2025/06/26 - 21:55~21:55 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」にマーニさんが現れました。<補足:【後入り歓迎・移動呼び出しお誘いも是非・リミット17時】黒髪・太眉・意志の強そうな顔立ち・黒の神官服・杖>
マーニ > 「んっ……しょ、と」
図書館の中から初級魔術の本を借り、読書エリアにてその本を開く。
授業で分からないことがあったわけではないのだが、少しでも早く色々なことを覚えたい。
そんな背伸びをしたい感覚がこのように自習の背を押していた。
「……この辺りまでは、昨日の授業でやったっけ。
……じゃぁ、この辺りから、ってこと、かな?」
とはいえ、まだまだ学ぶことが多いという事は、理論が組み合わさっていないという事でもあって。
なので、自額では効率が悪いという事でもあるのだが、まだマーニ自身はそこに気付いてはいない。
こういう部分を未熟と言うのだろうけれど、背伸びをしたい年ごろではそれに気づくこともなく。
マーニ > 「……わからないわけじゃないんだけど」
何となく噛み合わない。
何となく、組み合わせがうまくいかない。
そんな感覚に陥って、少しだけ難しい顔。
それでも何とかなるはずだと一生懸命考えて、開いたノートに色々かきつけていくのだが……
それでもまだあきらめず、本と首っ引きになって勉強を続けるのは、努力の才能はある、という事だろうか。
マーニ > やるだけやった。考えるだけ考えた。
それでも組み合わさらないものはやっぱりある。
そこに何度も行き当たることで、ふぅ、とため息を一つついて
「……こういう時は、分かる人に聞いてみるしかない、よね。」
ここで勉強の方針を切り替えた。
自分で分かることを徹底的に書き出していく。
組み合わさらなくても全く問題ない。
なぜなら、この書き出したノートをもって、先生に聞いてみればよい。
わからないなら、分かる人に聞けばよいのだ、と。
こういう部分では柔軟性があるのも若さの強みなのかもしれない。
程なく、分かることを全て書き出した後でノートを閉じて、鞄にしまう。
最後に本を元の場所に返してから、図書室から外へと出ていった。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 図書館」からマーニさんが去りました。<補足:【後入り歓迎・移動呼び出しお誘いも是非・リミット17時】黒髪・太眉・意志の強そうな顔立ち・黒の神官服・杖>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 特別教室」にシロナさんが現れました。<補足:身長142 80(E)・51・69 学生服>
シロナ > 魔術の授業。
特別教室だからこそ、という事でもある。この学校の、一番人気だと言っても良い授業ではないだろうか?
様々な魔術の基礎を学んだり、実際に行ったり。
結界が貼られているからこそ、安全に行える授業。
様々な学生が、学んだ魔術を……大体は攻撃魔術なのだけども。
それらを駆使して、魔法を実践しているのが判る。
シロナもまた、同じように魔術の基礎を学び、そして、魔法を実践する。
シロナの方は、天性の才能―――魔術的な親和性があるから、他の学生よりも楽に使えている。
淫魔として魔力を見たり、竜として魔力を見たり。
魔力の流れを見ることができれば、魔法の構築もできるし。
魔法陣を魔力で作り上げれば、一段高い効果の魔法も。
知れば知るほど、面白いもので、其れの実践はもっと面白いもので。
学生とは違って、今の所シロナは、攻撃魔法は使わずにいるのにも、理由はある。
それはそれとして。
今、シロナは楽しく魔法の授業を受けている、そんな時間だ。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 特別教室」にルーベルさんが現れました。
ルーベル > 学院でも人気があり、受講倍率の高い授業。
出来る限り学院側も受け皿広げるために、複数人の講師と生徒で、大人数での授業となることも。
そうなれば色々と目が届かなくなることもあり。
不埒な講師による、指導めいたセクハラなども横行していたりもする。
もっとも、扱っているのが対象を害する魔法が多いから、ほどほどに、というところだが。
「シロナ君は相変わらず優秀だのぅ」
そんな中で初老の魔導士貴族は一人の生徒につきっきり。
かの有名なトゥルネソル商会の会長に連なる血筋。家長である女傑とは遠目に見えたことはあるが、怖気を覚える美女だった。
その娘の少女も、年の頃にしてひどく魅惑的な雰囲気、体躯をしている。
魔法の才能も噂に聞く彼女の種族特性ゆえか、非凡なものがあり。
ルーベルは生徒として、異種の力の根源を暴く素体として、なによりも牝として、気に掛けていた。
背景から安易に手を出せずにいるも、こういう場で合法…ではないが、言い訳できそうな程度のセクハラを仕掛けてしまうくらいには。
もっとも、流石に胸をだの、という行為ではない。魔法陣を描く指に誘導と見せかけてそっと手を重ねたり。
魔力をよりうまく扱う訓練として、己の淫猥な魔力を感じさせてみたり。
背後から体寄せてじんわりとその小柄なのに我儘の限りを見せる肢体の柔身を味わったり。
十分、相手からすればハラスメントだろうが、講師の立場を利用しての行為を行い、そしてきっと、彼女には下卑た欲などお見通しだろう。
かの家の性的な爛れ具合は噂だけでも相当。それに慣れた彼女には児戯にも等しいスキンシップかもしれない。
シロナ > 家族の中では、シロナは二女に当たる、一番上は、何時もふらふらしているからか、長女のように妹たちの模範とならなければならない。
それを重荷とは思ってないし、勉強すること自体は楽しいし好きなので、今の状態は性に合っていると言える。
まあ、人竜なので、近寄ってくれる人が少ないのは、ちょっとばかり悲しいこと、でもあるのだが。
そして……シロナの得意分野というのは、本当に、不埒な教師と合致してしまうのが悲しい事だ。
淫魔の血を引いているからこその、淫蕩な魔術、夢魔の妖術や魔術。
それをメインに学ぶからこそ、余りシロナは攻撃魔法を使わないのだ。
今はたまたまだが、別の魔法を組んでいたのだけど、その際に声を掛けられる。
「それなら、いいんだけど、ね?」
この学園でも有数な実力と称される、貴族魔術師。
魔術は、金がかかる分貴族の学問とされているので、そんな貴族の魔術師に褒められるというのは相当だ。
なにせ、シロナは、トゥルネソルは金は有れども平民だから。
だからこそ、貴族が褒めるというのは相当な事、若しくは、何らかの下心があるか。
基本でいうなら、お金、という所だが。
彼には、ぬぐえぬものが、感じられる。
「もう少し、学びたいところがあるので、補習とか、お願いできませんか?センセ❤」
それは、淫気だ。
人間は、誰しも欲望を持つ、その中の一つが、性欲であり。
淫魔はその辺りをとても敏感に感じることができる。
シロナもまた、その後多分に漏れずに、彼の欲望が理解できるからこそ。
シロナの方から見上げるように、にっこりと、口元をほころばせて問いかける。
彼から見れば、上目遣いでおねだりしているが、後ろから見れば、脇から見れば普通に学習に打ち込み補修を頼むまじめな学生。
実際に、彼のように実力者に学べば学びは多いから、シロナにしても、下心ありきである。
―――ふわり、と甘い香りが彼に届く。
甘い女の子の匂い
ルーベル > ルーベルは偏屈な研究者気質の、過去の戦争功労者という評が大きく。
ついて回るのは、妖しい噂も多いが―…貴族はそういうものが無いほうが珍しい。
当人はこう見えて、真っ当な感覚も持っている。
平民は平民として扱うのが当然という感性だが、平民出身者だから、と貶すことは少ない。
そして、目の前の若く小柄な、そのくせ恵体で牡を煽る少女に、畏敬も抱いているのだ。
種族的なものもある。実家の資金力のことも。秘めたる才能も、技術も。それをしっかり支え固める努力も、姿勢も。
「ご家族もきっと自慢に思うておることだろうよ」
疑問符浮かべる彼女に、当然だとばかりに頷き家族に言及するのもそういった思いがにじんだ故。
もちろん、それはそれ。彼女へと己の欲望向けない理由には、ならない。
だから、彼女が嗅ぎ取るそれは、間違いのないものだ。
賞賛自体は下心が無くとも、なにかにつけ触れたり、面倒を見たりするのには下卑た欲も見えよう。
彼女の向こうに見える黄金ではなく。しっかりと、彼女の小柄ながらも淫蕩なその肢体に向けられた、牡の欲が。
「ふぅ、む…? …構わんよ。優秀なそなたに頼られるのは、冥利に尽きるからのぅ」
己の欲が透けていないとは思っていない。その上で、その振る舞い。
だから、彼女のほうからもなにがしかの下心と、ひどく甘い匂いを向けられるなら、当然のように受ける。
優秀。優秀だ。生徒として、牝として。そしておそらくは己の力の根源たる魔核に近しい力を扱う存在として。
ほどなく、授業が狙いすましたかのように終わる。一端の解散のおり、二つの影は不自然にも寄り添って、別室にと向かっていくだろうか…。