2025/05/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」に孫伯さんが現れました。
孫伯 > いつもであれば寝ている時間。いやに早く目が覚めてメインストリートを歩く。
休日の朝ではやはりまだ人通りが少なく開いている店も疎ら。
そんな中朝食を供している小さな店を見つければ扉をくぐった。

──好きな所で、と勧められると奥まったソファ席へ腰を下ろした。
開くメニューは朝に最適なさっぱりと、そして何より安価なもの。

「では、とりあえずコーヒーと、チーズトーストを。」

そう、給仕へ注文するとソファに深く腰を下ろしてゆったり寛ぐ。
窓の外から見える街並み、そして程なく到着したコーヒーの香りに自然と双眸は細くなった。

孫伯 > 朝の空腹を満たすには丁度いいサラダに、トースト。食べ終えればお代わりを持ってきた給仕に笑みを浮かべ感謝を。
注がれるコーヒーの香りに軽く鼻を鳴らすようにしてから、
暫くはアロマのように、その煙を燻らせる。

少しばかり腹も満ちて、心地よい時間の流れるソファ席。うつら、うつらと舟をこぐ時間が徐々に増えてく。
作務衣の腰へ結び付けた袋から小瓶を取り出しては一滴カップに落とす。
香ばしい香りに混ざる果実味のある甘い香り。それを口へ運べば味も少しばかり甘味を感じる。
嗅覚とは不思議なものだと改めて感じながら。暫くは一人の時間を過ごすのだろう。
もう少しすればランチ時、人手も増えるのかもしれない。

孫伯 > 「さて、そろそろ……。ごちそうさま。」

ゆっくりと寛げた午前中。夜の仕事へ向けて養えた英気。
足取りは軽く街中へと。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」から孫伯さんが去りました。