「貴方の子飼いに、着せて楽しむもよし、稼ぎを狙う子らに着せるもよし……、デザインも中々でしょう?」

最早紐としか呼べない物から肝心な場所がくり抜かれたもの。身体の凹凸を強調するように締め付けるものから、
裏地に触手を起毛として用い強制的に快楽を与える物。

そんな商談の様子は窓から覗けようから、昼から酒場が空いていると勘違いしても、おかしくはないかもしれず。

孫伯 > 「……それでは、お試し後で結構ですよ。」

数着、持ち込んだ媚薬の瓶と一緒に押し付ける。店主の顔が綻んで見えたのだからきっとお互いにチョロい相手だと思っている事だろう。
お忍びで男を探しに来る貴婦人にも勧めて欲しい旨を伝えてから、開店までダラダラと厚意に甘えて提供される酒を味わう。

そんな店主もほどなくして店をあけ、たけれど本人は店の奥、聞こえてくる嬌声は、先ほどの商品を併せてのテストか。

「まずは身をもって、なんて仕事熱心ですねぇ……。」

聞こえてくる嬌声の、色が何色か増えている。今夜宛がわれる男性客等はある意味幸運なのかもしれない。
甘い香りと媚肉に覆われる一夜をきっといつもより濃厚に体験できるのだろうから。

孫伯 > 暫くはお酒と、充てられた女性へセクハラしたり。等
一通り楽しんだところで中座する形に。

さて、置いてきた商品は後日。レギュラー化したとかしなかったとか。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」から孫伯さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にルーベルさんが現れました。
ルーベル > 富裕地区で行われている、とある貴族主催の夜会。

この貴族は近年の戦争でいくらか功績を上げた新興の成り上がりで、家の興りを祝うもの。貴族同士の社交の場としてのパーティーというだけでなく、その貴族の今後の付き合いなども見込んだものとなっているようで。

高位の貴族は一部だけ、どちらかといえば戦争経験者であったり同じような新興貴族であったり、貴族だけでなく平民たちもドレスコードはあれど広く招かれている模様。
参加者の中には顔ぶれを見てあまり良い顔をしないものが、貴族側にも平民側にもいるが、それぞれお互い様というところだろう。この家の者は、そういった垣根へのこだわり薄い者と付き合いをしようとしているのだろうか…などと。
同じように戦争功労者としての立場で参加を乞われた初老の男はローブの裾を揺らしながらにぼんやり考えていた。

学院で見た顔、聞こえてくる話題から冒険者らしい者なども居て、開催主はせわしなく駆け回っている。

ルーベルの所にはすでに挨拶に来ており、顔合わせも済んでいるから、ほどほどで退席も考えたものの、
普段の夜会とも違う雰囲気は意外と興味深く、ついつい長居してしまっていた。

とはいえ、随分宴も進み、人もそれぞれ帰宅したり、別室でもっと色々な話をと散っていたりもし始めている。
開催主から男も部屋を用意されてはいて、平民相手、あるいはどうとでもなる相手ならこの場の事は……などと含みある言葉も貴族連中からは聞こえてくる。
平民側からすればたまったものではないだろうが、そこを逆手に縁にしようとする者もいるようで市井の者の逞しさを思わせる。

魔導師貴族自身は、程よく酒精を摂ってはうっすら赤くなる顔を人の減った会場に巡らせて、昏い色の金を細めて面白い手合いでもいないかと探していた。