2025/12/17 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にケストレルさんが現れました。
■ケストレル > 「あぁ~……最っ高」
冬の夜空の下、月を眺めて浸る温泉の心地好さ
言葉に出来ないとはこの事か、とケストレルは独り言ちる
ギルドの雑用を片付けた報酬代わりに貰った割引券を早速使おうとやって来たのが昼過ぎの事
食事に仮眠に温泉と、休養し過ぎていっそ不安になる半日を過ごして今に至る
「しかも一泊料金を3割引き……有難いねえ」
まあギルドとしては雑務を奪っていく中堅冒険者をしばらく隔離したかったというのもあるのだろう
不本意であることは否めないが、気持ちは分からなくも無いのでありがたく利用させてもらう事にして
「これで美人さんの一人でも居れば言うこと無しなんだけどな」
流石に贅沢過ぎるか、と他に人も居ないのを良い事に、混浴露店風呂のド真ん中でケラケラと笑った
■ケストレル > 「はぁ~……ここんとこ色々疲れる事多かったから、この温泉は本当に効くわあ……」
誰も居ない事に便乗して、口元まで湯の中に沈み
夜空に浮かぶ月を眺めながら、頭を空っぽにして日々の疲れを流していく
年末という事もあり、実家や騎士団から雑務雑用を投げられる事が増えた
それ自体は苦でも何でもないのだが、苦じゃないからと言って疲れない訳でも無く
「……無人島ーってか」
不意に、ほぼ思い付きで水面に股間だけ出してみる
子供の頃にも同じような事をして父親に怒られたっけか、と思い出して、懐かしく思いつつ
いい歳こいて何やってんだろうな、と自嘲も込めて笑った
■ケストレル > そうして時折過去を懐かしみながら、ゆったりと露天風呂を堪能して
湯上りのマッサージや夕餉と、旅館での憩いの時を存分に味わったのだった
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からケストレルさんが去りました。