2025/10/23 - 19:18~20:55 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にカグヤさんが現れました。<補足:黒いロングポニー/紺のスーツ、タイトスカート/白ブラウス、リボンタイ/>
カグヤ > 閉館まであと1刻あるかどうかという閑散とした時間。
生徒も他の利用者も、今はもう居ない。共に時間を過ごしていた同僚も少し前に帰宅の途についた。
流石に、貸出等が無い図書館に駆け込みでの需要も無いだろうと本棚の置かれたスペース、其の奥より明かりを落としてゆく。

明かりが灯るのはカウンターの前だけ、暗闇にそびえる本棚の森。それは少々恐怖を抱くほど不気味な光景にはなるだろう。
ある程度書籍に入れ替えや並び替え等のメンテナンスも終えてしまったから、残すは戸締り位なのだが、それも入り口を残すのみ……。

少々手持無沙汰な様子でカウンターに腰を下ろせば、足元の引出しから取り出す一冊の本、白表紙のそれを開いて目を通してゆく……。

「困ったわね……、本格的に、叱られてしまいそう。」

自らの噂に、当然学院も良い顔をするものではない。後日呼び出しの報をもらってから音沙汰は無いもののいつ地下にある部屋に連れていかれてもおかしくはないのだ。
長い溜息を零しながらも、ページを捲る手は止まらない……が、その本の内容は読まずとも覚えているもの、視線が紙の上をただ滑っていくのみ。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にルーベルさんが現れました。<補足:リミット眠気まで/後入り、別部屋・別シチュ移行、私書での呼び出しなどいずれも歓迎>
ルーベル > 肌寒さを感じるようにもなり、日が落ちるのも早くなった季節。
図書館傍の廊下を足音鳴らしながらに歩を進め、目に入るのは僅かな明かりが漏れる入口。

自身の研究室へと向かう途中ではあるけれど、その明りに招かれるようにと足を向ける。
そっと入口の扉に触れれば施錠はされておらず。
ゆっくりとそこを開けて中にと足を進めれば、カウンターに残りわずかな利用時間を、律義に守る司書の姿がある。

良く見知った、美しい黒髪を頭の後ろに結わえた司書。
熟れた肢体をかっちりとしたスーツで包み、白表紙の本を開ける女。

「遅くまで…ご苦労だのぅ」

その彼女と、初めてしっかりと言葉を交えた時と同じように、労わるような声をかける。
彼女の噂を、その身でもってじっくりと確認した折と同じ言葉で。

あのときは意図せずに発した言葉。けれど今は、あの時を思い出すように。

彼女が読み進めるその物語には、あの夜のことも記されているのだろうかと。
そんな彼女が今読み進めるのは如何様な物語かと、暗金の視線を本にも向けて。

カグヤ > もう、閉める時刻まであと半刻、そろそろ帰宅の準備をしても叱られまいと思い始めた頃合い、読み進めていた本の物語も佳境を迎えていた。
自然と上唇が下唇を軽く食むようにして濡らしながら読み進める内容、その本には他と異なり古い日焼けが目立つ。

「あら──、ルーベル先生。 先生こそ、こんな時間までお疲れ様です。」

来客、掛けられる声は見知ったもので、それであれば手にしていた本をどうするものでもなく、本を開いたままに立ち上がって一礼を。
用向きを、聞くだけ野暮だろうかと思案したのは彼が近づきカウンター越しにその本を覗き込むから……。
その古びた本は丁度、まだ成人を迎える前の少女が野盗に犯され泣き叫んでいるシーン。
そこには、快楽も、喜悦も何一つない純然たる恐怖と、拒否、嫌悪が描かれていた。

「恥ずかしいわ、先生。 これは人に見せられるものではないのだけれど──。」

所謂処女作となるのだろう。言葉とは裏腹に着任当時からあるそれは、日焼けの濃さを通じて様々な人の手に渡った事も伺い知れる。
少し照れたように視線を逸らして顔を背けたなら、手を伸ばしてその本を引き寄せようとする。

彼の手が間に合わなければの話ではあるが。

ルーベル > 立ち上がり、丁寧に挨拶を返してくる司書と自分の物語を思い起こす。
初めての邂逅のあと一時は、出会っても警戒を露わにしていたけれど。

今は、慣れたふうに声を返してくる。
男が向ける視線の先、そこにある物語を気に掛けるのを止めることもなく、僅かな思案の間を置くのみ。
その変化は彼女にとっては良いものか、悪いものか。

彼女が恥ずかしい、と称する物語に、むしろ興味を惹かれては、彼女の手が本に伸びるより先、男の手が書籍を引き寄せる。

カウンターに置いたまま、自分の方にと向けなおし。一頁ずつゆっくり、紙を幾度か捲って。

「ふぅむ? …ふむ」

男の顔には、僅かな歪みが浮かぶ。
恐らくはきっと、彼女の最初の作品なのだろう。奪われることへの反意がいくつも、拙くも直情的に書かれている。

これまで男と紡いだ物語を思えば、それを楽しむよりも、もっと乱れ堕ちるような物語が好みなのも司書は知っていよう。

書籍を彼女のほうへと向けなおし、そっと押し戻す。

向ける暗金は、彼女はどうなのだろうかと探るようなもので。

カグヤ > 物語は進む。それは良くも悪くも、ページの厚みが増せば増しただけ関係性の深さに比例するよう。
それに、今は幸い何かを警戒せねばならぬ状況でもなく、無人の図書館には二人だけ……。 否、本来ならば最も警戒しなければならないはずだろうが、染み込んだものの所為だろう。対応に棘は無く。

「あら、お気に召さなかったかしら……。」

それを手にしていたのはただの偶然。ただ日焼け跡を削り落とそうと、そのために手にしていたに過ぎず。
珍しく相手がどこか複雑そうな表情を浮かべるのが少しおかしくて……。

「先生には、今、私が嫌がっているように見えるかしら──?」

そう、微笑みながら問いかける。そうして、彼をカウンターの前に残したまま自身はカウンターを抜けて出口へと向かう……。
カラカラと落ちてゆくロールカーテンの音と、閉まる鍵の音、しっかりと扉が閉まった事を確認すれば、彼へ向かって振り返ろうか。

「そんな時代もあった。というだけの話よ? そんな顔、なさらないで。」

彼に触れられたあの日とは真逆の、そんな素振りで彼に微笑む。
そうして、少し足を広げてみせれば、タイトスカートが捲りあがってゆく。しかしその先の光景は彼のみが知る事となるかもしれず。

ルーベル > 【移動いたします】
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からルーベルさんが去りました。<補足:リミット眠気まで/後入り、別部屋・別シチュ移行、私書での呼び出しなどいずれも歓迎>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からカグヤさんが去りました。<補足:黒いロングポニー/紺のスーツ、タイトスカート/白ブラウス、リボンタイ/>