2025/08/10 - 22:46~21:46 のログ
シロナ > シロナは、にまぁ、と桜色の唇を釣り上げて笑ってを零して見せる。
「丁度、イイよなぁ……?」
甘く笑うシロナ、ぞくっ、としている様子の他の学生達だ。
シロナには、秘密兵器が、あったから。
それを使うには、イイ感じだと思うのである。
キュイィィィィィ・・・・・・・・・ っと、音が響き始める。
シロナの足元から、シロナの魔力を受けて、足甲の脇にあるローラーが高速回転を始める。
嫌な予感をしている学生がいるのが見える。
ローラーの回転が良いところまで、高速になっていくと同時に、地面に、ローラーが接地する。
「逃がさないよぉ…………!」
声が、伸びて聞こえるのは超高速移動の所為だろう。
ぎゅうん、と速度を上げたシロナが、学生に接近する。
学生は驚愕のあまり何もすることができずに、シロナのハルバートの柄を、横薙ぎに受けて昏倒。
慌てて救護の学生が出張って回復魔法の行使。
高速移動ドラゴンの完成の時だった。
そして、後で、義母に怒られて、授業にローラーダッシュの封印を言い渡されるの迄がセットだった―――
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 教練場・運動場」からシロナさんが去りました。<補足:身長142 80(E)・51・69 ハルバート レザーベスト・レザーパンツ 魔獣のコート>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 時計台」にルーベルさんが現れました。<補足:リミット眠気まで/後入り、別部屋・別シチュ移行、私書での呼び出しなどいずれも歓迎>
ルーベル > 魔術時計台。高度な魔術により学院に時の音を響かせる場所。
その屋上の展望台は、いちおう立ち入りは禁じられているが、
見晴らし良く、鐘が鳴っているその時でなければ、静かに過ごせるからか、時折人影がある。
落下防止などは当然のように施してあるらしく危険も少ないからか、咎められることも少ない。
「ふむ、不調はなさそうかの」
ルーベルは普段そこをメンテナンスする担当講師が急病とのことで、
専門ではないが日常点検のみでよいからと、整備を頼まれて一通りを確認し終わったところ。
鐘が鳴ることのない夜間にと魔導技術の粋を使ったそこを整備するのは案外に楽しく。
展望台からは夜の王都が望める。遠くには他の町の灯も。
夜ここに上がることなどそうそうないから、整備も合わせて新鮮な気分で、ふむ、と顎を撫でる。
研究やら、講義資料やら。今日くらいは少し休憩にしてもよいかと。
こそりと懐から上等な酒精を取り出せば、グラスがわりに使えるようになっている被せ蓋に注いで。
従魔のスライムもこそりと肩から降りて興味を示すようだから、少し手すりに垂らしてやる。
高い場所だからか夜風が良く通り心地よく。独り、いや、従魔とふたり。夜酒を楽しんでいた。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 時計台」にアニスさんが現れました。<補足:15歳/150cm/華奢な身体つき/鮮やかな紅薔薇色のツインテール/琥珀色の瞳>
アニス > 金属製の階段がカン、カン、カンと軽快なリズムを奏でる。
それが最上階までやってくると、ひょっこりと色鮮やかな髪色が覗いた。
そこに先客が居たことに、少し驚いたように瞳を大きく見開いて。
「わっ……ごめんなさい、人が居るとは思わなくて。
もしかして……先生、ですか?」
肩にかけていた大きなカバンをおろしてから、相手の風体をじっくりと眺め。
こんなところにまで登ってくるのは、逢引きか、高いところか好きか、
はたまた自分と同じようなに魔導機械が専攻か、そんなところ。
「あっ、私は無断じゃなくて、ちゃんと許可貰ってますから!」
咎められる前に、首から下げた許可証を見せる。
そこには、魔導工学研究室の教授の名前で、時計塔の立ち入りを許可する旨が書かれており。
ルーベル > 口元へ酒精運びつつ。時折、従魔にも分けてやりながら。
ゆったりと過ごしていれば聞こえる誰かが昇ってくる音。
ふむ、と、手に持つグラスを見やるも、講義中に飲んでいるわけでもなく。
訪れた相手次第では、小言くらいは言われるかもしれないがと思いながら、結局そのまま、隠したりはせず。
昇ってきた相手の紅い薔薇を思わせる髪が揺れ、琥珀色の目が瞬く。
それに暗金を向けてから、グラスを持った手を手すりに置く。
「不審者ではなく、きちんと講師だから安心するといい。…ふむ。確かに」
彼女と違い講師だと証明するものはない。
学院で見かけたかなにかで知られている以外には証立てるものもないから、
代わりに整備用のマニュアルをひらりと揺らして、ここにいる目的を伝える。
彼女の方は何をしに来たのだろうかと、しげしげとその姿を見やる。
魔導具を作り出す工学専攻の講師の所で見た姿のような気もするが、名までは知らず。
視線だけで、彼女のほうの目的を窺うようにして。
アニス > 一応、怪しいものではないと理解はして貰ったようだけれど、
訝し気な視線までは払拭できなかったらしい。
鞄の中から、ドライバーやレンチなどを取り出して見せて。
「ここのメンテナンスを先生に頼まれてまして。
って、え? うそ、ここの機構って結構複雑だから、専門じゃないと難しいハズなんですけど……」
魔導工学の先生じゃないですよね?という視線を向ける。
風体はどう見ても魔術師
アルコールの香りが漂うグラスを持っている辺りは、ちょっと不良教師にも見えなくはないけれど、
その割には貴族のような品が感じられる。
傍らにいるスライムには気付かずに、びっくりしながらも、機構内部を覗き見て。
「ほ、ほんとに、ばっちりメンテナンスされてるし……
せ、先生、何者ですか?」
ルーベル > 訝しむ視線を向けていれば、向こうが不審者と疑われていると思ったのか。
慌てて道具類を取り出し、メンテナンスをしにきた、と。
そこまで聞いて、そそっかしい学院総務の本年度からの新人がやらかしたブッキングかと。
とはいえ、その新人と、本来の担当講師とそれぞれが代役を用意することはあり得ること。
であれば自分の確認不足もあるか、と、後で指摘するくらいで済ませようと決め。
「私も同じだ。こちらは事務方からの依頼だがのぅ。
複雑とはいえ、普段の担当はしっかり整備用のマニュアルを用意してくれておるからな」
魔導具を造る専門の魔導工学技師ではないが、知識の一つとしてそれらも広く浅く、取得し。
その範疇で何とか納まるのが日常点検だっただけだと、彼女に伝える。
もちろん大部分は用意されていたマニュアルに頼るところが大きい。
彼女の先生とやらの功績とも言えるだろう。
「ルーベル・アルカヌム。伯爵であるが…ま、良い夜だ。講師の一人と覚え置くと良い」
何者と問われても、整備については語った通りだから、有体に自己を紹介する。
彼女の方は相当に若く見えるが、それでもメンテナンスを任されるということは相応に技術を修めているのだろう。
器用に機構をチェックするのを見ては、ふむ、と顎を撫でる。
スライムも酒精に酔ってか。ふるふると、男がする仕草に合わせて手すりで揺れていて。
アニス > 「あー……事務方の。
それなら仕方ないです。むしろ先生のお手を煩わせちゃって申し訳ありません。
むむぅ……マニュアルがあっても、簡単じゃなかったと思うんですけど。」
魔法仕掛けの歯車が詰まった機構を覗き込んだ体勢で、首だけ振り向く。
そう告げてから、またも機構内部に顔を突っ込み、教師の腕前に感嘆する。
たとえ技術の粋を集めた技巧とはいえ、整備しなければ摩耗や消耗が発生する。
それは確実にズレへと繋がり、最終的には故障という形で表に現れる。
そのあたりの細かな整備もきっちりと終えてあり。
「伯爵様! えーっと、平伏とかしたほうが良いんでしょうか?
魔導工学専攻のアニス・オルコットと申します。」
自己紹介を受けると、その肩書きに三度驚くことになる。
教授陣には爵位持ちも多いけれど、それ以上に偏屈な者も多い。
慌てたように居住まいを正して、制服に付いた埃を払う。
そうしてから、礼儀作法の授業で習ったとおりのカーテシーをして見せる。
優雅でいえば、どうにか及第点といった仕草ではあるが。
ルーベル > 「謝ることはなかろう。ま、そなたが確認してくれればなお間違いなかろうて」
彼女が告げる謝罪の言葉には気にするなとばかりに鷹揚に手を振ってみせる。
その上で、自身だけではマニュアルの記載通りでしかないから、見落としもあるかもしれないと。
機構を確認する姿を見ていれば、それらを一通り確認してからこちらへと改めて向き直りカーテシーを披露する少女。
爵位や、家門を持たぬ平民出身なら及第点程度でひとまずは十分だろうと、返される自己紹介に頷いて見せる。
「私相手には、ここではせんでよい。
魔導工学専攻か。良い顔をせん者も多かろうが、これから伸びる分野だろうからの」
励めよ、と。激励する。
貴族らの中には、潜在的な魔力がそう優れているわけでなくとも使える魔導具をこころよく思わないものも居る。
特に平民がそれらを扱うならそれだけで下賤な技術という者も。
ルーベルはと言えば使える便利なものはすべて扱って然るべきという考え方。
それゆえに彼女の師ともある程度の親交はあり、それゆえの今回の代理騒ぎでもあった。
時計塔とちらりと覗き。懐中時計を取り出す。
すでにある機構を使い造り上げて、自分の扱う構築魔術式を仕込んだ代物。
時を刻むところは魔導工学に基づき、その時を知らせるところを、魔術に頼った、試作品で。
アニス > 「ありがとうございます。
礼儀作法には自信がないものでして……」
頭を上げると、苦笑を浮かべる。
どうやらここのメンテナンスを請け負うだけあって、貴族であっても礼儀作法に口うるさくはないらしい。
むしろ激励の言葉を賜ってしまったほど。
それに対しては、素直に「はい!」と元気良く返事を返し。
「………? それって、魔導具……ですか?」
取り出された見た目は懐中時計
けれど、どうやらただの絡繰りではなく、動力には魔力が用いられているらしく。
パッと見た感じで分かるのはそこまで。
それにしては纏う魔力の質が濃い。
それゆえの疑問形で。
興味深そうに、じぃーっと相手の手元を見つめて。
ルーベル > 作法が完璧な平民のほうが稀有。むしろある程度でもできているのは、上澄み。
なにせそんな作法を学ぼうという平民のほうが少ないのだから。
そう思えば貴族相手に多少粗は見えても、学院という場でなら咎めることでもない。
もちろんこれはルーベルの考え方だから中には厳しい貴族の講師や生徒もいるが。
「…ん? ああ、これか。そなたなら、おそらくは見飽きた造りのものだと思うがのぅ。
少々術を仕込んである。魔導工学と、魔術と掛け合わせた魔導具のようなものか」
目聡く見つけてくる相手の興味深そうな視線を受ければ、懐中時計を吊らすチェーンを掴み、揺らして見せる。
技術者は時折、自身の知らない物などに執着する者もいるが。
彼女もそうなのだろうかと思い…そして、ふむ、と、小さく声を漏らし。
「予定していた仕事も無くなり暇なのだろう?
場所を移して、少々特別講義でもしてやろうかのぅ?」
懐中時計を仕舞いながら、酒を仕舞いこみ。従魔のスライムがひょいと肩に乗るのを待ってから、歩を進める。
その場から移動していく先、興味があればついてこい、という意志表示だろう。
無警戒に、男の言葉に従うかどうかは、彼女次第。
ルーベル > 【移動いたします】
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 時計台」からルーベルさんが去りました。<補足:リミット眠気まで/後入り、別部屋・別シチュ移行、私書での呼び出しなどいずれも歓迎>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 時計台」からアニスさんが去りました。<補足:15歳/150cm/華奢な身体つき/鮮やかな紅薔薇色のツインテール/琥珀色の瞳>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 ラウンジ」にシロナさんが現れました。<補足:身長142 80(E)・51・69 学生服>
シロナ > 王立コクマーラジエル学園のラウンジ。授業が終わり、休憩時間に入ると、学生や先生がやってくる。
軽食を食んだり、ジュースを飲んだり、次の授業までの休憩時間休むために来たり。
「ふいぃ~終わったぁ❤」
シロナも又、授業が終わったので、休憩という事でやってきた。
休憩と言うのも可笑しいか、今日の授業が全て終わったから、ここでちょっと一息ついてからの移動。
今は、夏だからすごく熱いし、外をうろうろするよりは、冷房魔法の利いている学校内のほうが良い。
プールに入るというのも手段だけども、今は、甘味が欲しい甘味。
シロナは空いている席に腰を掛けて、メニューを眺めてから、ウエイトレスに、パンケーキと生クリーム。
メープルシロップもたっぷりのそれを注文し、さわやかなレモン水を注文した。
ワクワクしながら、届くのを待つシロナ。
シロナ > 暫くまっていれば、シロナの元へ、注文されたパンケーキが届けられる。
山のように盛り込まれた生クリームは作り立てで、おいしそう、甘そうだ。
そして、隣にレモン水が置かれる。
美味しそうな食べ物を見て、目を輝かせるシロナ。
「うふふふふ………。」
シロナは、おいしそうなデザートを前に対してさあ、糖分の時間だ、とシロナはつぶやく。
さて、と、シロナは周囲を見回すようにする。
一人で食べるのは美味しいけれど、みんなで食べるのはもっとおいしい。
家族は、何時も一緒にわいわいして食べるので、それが大好きなシロナだ。
こう、誰かとしゃべりながら食べたいな、と思うのだけども。
「誰かとしゃべって食べたいよなぁ。」
そんな風に思いながら、周囲を確認する。
誰か来たら、声を掛けたいな、と。
シロナ > シロナは、一人でパンケーキを消化した。
まあ、未だ授業のある学校であればそういう物だろう。
シロナの授業の取り方が、特殊だという事でもあったのだ。
ま、仕方が無いわね、と。
肩を竦めて見せて、はふ、と息を吐き出し。
そろそろ時間も過ぎて日も落ちてきたから。
そのまま、シロナは帰る事になった―――
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 ラウンジ」からシロナさんが去りました。<補足:身長142 80(E)・51・69 学生服>