2025/10/17 - 14:45~00:20 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にカグヤさんが現れました。<補足:黒いロングポニー/紺のスーツ、タイトスカート/白ブラウス、リボンタイ/>
カグヤ > 生徒や教師で賑わう読書の秋。年に数回あるかどうかという図書館を利用した授業の風景。
テーブルは生徒が占拠し課題に応じて本を探すよう、まだ学院に入り年を越さぬ若い芽達がその膨大な書籍を前に歓喜し、
或いは辟易している様子を、ひやひやとした面持ちで眺めるのはこの日の為に配置された司書数名。

幸い今の所本の破損や汚損の恐れは無さそうだが、奥にまで生徒が入れば目が届かなくなるために、薄明かりに照らされた図書館の最奥に配置されたのが自身だった。

勿論、面倒事であることとその存在故のためではあるが、
最奥の棚、その突き当りにある冷たい壁に背中を預けながら賑やかな声を遠くに聞く。
彼らの中には白表紙の本を見つけ出してしまう子もいるのだろうか、そんな恐れに似た期待を抱きながら胸の下で組んだ腕に、ぎゅ、と力が入る。

カグヤ > 学院のチャイムが遠く図書室の奥まで届く。
元気の良い声と共に波が引いて行く様を奥で感じながら暫くその場を離れられずに──。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からカグヤさんが去りました。<補足:黒いロングポニー/紺のスーツ、タイトスカート/白ブラウス、リボンタイ/>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」にラーラさんが現れました。<補足:ちみっこい/長い青色髪/普段は隠している同色の尻尾/でか角/待ち合わせ>
ラーラ > いくつか存在するとはいえ、空きがちな身分混合大教室
しかも本校舎の端側ともなれば休憩時間でもあまり人気が無い
そんな教室で…昼の長い休憩時間も、軽食を取ってから静かに勉強をしているミニドラ娘
放課後などに他の貴族と触れ合い、腹を探り合う時間は十分にある。だから勉強をしているのだが…


本日は微妙に勉強に対して力が入っていない様子

「んー………」

なんだか最近妙だ
身体がそわそわするというか…勉強のストレスが溜まった時に行う自慰行為の際に、何故か浮かぶ顔がある
それにその時には背中も意味不明にぴりぴりと弱いながらも心地よい快感を伝えて来るから困ったものだ

――それらは、以前に受けた男子生徒からの悪戯の後遺症であったが眠りこけていた本人は知る由もなく

(…んん…。まー…、キライ、かと言われると違うけれど…
そういう対象でも、無い…わね?
――…うん。どっちにしても、無いわ)

嫌悪の感情は今は持っていない。むしろ、型破りながらも才能あふれる姿は最近では…そう、ほんの少しだけ尊敬もできるほどだ

ただし
そもそも、貴族の子女である自分には自由恋愛の権利など存在しない
しっかりと教養を得てコネクションを作り、嫁ぐべき時に一番家にとって有益な相手に嫁ぐ
それが、自分の役割だとちみっこい体で理解していた

今は奇特な体故に、誰からも深いアプローチは受けていないが
それも落ち着けば…逆に特異な体だとして見合いの打診が来るだろうことは両親から聞かされていた

「…悩むだけ無駄ね」

ぶんぶんと頭(デカ角付き)を振って、羊皮紙に向き合う
他にも自習できる場所があるのに、ここを選ぶのは…うるさい誰かさんが来るのを期待しているのも少しはあるのかもしれない

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」にオズワルドさんが現れました。<補足:学院制服、スタッフ、カバン>
オズワルド > 「はー、冷え込んできたなあ。」

いい加減上着を掘り出す頃合いだろうか。そんなことを考えながら、教室前にたどり着いた様子の男子生徒が一人。
本日は片手にカバン、片手にスタッフの荷物少々多め。
スタッフを肩に傾けながら、懐から取り出した懐中時計で時間を確認し。
よし、今は自分の授業はない時間だな。
…なんだか既視感がある気がして、教室の戸の近くにかけられている教室なを見た。
目当ての場所と、あってるな? あってた。

「たのもー。」

ぱたん。扉を開けて、教室内に足を踏み入れる。中の様子を確認すれば――

「お、やっぱりいた。」

にんまり笑った。
顔を見た時にどんな反応されるかこっそり楽しみだったのは、前回ちょっとやらかした悪戯のせい。
しかしそれは顔には出さずに、ひょこりと教室内に入り込み、後ろ手に戸を閉めて。

「ラーラ、おひさしぶりー。元気してた?」

それが当然、と言ったツラで貴族子女に近づく一般平民。
すたすた歩いて、前と同じ隣の席まで。

「オレはだいぶ元気してたぜ。混合魔術の教室に無事入れたしな。
 レポート助かったぜ。ありがとな。」

お礼の言葉を先に口にしてから、かたんっ。椅子を引いてお隣に腰かける。

ラーラ > 冷え込んできてベストを羽織ってはいるものの
寒さに強いのか、足は生足スカートのドラゴン娘

ただ…扉が開けられた瞬間…びく、と肩が跳ねた
けれど、表情は大きくは変わらず。
少しだけ息を大きく吸ってからいつもの表情を見せる

「――はぁ…毎回毎回、暇なの?オズワルド。わざわざこんな端まで…
当然、元気してたわ。…この角が生えてから、風邪も引かないの」

余程の混ぜ合わせの悪さなどが無い限り…薬や病原菌もたじたじのドラゴンボディであった
ジト目で男を見るも、隣に座ってくるのは止めもせず

「そ。よかったわね
私は実践できるだけの能力は無いから見送り
せっかく能力があるんだから、頑張ってね」

先生みたいなことを言いながら羊皮紙に筆を走らせていく
自分は、頭はそこそこだが実際に上級、および混合魔法などの構築が難しい魔法を使うことが未だできない
だから、手助けしたとはいえそれができたのなら応援しよう

今日の自習は魔法そのものからは少し外れて、魔生物…魔物や魔族の勉強だ
自分の体質をよく知るきっかけなどが無いか、主に龍種についてまとめられている
そういえば、とふと手を止めて

「…確か、オズワルドは冒険者だったわよね。それなりに戦ったりするのかしら
こういうものと戦うって、どんな感じなの?」

丈夫な体を持っているとはいえ貴族子女
争いとは程遠い生活を送っていることに加えて…
本以外から知識を得られるならそれもまた糧になるだろうと…魔物とよく戦うであろう冒険者の男に聞いてみる

指を差すのは羊皮紙にまとめられた、ゴブリンやウルフなどの比較的弱めの魔物たちだ

オズワルド > 「暇ではないか?いやでも暇はあるか?暇ができたから来たわけだしな。
 時間が出来たから、ラーラいるかなって覗きに来た。」

やっぱりいた、なんて笑いながら、机にスタッフを立てかけ、鞄は机の上に。ぽすっ。

「風邪ひかないのは羨ましいな、マジで。体質でソレだとしたら、その角の強さが良く判る。」

ちょっとだけからかいの色が声ににじむ。いやだって、強さをよーく思い知ったから。

「おう。お陰でひと月くらいで使える術体系増えたからな。
 がっちり形にして食いついていくさ。
 しかし…いつもと違うの勉強してるのな?」

ちらり、横目でちょっと覗き込んだ羊皮紙の内容。
自分の知っているラーラの学習内容とはまた違うそれに、ぱちくり、と目を瞬かせ。

「ん?まあオレのメインは討伐じゃないけど、まあそこそこに戦ったりはするな。
 どんなって言われてもな。んー、」

少しの間、考える。はて、どういう答えが求められているのか。
ひとまず指さした先の、羊皮紙の無いように目を通し。

「まあ、ゴブとかウルフとか、その辺は先手取ればカモだな、ってくらいか。
 でもラーラが求めてるのはそういう戦闘者視点じゃない気もするな…。
 具体性が欲しいな。面と向き合ってどう思うか、とか。戦いの場に立つのはどんな気分か、とか。脅威度どんなもの?、とか。」

正答が見えない解答欄に、何を書こうかと悩む風情。

ラーラ > 「…貴重な休み時間を。それを、暇っていうのよ
――苦労することも多いけどね。水泳もできないし、走るのも辛いし」

呆れたように言うが、どこか語調は柔らかい
筋力は上がっていないため、運動関係が軒並み弱体化しているのが悩みどころ
その分メリットもあるのは確かなのだが

「ええ。たまにはね
自習なのだから、その時自分が知りたいことを勉強するのは当然でしょう」

何も、授業の内容ばかり学ぶのが勉強ではない
それは、その後の質問にも表れているが…
何分、酷く遠い立ち位置に居る職業の話しだ。少し質問が曖昧になってしまった

「そうね。ごめんなさい
……ううん。戦いの場に立つのはどんな気分か、かしら……
――当然、命を狙われるわけでしょう?
けれどあなたは、メインではないとはいえ冒険者というものを楽しんでいるように見えるから…

リスクを、どう考えているのかな、とか。
やっぱり最初は怖かったのかな、とか…?あとは一番うれしかったことなんかを聞けたらありがたいわね」

いつか奥方となれば、冒険者とこうして話すことも少なくなるだろうから
彼女にとっては貴重な話だ
言葉を選んで、聴く内容を詳細化してみようと試みる

なんだか面接のようになってしまった

オズワルド > 「そうは言っても、ほとんど魔力切れで出来たような休み時間だからな。学内での暇のつぶし先なんて、あんまないしよ。
 ああ…確かに水泳も走るのも、頭重いと辛そうだ。首細いもんなー、ラーラ。」

ちらり、視線がうなじの方を覗いた。
身体能力…というより健康さは上がっているのだろうけど、確かに苦労も多そうで。メリットデメリットで、自分ならデメリットちょいマシかな、とか頭の隅で考える。

「ま、そりゃそうだ。ラーラの勉強スタイル…というか、理由考えれば、テーマ絞る方がありえないな。
 つっても魔物関連か。冒険者でもないと学ぶ機会なさそうだけど。」

ほーん?腕を組みながら、思考がそちらに向きかけていたのだけれど。
質問の内容が定まってくれば、其方に耳と意識が向いた。
ふんふん、とうなずきを交えながら問いの内容を確認して。

「そういう問い方になると…うん、1個ずつ回答してくか。
 まずリスクについて。冒険に出たら、そりゃまあ魔物に遭遇するリスクはあるよな。
 だからオレはそのリスク管理については、基本魔物の回避、出来なければ不意打ちで先手取って殺す、になる。
 正面からはやり合わないで、リスクを可能な限り減らす、って言い方が良いのかな?」

ひとまずリスクはこんなもんか?と首傾げ、組んでいた腕を解き、指先がとん、と机の表面を叩いた。

「最初に魔物と戦った時は、正直数にちょっと引いたね。4人VSゴブ7体で、やばい詰んだか?って真面目に考えた。
 まあ生き抜いたからこうしてるわけだけど。
 殺したこと自体は…あんまり感慨もなかったかな。鶏絞めるのとあんまり変わらなかった、と思う。」

これもこの位か?て逆方向に首が傾ぎ。

「嬉しかったことは、そうだな。一度格上の冒険者の仕事についていかせてもらったことがあるんだけど。
 大型のヤマネコみたいなモンスター…リュンクスって奴を討伐した時に、胃袋にレア素材見つけた時だな。体内結石の類なんだが、解毒剤を作るのに使うとかで。アレで稼ぎが増えたんだよ。ああいう、金儲けに直結した時は嬉しかったね。
 っと、長くなったが、こんなもんで良いか?」

ラーラ > 「…純粋に心配してくれてるんでしょうけど、あなたが言うとなんだか含みがあるように聞こえるわね…
まあ、だから聞いているのよ。冒険のことは冒険者に聞くのが一番でしょう」

既にそれよりかなりいやらしいことはされているのだが…視線を感じて後ろに体重をかけてうなじを隠す
元々でかつので見えにくくはあるのだが、最近太くなったように感じる首を見られるのは少し恥ずかしい
それからは、ゆらゆらと頭を揺らしながら真剣な目で話を聞いていく

「殺す……」

話をすべて聞いて
その言葉があっさり出てきたことに、今更ながら言葉を詰まらせる
相手が自分を襲ってくるとはいえ、自分ならそんなにあっさり呑み込めるだろうかと
そんな世界に相手は居るのだと思うと、少し不思議な気持ちになる

「ええ。ありがとう…
やっぱり、らっきーというか。思わぬ収入が入ってきた時は嬉しいものなのね…」

あくまで彼個人の話しではあるが参考になった様子で頷くと共にお礼を

「それに、イメージ通りだったのも良かったかしら
オズワルド、積極的に戦いそうにはないとは思っていたから」

相手のことも少しだけ知れた、と無意識に柔らかな笑顔
これで実はナイフを舐めながら魔物を切り刻んでいたらどうしよう、と思っていたのはナイショである

「良い話を聞かせて貰ったわ
現役冒険者なんて、ほとんど会ったこともなかったから
……代わりに、何か聞きたいことはある?貴族のこととか」

これもふとした思い付き
自分が相手の生業で知りたいことがあるのなら、逆の場合もあるのではないかと聞いてみる
貴族の暮らしとか、その辺りならできうる限りお返しに教えようとしている

オズワルド > 「ソンナコトナイヨー。健全ナハナシダヨー。」

怪しいことこの上ない棒読みであった。
とはいえ、今日の所は深入りするつもりはない。
体質的に病気に強いともなれば、変なお薬にも強い可能性がある…深入りはまだだ…。
つまるところ、えっちな事を諦めているわけではない、という意味でもあった。

「あー、ごめん。言葉が強かったか。」

言葉を詰まらせる様子に、へひょ、と眉が曲がった。
自分にとっては当たり前でも、相手にとってそうではない。その意識がかけてたのは、自分にとっては詫びの言葉に値することだった。

「どいたまー。
 まあ、オレは金の為に冒険者始めたからな。魔物討伐ってなると、嬉しいことはだいたい金だな。
 冒険者の中には、強敵を倒したいって奴もいるだろうけど。
 ラーラの審美眼の通り、オレは魔物討伐は積極的じゃないタイプなので。勇者話は他の奴に頼むな?」

柔らかい笑顔に返すのは、ぱちり、と左目でウインク。

「あ、でもおとぎ話に出てきそうな風景については話せることあるぜ。」

なんて、冒険話をしたがる辺りは、冒険者らしいとこを見せるのだけれども。

「まあ、学園でも文系の貴族に冒険者層が近づくのは、珍しいだろうしな。役に立つ語りができたんならよかったが。
 ふむ、貴族話か…。」

んー、と少し考え。

「やっぱ貴族の婚姻って政略ばっかりだってマジ?ロマンス話とかねえの?とか
 貴族の庭とか手入れやばそうだな一度見てみたいなどんな感じ? とか
 貴族なら使ってるかもしれない寝具、羽毛布団が暖かいってホント?とか
 そんなことしか浮かばないな。」

発想が庶民的であった!

ラーラ > まったくもう、などと棒読みに対してため息を吐くも
それで追い出したり過剰に怒ったりしないくらいには相手の事を受け入れてはいる
まだドラゴン娘は、男の欲望を知らないだけなのだが…

「ううん。大丈夫
…なんであなたが謝るの。私が話して、って言ったんだから何も気にしないでいいわよ」

ショックは受けたものの、相手がへひょ、となる顔を見ればすぐにいつもの調子
ふす、と鼻息を出してから

「ええ。ありがとう
――景色、かぁ…。ふふ、映像が撮れる魔動機を取り寄せてオズワルドに撮ってきてもらおうかしら
危ないことじゃないなら、依頼受けてくれる?」

元々、勇者などとは思っていなかったが、十分興味深い話だった
生まれや育ちが違うと、これほど違うのか、という気づきは大切なもの
それに加えて、景色のことを引き合いに出されれば…王都からほとんど離れられない身であるから、依頼をしてみようとも口にして
先の治療費事件で、懐は大分広いことはわかっているであろうから報酬にも期待ができる

その後、矢継ぎ早の質問には少しぽかんとして

「ふふっ、ええ、っと…
そうね。私の知っている限り…好き同士だからと言って結婚した例はほとんど聞かないかな…
家柄だったり、借りだったり。そういうもので婚姻を結ぶのが大半ね。私もそうなると思うわ
…稀に、王子に見初められた下級貴族…なんて話も聞くけれど。夢物語に近いわね」

それだけ、政略の方が非常に多いらしい
彼女もまた、将来同じようになる運命なのだと

「庭は…、手を抜いている貴族は侮られるから皆綺麗にしているわね
誰かを招いた時の顔とも言える場所だもの
私の家なら、見に来る程度ならいいわよ」

今はまだ侯爵家の長女だ
客人一人に庭を見せられる権限くらいはある

「羽毛布団…。ああ、あれね。そろそろ出て来る頃合いかしら…
すごく温かいわよ。薄着でも冬に寝られるくらいには。…――……な、なんだか自慢話になっていない?」

ん?と首を傾げるドラゴン娘
正直に答えたのだが、嫌味になっていないかと心配になった様子だ

オズワルド > 「いやーでもな、こういうのは男の側が気を付けるべきだからな。
 次からは気を付けるわ。」

拙いレディーファーストくらいは、平民でも慮りはしていた。
ドスケベのくせに。そしてスケベないたずらもするくせにである。
問い詰められたら、男には、我慢できない思いってのがあるんだ…!と開き直る事だろう。

「お? その位なら喜んで引き受けるぜ。…その映像が撮れる?魔動機がよほどでかくなければ。
 馬に乗せないと運べないとかじゃないよな…?」

そんな規格外でもなければ、依頼されれば請け負うと。とんっ。自分の胸を叩いて請け負った。
おすすめスポットはどこかな、なんて指折り数えて考える間も挟まったりはして。
しかし自分の質問への返事には、矢継ぎ早なのに応えてくれるのマジ?って目を丸くしながら回答を待ち、聞き入って。

「はー…やっぱ貴族はたいへんだな。婚姻もそうだが、庭の手入れまでマウント要素かよ。
 …そうか。ラーラも、年頃になったら政略結婚なんだな。」

なんだか、急にしみじみとした声が出てしまった。
そうか、あの尻尾エロかったのも結婚したらおさらばか…。口には出さないが、すごくもの惜しそうだ。

「でも、その貴族がしっかり手入れさせてる庭は見たいな。何なら映像が撮れる?魔動機で撮ってみたりしたいな。
 ダメか?こう、ほら、冒険先で撮影するときのお試しで、とかさ。建物写さないようにすれば防犯も大丈夫だろうしよ。」

どうよー?って貴族相手に素直にねだる平民の図。

「ん? オレが聞いた側だから別に気にしないって。
 そうか、羽毛布団って暖かいのか…ラーラが言うならマジなんだな。
 いや、貯蓄溜まってきたから、冬に風引かないように買って見るかーって話してたんだけどよ、実際に暖かいかわからないから迷っててな。
 …ちょうどいいから、庶民でも買えるレベルの寝具店とか知らない?」

ひそひそ、内緒話、見たいな雰囲気でささやきかける。
なお、距離は普通の会話の距離よりちょっと近い程度に顔を寄せていた。

ラーラ > はいはい、とレディファーストには軽く応じる
あまり雰囲気を重くしすぎても詰まらないという思いだ
気遣いは素直に嬉しいため、その短い言葉にも喜びが滲んでいる

「大丈夫よ。前に見せて貰ったけどこれくらいだったから
セイランなら余裕でしょう」

大体の大きさを自分のちみっこい手を動かして示してみる
丁度ドラゴン娘の頭…もちろん角抜き、の大きさくらいである
馬力のある幻影馬なら確かに余裕だろう

「…なによ、その顔。
まぁせめて、あまり歳の離れていない人がいいけれど…それも運次第ね」

自分でわーわー騒いでもどうにもならない
家のためであるならそれでもいいのだが、少しの願望くらいはある様子

「いいわよ。どうせ魔動機の受け渡しをしないといけないし
ついでに少し試すくらいは問題ないわ」

庭を見たいという申し出にはあっさり頷く
…政略に巻き込まれる運命にあるからこそ、家の締め付けも緩くなることも多い
少しのわがままを、許される程度には

寝具の話を聞けば、首を傾げる

「…っ、ちーかーい!普通に話せばいいでしょ!誰も居ないんだから!
……。で、ええと、寝具?……いつも使用人が揃えてくれるから、詳しくは無いのよね……
古いものを捨てようか悩んでいるって聞いたから、まだ捨てられていなければあげるわよ」

金銭感覚の違いであった
古い、とは言っても使ったのは1シーズンであるためほぼ新品のものであるが…マウントのためにはそれも必要経費なのか
見えないところにも金をかけるらしい

急に近寄ってきた顔にはびくっ、として少しだけ顔を離す
やっぱりいつものことながら、角が振りかぶられそうで危ない

オズワルド > 「ああ。その位のサイズなら、セイランなら軽々だし。
 風魔法で軽量化も出来るから…設置して使うにしろ担いで使うにしろ、その位のサイズなら取り回しも問題なさそうだな。
 持ち運び用の鞄とクッションが重要だな。」

つまりOK,請け負うぜ!って笑顔でうなずく。
角抜きの頭くらいなら、どうとでもなる最悪自分のリュックサックに収めればいいのだし。

「…いやまあ。ラーラが嫁にいったら、こうして喋るのもなくなるだろーなーって思ったらちょっと寂しくなって。
 年の近い旦那様が出来ると良いな。」

なお内心。そのまえに合法ロリどら娘にエロいこともっとしてぇなーっ!って思っているのだが。
おくびにも出さない。これがオレのレディファースト!
平民のドスケベ男にはこれが精いっぱいである。
ドスケベそうな中年のおっさんじゃないと良いな…口には出さないがこれもまた正直な思いである。

「ま、貴族の問題はオレが気にしてもしゃーないか。
 こっから先にもいい思い出になるように、オレの冒険先で見られる一幕を映してくるってことで。
 じゃ、預かりに行くのも込みで、そっちの都合がいいタイミングで庭見せてくれ。使い方の教授もよろしく。」

頼みます、と両手を合わせて拝む仕草。やったぜ、貴族のお庭拝見チャンスだと、ちょっとばかり浮かれた様子は見せる。
それこそ、生きてる間に見ることなんてなさそうな場所だから。

「ん? 別にいいじゃん、それこそ誰も見てないんだから。ちょっとくらい顔近くても――、」

って言いながら、角が振りかぶられるか否かのぎりぎりのラインを攻めていたのが。

「エッマジ?」

まだ捨てられていなければあげるわよ。
その発言に、ぐっと顔の位置が近づいた。

「うおおお貴族御用達の羽毛布団が?お古で貰える?マジかよ、是非頼む。ラーラはマジ幸運の女神様か何かじゃねーか!?ありがとー!」

マジサンキュゥ!両手でがしっとラーラの手を握ってふりふりするくらいの感謝ぶりである。

ラーラ > 「そうね…、できるだけサポートはするわ。壊れたらお互いに微妙な気持ちになるでしょうし」

魔導機の一台くらい財政的にはどうということもないが依頼という形なのでわだかまりが残りそうだ
だからそうならないよう、こちらもサポートをすると言って

「……はぁ。心配しなくても、まだ数年は先の話よ
まぁ、これが生えてこなかったらそろそろ縁談も出てきたでしょうけど
まだ私の…唐突に変わったこの体がね、わからないことが多すぎて、そういう話が出にくいの」

自分のデカい角を指さして苦笑い
生まれつきではなく、唐突に出てきたからこそ
ロリ娘を狙う貴族は居るものの、不安の方が勝つらしい
体裁を気にする貴族らしい様子見といえよう

「ええ。ギルドに名指しで依頼を出すのが確実かしら
どこに住んでいるかも知らないし」

顎に手を当てて考えつつ了承する
ちゃらんぽらんに見えるが、しっかり言い含めておけば悪戯することもないだろう

「ばか。角が危ないでしょう。―――って、もう!、ちーかーい、って、ば!」

恥ずかしいのももちろんあったものの
それよりも、側頭部から生える硬い凶器に近づいてくる相手の顔が怖いというのもあった
誤って目でも突いたら大変だ

それでも更に近寄って来るなら、ぷにぷにの手を伸ばして、相手の頬を圧して押し戻そうとする
心なしか、顔が赤い

「誰が女神よ。大袈裟!
わ、わ…っ!
お、オズワルドは冒険で色んな所に行くんだから、山とかで凍え死なれたら気分悪いでしょ
どうせ捨てる予定なんだし、そんなに感謝するものでもないわよ!」

暖かい布団ではあったから、凍えるよりは貰ってくれた方が良い、という軽い気持ちであったのだが予想外の反応に慌てる
手を取られれば、目を白黒させてぐるぐるおめめ

「はぁ――……なんでこんなのが…。………、魔動機と一緒に渡すから、後は好きにするといいわ」

思わずため息を吐いてから、若干投げやりに返答する。唇が少し尖っていた

オズワルド > 「流石のオレも弁償の目途がつかないものを壊したら背筋が凍るから、サポート貰えるのは助かるぜ。」

ひええ。肩が小さく震えた。稼ぐ自信がないわけじゃないが、借金なんて背負うもんじゃない。
学費で苦労して身に染みているのだ!

「あー…。なるほどな?貴族ってのは大変だな。
 周りもラーラも気苦労多そうだ。…そういう事情無けりゃラーラ可愛いしなあ。」

引く手あまただろうなあ…は口には出さない。
しかし、てことは、結婚するにしてもオレの卒業後の話だな。…それはそれで縁が無くなって妙な気分になる。
図書館は継続して使いたいし出入りの権利を金で買うのも視野に入るな…。
学生兼冒険者には、悩みが多い。学園の環境が良すぎるのだ。

「オレ?いまんとこ学生寮で生活してるよ。学生だし。
 でもギルドで名指しで依頼した方が、スマートになるかな。それこそ破損した時の責任問題も、契約で決めておいた方がスムーズだろうし。」

かくかくしかじか、この区画のギルドで仕事良く受けてるからそっちだと通りがいいよ、といろいろ申し添えて置く。ちょっと気を付ければ、問題なく話が回る、はずだ。

が、それはそれとして。

「ぬあーっ!」

ぷにぷにおててで、野外生活で荒れ気味なお肌のほっぺを押されて顔が遠のいた。
頬だというのに、硬いなーと思わせる感触なのはまあ、顔が引き締まってるせいもあるだろう。

「大げさじゃないって。冬のベッドで暖炉もなしに暖かいってのは革命だぜ?
 流石に冒険には持っていかないが。夜寝る時に暖かいのはマジ助かる。マジありがとう、女神じゃなきゃ天使。」

ぶんぶん。顔は離れてもまだ少しの間手はつないだまま。上下に振る。ぶんぶん。

「?」

なんでこんなのが、にははてと首をかしげるも、

「了解。じゃあお庭見に行くときに受け取りの準備しておく。
 セイランを連れてくから、どっかに止めさせてもらえると助かるな。」

荷運びには馬が良い。常識である。
ただ唇が尖る様子には、はて、と首をかしげて。
すい、ギリギリ角が当たるか当たらないか、な距離に顔を寄せて。

「なんかあった?」

ひそ、と聞いてしまう。

ラーラ > 「……。気を付けなさいよ、オズワルド。こういうのでわざと壊して…
立場の弱い相手から、金を取る悪徳も居るんだから」

素直に喜ぶ相手に信用してくれているのだろうが、一応忠告
相手は貴族でもなんでもない。そういう騙され方もあるだろうと
まぁ相手の方がわかっていそうだから軽く、という程度だ

「か…っ、んん"っ、はいはい。じゃあギルドに出しとくわ
日程と時間は厳守すること。だらしない様子なら入れてあげないから
出来る限り身なりは整えてきなさい。不安があるなら早めに言ってくれたらなんとかするから」

咳払いしてから、紅い顔のまま注意
いくら見知った相手とはいえ、誰を入れたかもまた、貴族のステイタスに関わって来る可能性もある
ここでもサポートをする姿勢を見せるのは、小さくても姉気質だからである…

「はいはいっ、はーなーしーて!
セイランはうちの使用人で見ておくことにするっ、からっ!」

まだ手を握られているのは気恥ずかしくなり
自分から大きく手を振って勢いを付け、離れようとする
ふんす、と怒ったように息を吐いたのも束の間

「ううううう、うるさいっ、なんにもないわよっっ
ああもう、休憩時間も終わるわっ、勉強する時間無くなっちゃったじゃないっ」

新品の懐中時計をわざとらしく取りだして時間を確認
しゅばば、っと離れて…興奮のせいか尻尾がにゅるん、と伸びているがそのまま鞄をひっつかみ

「依頼、忘れるんじゃないわよっ
それじゃあね!!」

スカートをめくり上げながらどどどどど、と走っていこうとする
優等生にあるまじきダッシュだが
今日は薄ピンクのレースショーツがばっちり見えていた……

オズワルド > 「そういうのって絶対、金じゃなくて立場の弱い相手をいびるの目当てだよな。
 ガチで気を付けるわ。」

金を払っても相手を開放しないタイプは、正直お近づきになりたくない。ひええ、と首をすくめてみせて。

「だーいじょうぶだって。冒険者の仕事の方はきっちりする方だし、時間もほら、ラーラに貰った懐中時計あるしな?
 …身なりはちょっと不安あるわ。学生服じゃ不味いか?」

確か礼法の授業で使った多少見れるローブならあったはず…或いは貸衣装屋で借りるべきか。真剣に検討する。
貴族の屋敷に行くときの服装とかわからん…!

「はーい、はなしますー。
 セイランはいい子だから使用人がついててくれるなら安心だな。
 …セイランの馬具は軍用の見た目の奴を魔法でコピーしたのだから多分平気だろうし。」

悲報、乗り手よりも馬の方が正装。
が、それを嘆くより早く、まさに素早く離れる様子に、さすがにぱちりと驚きの瞬き。

「あー、うん。ソウダナ、ナニモナイナラヨカッタヨ。
 時間くれてありがとうな。」

さすがのオレとて、もしかしてあの催眠ガッツリ効いてたか…?くらいは考えるが、それはそれとして。
時間を貰ったのはこっちの方だからと、礼の言葉を投げかけて。

「おう。引き受けた仕事はきっちりやるよ。 庭、楽しみにしてるー。」

去りゆく背中…いや、去り行くピンクのレースショーツに向けてそう声をかけながらに、見送って――、

「貴族子女ってぱんつも高級志向なんだな――、」

深い納得を得た。やっぱり貴族ってドスケベなんじゃないか――?

「とはいえ、もういい時間っぽいし。オレも帰るか。
 部屋戻ったら、一端結晶術の構築見直しとー、結晶の成長具合を見るのとー、霧術は一端金入って触媒買うまで置いとくか…。」

スタッフとカバンを手に立ち上がりながらの独り言。聞く相手はどこにもおらず。
ただ足取りは、新しいナニカに向けて楽し気なものに変わっていた。
てくてくと歩いて去りぬ。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」からラーラさんが去りました。<補足:ちみっこい/長い青色髪/普段は隠している同色の尻尾/でか角/待ち合わせ>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 身分混合クラス 大教室」からオズワルドさんが去りました。<補足:学院制服、スタッフ、カバン>