2025/08/31 - 01:07~21:19 のログ
ルーベル > 次の授業への資料をまとめ終われば一度立ち上がり、腰を伸ばすようにして。
あとは器具に仕掛けておいた薬品の出来上がり具合を確かめて、と。
来客も無かったがゆえに緩やかにその日の研究室での作業を粛々と進めてゆき…。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 講師研究室」からルーベルさんが去りました。<補足:リミット眠気まで/後入り、別部屋・別シチュ移行、私書での呼び出しなどいずれも歓迎>
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 貴族・王族クラス 教室」にリセさんが現れました。<補足:学生服>
リセ > 「――……Zzz………」

 すやすやと机に臥して眠り込む女生徒がひとり。
 HRも終わりだらだら居残っていた生徒たちも帰宅してしまったのにも気づかずに。
 その日、授業が終わり……過眠症の発作が起こってどうにも瞼を開けていられず。ふつっと眠り込んでしまい。
 終業時刻だよ、と起こしてくれる友人もいないクラスではきっちりぼっちな女生徒であったので。
 放課後、刻々と陽が傾いて影が伸び。夕暮れが迫ってきても眠り込んでいたが――……

            『…、……、――?』『― ――…!』
                          ぴしゃんっ がこっ…

「――…………?」

 ふと、教室の外――廊下の方から響いた物音と人の声に目が覚めた。ちょうど眠りが浅くなってきていたところだったから、ぼんやりと覚醒し。
 ぽや~と半開きの眠たげな双眸をゆっくりと瞬かせ。ふぁ…と小さく欠伸をしながら目をこすり。
 窓の外へ目を向けると日差しは茜色を帯びて大分西の空へゆっくりと没しようとしていた。
 もうそんな時間か……とぼんやりしながら認識し。

「早く帰らないと……」

 うかうかしていると陽が沈んでしまう。立ち上がって教科書や筆記用具を鞄にしまうと、まだ眠そうに、ふあぁ…とまた欠伸を洩らしながら教室の前方にある出入り口に向かい。
 引き戸に手をかけると、

「………あれ……?」

 普段通りにぐ、と開こうとするが……開かない。
 小首を傾げてもう一度、さらに力を込めてみるが……やっぱり開かない。

「え、っと……あれ…? どうして……?」

 頭の上に疑問符を浮かべながら鍵がかかっている訳でもなさそうだけれど……なんだか引き戸の裏側になにか引っかかっている感じがする……。
 どうしても開かなさそうだったので、いやな予感がしながらも、教室後方にあるもうひとつの出入り口に向かい。
 ぐ、と同じように引き開けようとするが……

「こっちも……開かない……」

 廊下側から、引き戸にモップがかまされていて内側からでは開けられない様になっていた。

ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院 貴族・王族クラス 教室」にエリビオさんが現れました。<補足:学生服>