2025/10/04 - 13:10~18:06 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 食堂」にアリスフラウさんが現れました。<補足:名簿参照>
アリスフラウ > 課題の調べ物が難航し、随分と遅い時間になってしまった。

「こんなに長引くとは思わなかったのだわ。流石にー…このまま帰るのも、お腹が空いちゃう!」

食堂への扉を潜るのは一人の少女。
歩調に合わせて静かに揺らめく真紅のマントと、白鬱金の髪に飾ったリボン。
漆黒のプリーツスカートから伸びたすらりと長い脚を闊歩させ、メニューの書かれた石板の前へ。
遅い時間、加えて週末である所為か、幾つかのメニューは既に打ち消し線で名前が消され。
残るメニューは中々のボリューミーなラインナップ。
年頃の乙女としては悩むところだ。形の良い眉に皺が寄り。

「この時間に鹿肉の香草焼きはどうなのかしら。 
 ソーセージの盛り合わせと二択っていうのが… ンー-…」

腕を組んで、指先を唇に宛がい、メニューと睨めっこすること暫し。
もっとパンとスープだとか、そういうのでいいのだけれど。

「これなら、何処かでサンドウィッチでも買って帰った方がよいのじゃあないかしら…?」

むむむ、と唸る。

アリスフラウ > 結局、食堂利用は諦めたらしく。くるりと方向転換、踵を返す。

「でも、サンドウィッチって何処で売っているのかしら?
 せっかくだから美味しいものが食べたいのだわ。」

通学に馬車を利用しているから、学外の知識は未だ殆ど皆無といって良かった。
さぁてどうしようかしらと考えるも結局、知らぬ頭に妙案が降って湧く筈も無い。
あっさり傍仕え任せになり、馬車の中にてサンドウィッチを頬張りながらの帰路になるのだろう。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 食堂」からアリスフラウさんが去りました。<補足:名簿参照>