2026/01/04 のログ
■ケストレル > 首まで湯に浸かったまま、ふと空を見上げる
寒空に浮かぶ月は円を描き、湯気で煙りながらも普段よりも明るく輝いており
「はぁー……そういや満月だったか」
感嘆と共に呟いて、風流だねえ、と一言
「こんな時には、月を見ながら一杯やりたくなるもんだけど……」
生憎と、酒の持ち込みはしていなかった
どうせ風呂上りに一杯やろうと考えていたから、部屋には準備されているのだが
惜しいことしたなあ、なんて笑って、湯を掬って一度、顔に掛ける
どうせならこの月が霞むくらいの美人でも入って来やしないだろうか、そんな事を考えては月を眺めて
■ケストレル > いつの間にやら、うとうと――と
知らず知らずのうちに舟を漕ぎ始めて、我に返る
長いこと浸かり過ぎたか、と反省し湯から上がれば、歪む視界に舌打ちと溜息
「……逆上せるまで入ってる奴があるか」
額に手を当て、誰も居ないのを良い事にその場で大の字に寝転んで
そのまま頭と体が冷えるのを待ってから、浴場を後にしたのだった
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からケストレルさんが去りました。