2025/11/14 - 20:56~00:38 のログ
オズワルド > 「可愛い子が前だと隠せないんだ。」
本気の一言。
ラーラは今日も可愛いな、って。間近で見つめても咎められない状況を楽しんでいる。
「ああー…まあ、運動してたら怪我しないようになんて言えないだろうしな。
…妹とダンスするときは、ラーラが男役やるんだろうな。ラーラなら男女両方できそうだし。」
貴族で忙しいのは、それはしょうがないよなって納得する。家から出ない貴族と言うのもあんまり想像がつかないのは、王城は何時でもどこかしらに明かりがついているからだろう。
夜会とかいろいろあるんだろうな…その程度の想像の話。
「こればっかりは、実際にやってみないとって話だからな。あ、でもダンスできるのは羨ましい。そういう場に出ないからわかんないんだよね。」
そっちもすごいだろ、って。仄かな羨望を明かして見せる。
それがどれだけ意味を持つかは、まあ、判らないのだが。
しかし、横から見つめているだけで判る小さく笑う様子に、自分の仕事が楽しませていられるという事実はちゃんと感じられるから。
今はにんまりと笑っているのだ。
「ラーラが見たいっていうなら、しょうがないなあ。
角度とか変えての撮り直しも何回かあるから、そこも容赦頼む――って、おお?」
依頼書に追記された内容に、眼を瞬かせた。ん?これ平民基準だと結構な額なんだが。
「…よし、気に入ってもらえたってことだな!ありがたくいただきまーす。
というわけで、その追加額に見合えるかも、ということで今回の一押しの一枚。」
そう言ってテーブルの上に置いたのは、地底湖の写真だ。透明な水があるのが、波紋だけが教えてくれるような、透き通った水の地底湖を、魔法の明かりで照らしている風景なのだけど。
ひときわ目立ったのは、その水の中にある虹色の輝く結晶。何か意味を持つ形のように四角く固まっている結晶体は、地底湖の中で確かな存在感を示していて。
「たぶん、虹色の奴はビスマス鉱だと思うんだけど、流石に中には入れなかったね…。」
ソロじゃ無理だわ、って笑いながら、秘境で見つけた宝物みたいな風景を、君に自慢して見せた。
なお、帰りが馬車らしいのは、おお、と瞬いて。
「じゃ、帰りはお邪魔させてもらうな。貴族の馬車とか乗るのちょっと怖いが。」
衣装大丈夫かな、とか考える平民であった。
ラーラ > 「―――――――」
「………、はいはい
…そーね。ダンスは…一応どちらもできるけど、女役の方がやっぱり慣れているわ」
本気の一言に…たっぷり3-4秒ほど固まった
取り乱すわけにはいかないと…ぐぐぐ、と堪えた
もちろん顔は紅い
ただ、言葉は頑張って絞り出した。
心臓の音がうるさいのはご愛敬
べしりと…尻尾の先が教室の床を叩いた
明らかに、意識をしているのはわかりきった反応だ
「………。…そういう教養も身につければ、もしかすると将来お姫様の護衛役、なんて…
すけべなあなたにはぴったりの依頼が舞い込んでくるかもしれないわよ
意外に、冒険者を雇う貴族も多いし」
貴族から冒険者への印象は、少女の知る限り…金を払えば何でもやる者たち、である
けれども、やはり粗野よりは多少教養のあるほうがやりやすいのは確か
知っていることが多ければ、それだけ役立つかもしれないと
深く呼吸をして…少し調子を取り戻すも、視線は逸れている
見つめられても、見つめ返すだけの胆力は無かった
どうしても、その目を見ると…
とある光景だったり、自分の失態だったりが思い返されるから
令嬢として、自分からペースは乱すまいと頑張って表情を保っている
「ええ。欲しいと言った以上、文句はないわ
……?、…これは―――………」
むしろ、そういう…しっかりしていない写真を見るのも楽しい
その楽しみに心躍らせているとイチ押しだという風景を見せてもらう
「すごい。…波紋がなければ何もないみたい…これは、湖?
こんなもの、良く見つけたわね!ビスマス鉱は産出量も少ないし…それに水の中にあることでもっと輝きが増しているのがわかる…
ふふ、これは…額に飾るわ。決定ね
?、別に連行するわけじゃないし、普通に乗ってればいいのよ」
珍しく興奮した様子を見せる少女
希少な鉱石と、希少な風景が合わさった一品は…少女にとってもお気に入りの一枚となったようだった
あくまでもおしとやかな喜び方だが、興奮が抑えきれていないことからその喜びようは伝わるだろうか
馬車については軽い調子だ。少女はいつも乗っているから当たり前ではあるが
オズワルド > 「――じゃあ、そういう教養を身に着けるために、ラーラにダンス教えてほしいなー、って言ったら。
どうする?」
ねえねえ、どうする?
そんな子供っぽさもにじませた問いかけは、本気と冗談が半々混じり。
ただ此方からは、じぃ。綺麗な青をたたえた瞳と、君の柔らかそうなお顔を見つめてる。
じぃ~~~。
「…ここでほっぺをつついたらどうなるんだろう。」
口から何か欲求のような何かが出て来た。
「ふっふふ、さっき見せた桃色コケの群生地の奥の方なんだよね。
コケがあるってことは近くに水場があるだろうって踏んでたから、奥に何かあるかなって見に行ったら、これよ。
自慢したいけど、桃色コケの群生地とか金がかかわる問題になるから言えなかったんだよね…!見せる相手が出来て嬉しいぜ。」
やったね、ってガッツポーズを取るくらいの一押しの一枚だったから。
君も興奮して、喜んでくれてる光景が見られれば、それだけでも嬉しいがある。
男はドスケベだが、女好きでもあるから、喜ばれるのも好きなのだ。
「じゃ、続いて七枚目と八枚目。こっちはねー、無名遺跡の地下に潜って撮ってきたんだけど。」
そう言ってテーブルの上に並べる七枚目と八枚目。
七枚目は、天井が壊れて陽が差し込んでいる遺跡の光景。廃れたダンジョンに陽が差し込む神秘的な光景…なのだが。
八枚目の方がよく見ればびっくりする光景かもしれない。
八枚目に写されていたのは、左半分が壊れて転がっているゴーレムなのだけど。比較対象として、男が使っているスタッフが置かれている。多分、君も見たことがある。
それを基準に考えると、人間の5~6倍のサイズがありそうな巨大ゴーレムである。デカい。
ひとまず馬車に乗る時は、きっちり埃を叩き落としてからにしようと心に決めた。
ラーラ > 写真には罪はない…、しっかりと見よう
どれも素晴らしいものだ
迫力満点のゴーレムも、退廃的な遺跡も…何度も眺めたくなるもの
確かに自分なら多少の金では動かないから桃色コケのことを知っていても問題はない
それによってこの写真が見れるなら良い事だろう
男の知識もとても役に立つものだ。メモしておきたいくらい
けれど、それで心が穏やかになるはずもない
全ては、男の言動のせいだ
綺麗な写真を見ていても、ぐつぐつと思考が茹っていく
「――――っ
あ!の!ね! し、親しくしてるし…見つめてもいいとは言ったけど限度があるでしょ!
きっと、ゲイザーでもそんなに見つめてきたりはしないわ!
ま、ましてや頬を突つきたいだなんてそんな子供っぽい…―――……!」
眉を逆八の字にしてぷりぷりと怒るミニドラ娘
丁度男が来る前に勉強していた魔物の挿絵をぺしぺし叩いている
絵物語であれば、ぷしゅー、と湯気が激しく立ち上りそうだ
べし、べし!と何度も尻尾が床を叩く
やっと目が合えば、少女から逸らすわけにもいかず、睨むような形に。全く威厳が無い
「――ダンス…。お、教わりたいなら、いいけど!
必要なところ以外触ったら…わ、わかるわよね!」
触ることは咎めない。ダンスには必須であるからだ
けれど過度に触れることを許せるわけもなく…威厳の無い怒り顔
それは好意でもあり、それを認めるわけにはいかないツンデレ心故であった
(か、顔はいいのよね…本当…。ああもう…)
男の攻勢にあっさりとペースを乱してしまった…
オズワルド > ようやっと目があえば、赤い瞳が笑い目で君を見てた。
じぃ。
見てる。
「うん。ダンスを教わる時は必要なトコ以外触らない。オッケー。
でもさ、」
すい、と指先が頬へと動いた。ぺしぺし叩いてる様子に、眼を細めながら。
ふに、と指先が君の頬に触れる。
「ラーラのお屋敷に行ったとき。
もっと近くに触れても良いって許可貰ったけど――、
写真頑張って撮ってきたご褒美にとか、どうかな?」
小首をかしげて、すい、と視線が一瞬、君の唇を見た。
ラーラ > 「~~~~~~~……………、!、……っ」
もう言葉も無い
ただ…こんな時、無駄に良い聴力が良い仕事をする
近づいてくる足音は無い
一瞬だけ目を逸らして教室の外を確認する。誰も居ない
柔らかに、大事なものに触れるように頬に触れられて
「……追加報酬だけじゃ物足りないなんて、……ご、強欲よ……」
貴族として教育を受けてきた少女が感じる、背徳感
今までは言いつけをきちんと守って、勉強して、立派な令嬢として頑張っていたのに
あり得ない、してはいけないと思いつつ…体は石化したように逃げはせず
「――――……」
思考を焼く背徳に、…再び、そっと目を瞑った
オズワルド > 返事を待つ間、つつ、と頬を淡く擽るように撫でる指先。
やっぱりほっぺ柔らかいな、とか。貴族令嬢の肌はつやつやしてるな、とか。
そんな思考が淡く浮かんでは消えて。
「言ったろ?
可愛い子の前だと、隠せないんだ。欲しがりな所も、さ。」
頬をくすぐっていた指先が、あご先に触れる。くい、と顔を淡く持ち上げさせて。
顔を寄せる。すり、と前髪が触れ合うようなすぐ近く。
目を閉じた君に、顔を小さく傾けながらさらに距離が縮まって。
唇が重なる。
淡く触れる、なんて優しい感触じゃなくて。
自分の硬めの唇が、君の柔らかい唇が、きちんと触れ合う感触が判るくらいに、触れ合うキス。
ちぅ、と。
吸い付く音が小さく響いて。
そしてかすかに離れる。声を発想と唇を動かせば、それだけでまた唇が触れ合いそうな距離感で。
「――もっとしていい?」
強欲な、欲しがりの言葉。熱のこもった、君が欲しいのサイン。
ラーラ > 身体のケアは欠かすことはない
頬どころか、その小さな体は全身高級な薬湯や香水が染みついているため
乾燥しがちな寒い季節でも…滑らかで、艶やかな張りを保っている
顎先に指が触れれば、露骨に体が緊張する
吐息が近寄ってくれば、それこそ石のように固まって
硬い、性差を感じさせる…、恐らくは唇と触れ合う
そこから、煮えたぎった熱が伝播するように全身に火が灯る
珍しいことに、尻尾がぴぃん、と上に伸びあがる
僅かな吸い付きの音にすら反応し…きゅ、と体の横に添えられた手が握られる
殴ったりするためではなく、緊張を示す握りこぶしである
「………」
唇が離れ、甘い…"想像"の中と同じような声
「――……。すきに、すれば」
つん、とした態度
けれど少しだけ緩んだ態度で…半歩だけ近寄った
まだ自分からする勇気はない
オズワルド > 「うん。 すき」
何故かここで一拍挟んだ。
「に、するな。」
ここまでがひとつならりの言葉。不自然な途切れ方はあったけれども。
指先が顎を持ち上げていたのが、手がさらに近づいて。柔らかくはりのある頬を手のひらで撫ぜる。
寒いこの季節の中、手のぬくもりを伝えながら、再び唇が重なるキス。
ちゅ、ちゅ、ちぅ。
数度、甘く唇を吸う音がまた響き――急に、つん、と君の唇に触れる感触。
舌先が唇の間から覗いて、つん、ちろちろ…くすぐるように唇を舐める、キャンピングキス。
そっちからもって強請るように、つんつん。
舌先が、柔らかな唇を数度つついた。
ラーラ > 「~~~~~っっ!」
これはどうすればよいのか
優秀な学生の頭ではわからない
甘く蕩けていくような、何度も何度も襲ってくる熱
こういったことは将来覚悟していたものの
そこに…彼女自身の感情が挟まってくれば話は別だ
ただ、まだこのあたりが現実の限界
「~~~!!、や、やっぱり…い、いまはだめ!!」
ぬるりとした舌が迫ってきたところで限界であった
それを受け入れてしまったら、きっと…この高鳴りは抑えられなくなる
熱い唇を離すように数歩後じさり、男の手中から逃れようとして
「……ほ、報酬は、十分、でしょ
…嫌とかじゃ、ないから。…い、いまは…無理って、だけで
……じゃあ、また、馬車、で……」
きんきん騒ぐことは無かった
嫌がっている風でもないが…ただただ、自分の許容量を超えただけ
ここが褥の上であれば覚悟を決めたかもしれないが、教室でのこれ以上の背徳はまだ耐えられなかった
「ちゃんと、来てよね」
手早く荷物を纏め、次の授業へ向かおうとしよう
写真は、ことさら丁寧に扱ってから出ていこうとするが…
その声音は少しだけいつもより甘く。表情は柔らかかった
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」からラーラさんが去りました。<補足:ちみっこい/長い青色髪/普段は隠している同色の尻尾/でか角/待ち合わせ>
オズワルド > 「――ん、キス、してくれてありがとうな。」
触れ合った行動の名を、言葉にして実感させるテク。
逃れようとするのなら、留めることはしない。そこまで焦ってもない。
ただ離れ際に、指先がするりと頬を撫でた。
「大丈夫、わかってる。…ふふ、」
嬉しそうに笑いながら、離れる君に、緩く手を振って見せる。
気にしてないし――距離がまた詰まったのが嬉しいと伝えるように笑って見せた。
「りょーかい。落ち着けるように、ちょっと間を開けてから行くな。
また、後で。」
荷物をまとめる様子にそう声をかけて。今は素直に見送る姿勢。
馬車の場所も、探せばすぐわかるだろうし…多分貴族の馬車が止まってるところに行けばいいだろう…。
そんな気持ちで、一度その背を見送って。
「――ま、丁度いい隙間時間だな。」
とりあえず制服をはたいて埃を落しておこう。いや変に汚してきているつもりもないが、念のため。
そんなわけで、髪やら身なりやらを整えてから。
あの子の待つ馬車へと向かうこととなる――。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」からオズワルドさんが去りました。<補足:学院制服、風魔法で浮かせた大荷物>