2025/09/13 - 21:23~22:41 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」にミランダさんが現れました。<補足:つばの広い魔女の三角帽子/ゆったりとした黒の魔女ローブ>
ミランダ > なんとも場違いな場所である。
大きな魔女帽子に、ゆったりとしたローブを羽織った魔女が傍らに愛犬を控えさせながら教壇にたつ。

広々とした教室と比べて参加生徒はまばらな空席があちこち、いかにも仕方なく出席したという若人達と物珍しさと監視とばかりに学園の関係者が数人だ。

もうちょっと席を前に詰めなさいよと面倒くさげに、魔女は喉に細い指をトントンとあててから口を開く。

「えー……今日の特別補講の担当です。」

お?と幾人かの視線があがり、魔女に向けられる。
全ての参加者にほどよい音声で。
声量を魔力で調整しながら各方位に聞こえやすいようにコントロール。

参加するからにはしっかりと、意外と真面目な魔女である。

「ぇー……今日の参加者には冒険者稼業で出席が足りてないっていう人が多い……と聞いていたので」

欠席者は多いけれども。

「みなさんが請け負う採取業務を、依頼人側からの視点で伝えさせていただきます」

……やけに内容は実践的な補講であった。
教材とばかりに、裏表にびっしりと文字が書かれた用紙が2枚。
魔女がよく依頼をする薬草類の形状がイラスト付きで描かれた別紙が1枚、参加者に配られていくだろうか。

ミランダ > 「一番上のイラストの本種ですが、主な効能と使用用途、品質がよいとされるものは――」

採取依頼として上がりやすい数種類の薬草。
その効能、用途、採取後の注意点。

「あくまでも『ついで』として受けられるのは致し方ありませんが、そのうえで保存方法に気を付けていただき――」

モンスターの体液や部位、ごちゃまぜに保存したことによる劣化やそれによって買取金額が下がる点。

「ただ採るのではなく、ひと手間を惜しまなければ依頼側からの印象や査定は上がります。
微々たる金額ですが、誰でもできるからこそ、その積み上がりが――」

実際に年若く、駆け出しの冒険者たちと接する機会が多いからか余計かもしれないアドバイスも。

気が付けば与えられた時間も残りわずか。
駆け足気味に、口が回り始め。

「……依頼人からみた冒険者の皆様との採取業務の視点の違い、です。 
 特別補講ですので、担当教官にレポートを提出で単位となります」

軽く見渡し。

「……以上。」

数秒の沈黙、遅れて時間の区切りとなるチャイムが鳴れば一つ、大きな息を吐こうか。
質問やらなんやらはないだろう、と教壇を片付け始めようか。

ミランダ > 「よし、いきましょうか」

抗議中は邪魔にならないようにと、傍らでおとなしく控え続けてくれた愛犬を撫でまわす。
教室を出る際には、小さくだが頭を下げて会釈を。

「……ついでだから、図書室で探し物でもしようかしら」

せっかく訪れたのだからと、新しい知識を求めるためにその足は学園の図書室へと向かうことだろう――。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」からミランダさんが去りました。<補足:つばの広い魔女の三角帽子/ゆったりとした黒の魔女ローブ>