2025/08/29 - 19:40~21:29 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 特別教室」にアメデオさんが現れました。
アメデオ > ぼくは、ここの生徒じゃない。
学生証は持っていないが、僕を時限付きで買ったさる女性教師の便宜のために、一時入館証をいただいている。

それで、先ほど、特別教室を特別な使い方をした、というわけなんだけれども…
もちろん、実習が終わった生徒は先生より先に出るもの。依頼人としてそこは始末をつけていただかないと。僕はシャツとボトムを乱れなく着直す。


さて堂々としていれば、案外気づかれないもの。
横切る職員や同年代に愛想よく会釈して、「現場」から離れるとする。


少なくとも、ぼくは学生では無い、今のところは。いずれは店を出て一般人に戻るけれども。

こう見えて役者としての鍛錬は積んでいる。例えば踊り、例えば擬斗。
だから、所作が王子か妖精のようにでも見えるんじゃないか、とは。

無個性に。努めてモブとして。

アメデオ > (学院ってこうなっているのか…)
もともと修道院であったせいか、年代を感じさせる建物。
多彩な教育と広く開かれた門戸。
(…悪くは無いかな。選べるというのは。勉強ができるっていうのは、結構だね)


またぼくのいる店でも時々耳にする学院の暗部とか。もっとも、学院の暗部とか陰部とかいうものがあるから、こんな仕事が成り立つわけ。
耳に添えた紅玉のピアスが、外出時の不測の事態を店に知らせるモニタリングデバイスになっている。学院の先生って結構お給料もらってるんだね。

そのお金をどう使うかはまあ、カノジョの勝手。
ストレス、溜まってるんだなあ、と思う側から、高等部の生徒とすれ違う。やや無愛想に、首を伸ばして会釈。

(…どこかで体でも動かすか、学食とかがあれば、寄ってみるか。このまま素早く帰ったほうが良いか…)

そうこうしている間に、ラウンジについた。生徒も教師もぼつぼつと通りかかっているみたい。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 特別教室」からアメデオさんが去りました。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 食堂」にアメデオさんが現れました。
アメデオ > 高級食堂には入らない。揉めると厄介なので、平民向けのところで十分。
マッシュポテトと半熟卵の目玉焼き。ソーセージとトースト一枚。
窓側のテーブルまで注文したそれを運んで、生徒ヅラして食べてみる。
まず、勤務先のご飯より安い。学費込みでいったら安くは無いだろうけど、親の稼ぎで通学している生徒からしたら安い。

何か考え事をしている横顔にしておいて、周りの様子を全部耳に収める。

いくつかのテーブルを置いて、戯曲の読み合わせをしている生徒がいる。
演劇部。うん、ご苦労様です。全部聞こえてる。
ところでその解釈あんまりよく無いんじゃ無いかな。知らないけど。
セリフの下ネタは手加減なくやらないと、純愛が引き立たないよ。言わないけど。

うん、ご飯美味しいね…

アメデオ > 食べ終わったし、演劇部の話は何やら堂々巡りを始めたよう。
なので、すべきことも終わったから、何事もなく退出する。
依頼人からよろしく計らわれている。問題なく敷地から出る。

またご用命の際にはぜひ。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 食堂」からアメデオさんが去りました。