2025/09/07 - 12:50~17:40 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 時計台」にイノさんが現れました。<補足:学院内での仮の姿。腰まである玉子色の髪、赤味を帯びた金色の瞳、狐の耳と九本の尻尾…は消えている、愛用の着物…ではなくて、学院指定の学生服、首輪のような装飾品…も、今は見えていない>
イノ > 人は、どうして禁止されると、それを破たくなるのか?
「………入るな、と言われると、入りたくなるのが人ってものだから?」
自問自答を言葉にし、紡ぎながら、ふらりと時計台に現れたのは、一人の少女。
こうした場所だ、自分で呟いたように、同じ気持ちの者が居るかもしれない。
もしくは、そうした者が、後からやって来るかもしれない。
そんな期待を胸に、やって来る訳なのだが。
どちらにしても、せっかくの、こんな場所だ。
出会いがあれば、まず先手の悪戯とか、面白いものではないだろうか?
そんな考えを浮かべながら、こそこそと、表立って…ではなく、隠れるように、適当な場所へと歩んで行く。
何もなくても、ここは展望台のようになっており、眺めも良い感じ。
なのだから、誰も来ずとも、適当に楽しむのも良いだろうと。
イノ > さて、今この状態では、本来の姿である時の力は使えない。
もっとも、そうであろうと、身体能力の高さから、借り受けた装備等もあれば、それなりに対処は出来る。
これでも実技では、遊んで上位を取れる程の実力者、と知らしめているのだ。
…え?勉学?それは聞かないお約束だ。
ともあれ、少女はさっそくと、動き始める。
手にしているのは、細い紐のようなもの。
床の隙間などに仕掛けておけば、ぱっと見では、案外気付かないものであり。
それを器用に足元に伸ばし、扉に伝うように引っ掛け、その先を、少し物陰になるような位置に居る、自分の手に。
これで、上手いタイミングで、上手い位置取りで、誰かが来た時に引っ張れば。
足に紐が輪上に絡まり、引っ張り上げられる、なんて算段の罠が出来上がり、である。
まぁ、あくまでも、上手い事いけばの話、失敗してずれたりしたら、こちらに向けて足を引っ張るだけ、となり。
転ぶかもしれないが、引っ張り上げての拘束までは到らない、との代物になってしまうのだ。
「このいけるか、いけないか…このスリルが堪らない…!」
そう、こんな半端な罠を仕掛ける、その理由は。
完成度ばかりに頼っては、面白みが欠ける、との個人的な理由であった。
ともあれ、仕掛けた罠の紐の先、それを手にしたまま、少女の一時の待機時間。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 時計台」にカチュアさんが現れました。<補足:170cm50kg B99I(70)W60H91 銀髪 碧眼 褐色肌 詳しくは名簿参照>
カチュア > 約束があったわけではなく、ただなんとなく時計台へとやってきた。
本来なら罠に気がつくのだが、感覚が鈍っているのか体調が悪いのか、気が付かないまま扉に手をかける。
足元の隠し方が巧妙だったのか、その途端に足に紐が絡みついて宙吊りにされ、慌ててまわりをみまわして。
カチュア > 姿を見つけられないまま魔術で別の場所へと連れて行かれる。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 時計台」からカチュアさんが去りました。<補足:170cm50kg B99I(70)W60H91 銀髪 碧眼 褐色肌 詳しくは名簿参照>
イノ > 引っ掛かった!…そう思ったのは、それからすぐだった。
今回の罠は、確かなものだったらしい、その哀れな犠牲者は、宙づりになったのだが…
「………あ」
その姿を見たとき、ぽつりと漏らす言葉。
その相手に、見覚えがあったからだ。
そなれば、あれだ、せっかくの機会だから…そう思えば。
そのまま、罠に引っ掛かった何者、そして、引っ掻けた少女。
その二人共が、その場から姿を消すのだった。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 時計台」からイノさんが去りました。<補足:学院内での仮の姿。腰まである玉子色の髪、赤味を帯びた金色の瞳、狐の耳と九本の尻尾…は消えている、愛用の着物…ではなくて、学院指定の学生服、首輪のような装飾品…も、今は見えていない>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にカグヤさんが現れました。<補足:黒いロングポニー/紺のスーツ、タイトスカート/白ブラウス、リボンタイ/>
カグヤ > 時刻は夕刻から夜に差し掛かり始めたころ。もう1刻もしないうちに閉館となる図書館。
残るは数人、と言った所ではあるが、棚へと返さずテーブルに置かれていった本を台車に乗せて、棚の間を巡るついでに各人へと、閉館時間を伝えて回る。
「お片付けまで、踏まえてご利用くださいね。」
そう、何かを熱心に調べている生徒へと、背後から囁く。ビクりと震える姿が楽しくて、けれどそれに感ける事無く台車を押して棚の奥。
人気も、明かりもさして届かない魔術や地理歴史等の古めかしい本が並ぶ一角。
近くの脚立を引っ張るとその天板に片足を載せて上の方にある本を収めてゆく。
学院の課題に用いたのだろう想像は難く無く。
カグヤ > 閉館までの間の束の間の時間。
棚の合間で本の香りに包まれながら整理整頓に追われて。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からカグヤさんが去りました。<補足:黒いロングポニー/紺のスーツ、タイトスカート/白ブラウス、リボンタイ/>