2025/10/07 - 21:59~21:20 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 教練場・運動場」にネーラさんが現れました。<補足:白き魔女装束>
ネーラ > 近頃の、雑貨屋店主は。
知り合いのたっての頼みで、一つ若い連中を揉んでいる。
魔術師ギルド経由で、冒険者ギルド協賛による、特別授業である。

教練場にネーラが魔術で結界を作り。別世界を組み立てた。
結界内は一種のシミュレーターとして構築されている。まだ、風景は教練場のままである。

「特別講師のネーラ・サンブーカじゃ。最終日となりここまでまあ飽きずによく喰らい付いてきた。感服したぞ_
 特別魔術戦演習のおさらいじゃが。」

白いケープに白い帽子。
胸元がまあまあ開いた膝丈ワンピースタイプの魔法の防護服。
学校に合わせてセクシーさは相当抑えてきたがその体型は半端ではない。
ここまででネーラは割とざっくばらんに教えてきた。その圧縮ぶりは男子生徒やふたなり生徒がネーラに制欲を持つ余裕を奪うほどである。

魔術の究極は世界の真理を体得し、運命に勝つこと。世界すらも神の如くに操作してみせる。
錬金術も占星術も凡そ魔術はこれが究極の目的である。
お前たちは若い。世界に対する全能感があろう。それでよい。お前たちが魔術で世界を変える。できて当然と強く思え。「いかなる時も」

占星術は特に全ての場の魔術の効果を差配する最大の傾向であるから最重要である。

しかし基本をおろそかにしてはならぬ。
詠唱の発話、発音の一つに至るまで正確であること。文法は正統であること。ここに自由七科の詩学・音楽が関係する。
お前たちの大好きな高速詠唱も然り。古代語の省略法、語の係り結び全て関係ある。

常に自らの体内の魔力を自覚せよ。自ら外に適応し最も適切な出力ができるようあらゆる手法を学べ。
環境にあるあらゆる魔力と、自らの魔力を両方使い、力の残量と消費量をマネジメントせよ。

初級魔法は最小規模ではあるが、「使い手にとっての最小規模」になるということを忘れるな。
あらゆる強敵はこれらの基礎を最高のレベルで当然のように行う。

加えて、体力をつけろ。旅で体力を使い果たして戦えないようでは名は成せぬ。

高度な概念と実践の基礎を両方をここまでの1週間で一気に圧縮して叩き込んだ。
全て教科書に書いてあるレベルの話でまとめているが、これらを最高水準で使えば普通に英才である。

「さて本日は最終日であるが。お前たち、超抜級の敵と戦ったことはあるか?うむ、世界の危機を救うレベレルのやつじゃな。それを一つ、やって見せよう。。」

ネーラ > 「似たような状況をシミュレートしてみせるだけじゃなら、お前たちの命はどうこうなることはない」
4名の、挙手した生徒を選び。
「授業でやったことしか私はやらぬ。全力以上でかかってきて良い。ただしあらゆる魔法を使うぞ。」

ネーラと生徒たちは戦闘用の構築区内に入る。

「では、闇の厄災クラスの敵をやるとするか。いつでも良いぞ。」

構えも何もない自然体のネーラの前に、立ち向かう役を割り当てられた生徒は、体内の魔力を起動して魔術戦の容態を整える。
全員の準備が最高潮になった瞬間に、ネーラが大音声で宣言をした

現在、ネーラは、膨大な魔術のストックの中から、暗黒の死霊や魔王のみの系統に絞っている。
ネーラは魔力で浮遊し、四人がふり仰ぐ空の高みにある。

天頂に議したそこから、「汝ら滅ぶべし!」
音声の届く範囲、すなわち4名全員に魔力出力強制減衰の呪い。
「須く死すべし!」
常時疲労の蓄積という呪い。

これは結界の構築と呪いを組み合わせた戦略の一つ。チートではない。
と、あらかじめ強制をした上で、一つの勝機を与えている。
強敵が相手の場合、現場の霊気も魔力も嵐のように乱れる。
外側の魔力量自体が圧倒的に多い。強大な敵の存在自体が魔力を掻き乱すため、敵の弱点属性の魔力さえそこにある。
ネーラは生徒たちには外側の魔力を取り込むことを教えてある。

ネーラの組んだ防御術式のカウンターを矢継ぎ早に撃つ生徒2名と
カウンターで空いた防護の隙に聖属性の攻撃を叩き込む生徒2名。

ネーラは自らを一つの台風の目とし、周りにある魔力を力の渦のまま縦横に振るう。
嵐そのもの、破壊的な圧そのもの、形なくしかし当たれば五体が砕ける巨大な威力。
ただし、この魔法は初級のエネルギーブラストの応用に過ぎない。こちらの魔力は消耗すらしていない。

だから…

ネーラ > 暴威そのものに正気を失いかけた生徒の一人が最後に見たものは何もなかった。ただ気がついたら結界の外に叩き出されていた。

もう一人が最後に見たのは、こちらを見ずにネーラが指差してきた人差し指の先だった。防護を破った時、打ち破られたエネルギーがそのまま、自らの魂を喰った感触があった。この生徒も、結界から排出された。


「怖いであろうな。怖がれるだけまだ優しいぞ?災いは常に圧倒的。お前たちに考える余裕はない。本来はひれ伏すべきもの。」

空気に向けて、何もないところを弾くネーラ。待機中にある魔力の澱みを一押しし、無詠唱で澱みが持つ歪みを反発させる。それだけで軽い衝撃波になる。

「ここまでで本式の詠唱は何もない。呪いと、魔力流の操作と、初等のエネルギーボルトの魔王級を使っているだけじゃ。あとは2名じゃが…」

これが講座の一つであるということを完全に忘れている生徒の残り2名。魔法の杖をネーラに向け、エネルギーを集中させる。内的な魔力を凝集させ、巨大なランス状にすると、防護の隙に突撃をかける。残り2名のうち、一人がもう一人を打ち上げる。自らを弾頭として、王国の魔術砲隊がするように破砕を試みたか。

「…うむ、勇気がなければ勇者にはなれぬ、花丸じゃ。だが運命は決まった」

ネーラは一言だけ、結界の術式にコマンドを添えた。

この場の魔力を星の位置に従うようにする。
今この時の星辰の位置にフィールドの魔力を合わせる。聖属性が必ず減衰する流れ。星の位置は世界の中でも上位の枠組み。生徒が悟る前に、打ち上がった側は何もできず失墜していった。


「終焉!」

ネーラがそう唱えると、演習用のフィールドは終わった。
息が上がっている生徒の中で、高らかに爆笑するネーラが元気だった。


「厄災と言ったではないか!秒で死んだ気分はどうじゃ?勇者というのはな、それでも心をまともにして戦うのじゃぞ。」

ネーラ > 説明

・テキストに書いてあることしかしていないが
・加減するとは言ってない
・死なないように場所は作ったとは言った
・私がやっているのは結界の構築と呪いによるデバフ、初等級のエネルギーボルトに占星術でしかない。
。授業で「雑誌の占いを読め」と言ったではないか。占星術のテキストは飾りか?
・怖気ついたなお前。「平常心が大事」とは老害の繰り言ではないとわかったか?わざわざ死ににいってどうする?
・勇者の称号を授かったものはこのレベルの無茶な激闘の前に、凄まじく困難なクエストを果たし続けている
・もし本物の厄災ならまずここに現れた時点でお前たちは死ぬ。呪いぐらいで怯むな。
・場の魔力は読んだか?呪いに対抗できるソースにアクセスし、自らの魂と接続しろ。そうすれば無限のエネルギーにアクセスできる。私だけを見るな。恋人のつもりか?


「若い若い!あっはっはっは!!!!」

現代のモダンマジックといわれるものができずして、古代の魔術もできるわけなかろう!が、いやしくも学院の生徒であるならば、そのくらいの探究心は欲しいものだな、とネーラは付け加えた。

以後、しばらく雑談となり、割と誰でもふらっと入れる感じになる。

ネーラ > 雑談の要約
・ガチ厄災相手の場合、平常心を持って爆速で決断し、あらゆる状況を計算に入れて新しい魔法を作るくらいの即興性が必要

・こういうのは王国の軍隊の出番だが、さてその軍隊は今頼りになるかな?(問題発言)

・最高の魔術師の栄誉が欲しくば、サイクロンの一つくらい軽く頼んで帰ってもらうくらいのことはせい。精霊魔法なんてのは要はお願いじゃ。相手が答えたくなるようにお願いするだけ。大精霊も話せばわかるぞ。ただし手順は正確にな。

・先生まじエロいっすね?ほう?そう思うんだったらどうにかしてみるか?…だからそこをどうにか考えるのが魔法使いじゃろうが。私の知っているものなどな、思いついたらどんなしょうもないエロ魔法でもやってみるやつがいるんじゃぞ。「とりあえずやる」やつは伸びる。


・そいつは学院にいますかだ?一般的な学院の男子ならだいたいそうじゃろ。性欲あったらだいたい考えるじゃろ。だいたい男というのはバカじゃからな。バカでロマンチストで、下ネタで哲学するような生き物じゃ。


ネーラ先生の時々飛び出す異様にスケールが大きい魔術トークでた

ネーラ > かくかくしかじか
まるまるうまうま

わいわいがやがや

ネーラ > 雑談の内容がだんだん砕けてくる
「まあ、今回はこんな感じじゃが、いつもは店にいたり冒険したりしておる。学院で話せないことがあれば、私の店に来るがいい。色恋の悩みでも良いぞ。」

いつもよりちょっと魔力を振るってスッキリしたネーラさんは(あれでさえちょっと、である)、帽子を脱いで髪を風に遊ばせる。本当は、髪に触れるシルフも何も、心の目に映せるが、今はそれを閉ざしておいている。


「しかし学園は変わらぬな」
建物が。
「…もっとも、そこにいる人々はうつろっているようじゃが。」

創立の志がどこかに失せつつあることを、魔女は知っている。

それでも若い世代に何かを教えることは、常にやぶさかでもない。

ネーラ > 「うむ、いささか散らかった講義になってしまったが…」
鼻の頭をかき、反省しないこともない。ネーラは生徒たちと共に学院の建物内に移っていく・・・・

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 教練場・運動場」からネーラさんが去りました。<補足:白き魔女装束>