2025/10/06 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 脱衣所で服を脱ぎ、鼻歌交じりに身体を洗い浴槽へ。
かけ湯をして、軽く慣らすと湯船にポチャリ。いい湯だな。
夜は気温もだいぶ落ちてきて、猶更湯が沁みる。

「良い湯だねぇ」

今日は酒瓶を持ち込んでの月見をしながらの露天風呂だ。
混浴で、ほかにいい娘がいないか物色していたが、今は男一人だけのようだ。

グスタフ > 酒をやりつつ、湯船に浸かっていたら、少し火照ってしまった。
湯から上がり、夜風に素肌を晒して続きを呑む。
鍛えた体に古い傷跡は消えないが、疲労はだいぶ取れた気がする。

「少し風が出てきたか……雨は呼ぶなよ」

気持ちいい風に、晒した肌から湯気が流れていく。
時折月が雲に隠れてあたりが暗くなる。

グスタフ > 少し風が冷えてきた。
酒が抜けないうちに風呂を上がることにする。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にルーシアさんが現れました。
ルーシア > 何度も何度も通わされれば、嫌でも慣れてしまうもの。
脱衣所を抜けて姿を現わした少女は、洗い場へと先ず向かう前に足を止めて大きな溜息を吐いてしまう。

一人でこうした場所に向かう事を許されている事は、普通に考えて奴隷としては好待遇過ぎるものだ。
だが、そこに何らかの目論見があるとすれば話は別といえるだろう。
そしてそうした事がよくあるからこそ、こうして姿を現わしている少女は素直に喜んでいるような素振りを見せないのだ。
もっとも、何事もなく普通に寄こしただけだとしても、素直に喜ぶ様な性格でもない訳だが…

「はぁ…ま、さっさとやる事をやって、出て行くのが一番よね」

場所が場所なのだから来る理由をいちいち問う必要もないだろう。
キョロキョロと周囲を見回してから、やっと行くべき洗い場へと向かって行くのだった。

ルーシア > この時間帯を選んだのは、人の出入りが少ない時間帯だから。
むしろ、日によっては誰も居らずに貸し切り状態のようになる。
それでも、必ずしも誰も居ないという事はない。
現に、今濃い湯煙に包まれているこの浴場には目立たないが、点々とした幾つかの気配を感じられる。

洗い場の椅子の一つに腰を下ろすと、用意されていたタオルや石鹸等を手に取って泡立て始め。
周囲へと向けていた意識を一旦切って身体を洗う事に集中し始める。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「忘れ物、忘れ物~あれ?」

風呂から出た後に脱衣所に忘れ物を思い出して戻って見れば。
新しい衣服が増えてる。軽く覗いて嗅げば、女ものには違いない。

「これは……」

そそくさと服を脱いで入り直せば湯気の向こうに小柄な影。
様子を伺いながら、隣の椅子に腰を降ろそうとして……相手の首にハマる首輪に気が付いた。

「おや、どっかの奴隷が逃げ出したか。ご主人様はどこだ?」

隣に座るのはやめて、そのまま近づいて、洗い物をする手を掴もうとする。

ルーシア > 身体を洗い、髪を洗い、後はお湯で洗い流す…それで終わる筈だったのに。
そうはさせてくれないのは、何かの呪いか運の悪さか。

身体中に泡を立て、次は髪を。
泡に包まれた手が頭に伸びるも、それは耳に届く声でピタリと止まる。
その声に、奴隷だの逃げ出しただの、そんな単語が含まれていれば自分に向けられたものだと直ぐに気付くものだ。

「は? 何? 誰が逃げ出したのよ、私はここを普通に利用しているだけよ。
奴隷だからって、ここを使っちゃいけないなんてルール、ないでしょ?
それとも、ガッチガチに固められた俺様ルールなんてものを振り翳して、か弱い奴隷でも虐めようっていうのかしら?」

ハァ…と、明らかに小馬鹿にした溜息と、それに続けて皮肉を込めた言葉が返される。
ただ、伸びて来る手に反応していないのは視界の中に相手を捉えていないからなのか、相手をする気すらないのか。
…それとも、その両方なのか。
その言葉に反応して何かしらするのならそれは自由にすれば良いし、腕を掴むつもりなら意外とあっさり掴めるだろう。

グスタフ > 「逃げ出した奴隷なら、流石に……その様子だと違うみたいだな」

一回掴んでみたものの、無駄には向かってくる様子に、スグ離す。
必死に逃げ出そうとするわけでもない。

「ふむ……主人の命令か?」

奴隷を。一人で。混浴に。ぐるぐる考えて、趣味かなと簡単に結論付けた。
だがこんな時間に人目を盗んで利用している怪しさはある。

「凄いな。奴隷を認めて、その発言。虐められないと思ってるのか?
 所有者がいて咎められたら仕方がないが、そうでないなら。
 こんなところに一人で来させた方が悪いな」

生意気なガキ、そんな印象しかないが。使える身体をしているの確かだ。
目の前にイチモツを突き詰めてみる。噛みつくような躾のなっていない雌なら、それを理由に……とでも言うように、顔に擦り付けた。

「所有者のいない奴隷がこんなところで、犯されないとでも?」

ルーシア > 洗っていた手を止め、腕を掴む彼の手への一瞥。
その視線を受けてなのか、何か彼に思うところがあったのか、直ぐに離れる手に視線は彼自身へと向けられる。

「答える義務なんて無いわ?
ただ一つだけ警告をするのなら、ただの奴隷と思って舐めて掛かると酷い目に会うわよ?
バフートの奥に構える店で扱われている貸出奴隷、聞き覚えはない?」

ああ言えばこう言う、普通に見知った奴隷とは掛け離れた対応の悪さは、相手の癪にどれだけ触れるのか。
素直に答えはしないが、実際には護衛兼奉仕奴隷として扱われ、その仕事を終え、今日は宿で休んで帰る予定だった。
鼻の利く相手であるのなら、こうして洗ってた後にも残る僅かな雄の臭いを嗅ぎ取れる事だろう。
そして、少女の言葉にもし奴隷市場での内情を知っていたりすれば、彼女がどんな存在かにも気付けるだろう。
もちろん、詳しい事を知っていたりするのなら、彼女の弱点さえも。

目の前に突き出された彼の肉棒に目を向けても、焦りも怯えも見せはしない。
冷めた視線を向けたままに、ソレを顔に擦り付けられても呆れた表情をするだけで、付け足す様にポツリと零す言葉。

「……ねえ、相手がただの奴隷だからって、何ら抵抗もしないと、本気で思ってる?」

グスタフ > 「あー、特定の相手にってやつか。勝手に使うとまずいかなぁ」

顎に手をやりながら、彼女の顔に押し付けるのはやめない。
彼女の抵抗の言葉も気にした風もないが、とりあえずいったん離れて。

「やっぱり、ご主人様に先に挨拶をしたほうがいいかな。
 そうすれば気兼ねなく使えるからね」

泡だらけの彼女の身体にお湯をざばりとかけて。

「グスタフ、って名で通ってるんでお見知りおきを」

ルーシア > 「……」

雰囲気から、聞き分けの無い子供の様な、そんな印象を彼に受けていたのだろう。
意外とあっさりと引かれる手に、キョトンと意外そうな表情を浮かべてしまう。
…が、気を取り直した様に小さく首を振れば。

「依頼をするのならバフートよ? ご用命なら、そちらにどうぞ」

しかし、自分を使う気満々な彼の言葉に再びムッとすると、吐き捨てる様な言葉を投げ付ける。
あくまでも、やはりここに依頼で来ている事と、その内容は伝えない。
頭からお湯を掛けられるも、急にされたからか一瞬だけとはいえ慌てた様子を見せるも、直ぐに平常心を取り戻し。
不機嫌そうな表情で彼を見上げる。

「む…ルーシアよ…よろしくされたくはないけど」

相手に名乗らせておいて自分は名乗らない、とはさすがに出来ず。
渋々ながらといった様子でぶっきらぼうに言葉を返す。

グスタフ > 「はは、義理堅いね。誇りかな。ルーシアね」

彼女の名前を反芻して、律儀に返してくる言葉を飲み込む。
依頼はバフートで。主人は近くにいないのか。不自然だな。
お湯をかけた桶を近くに置くふりをして、彼女の少しの間眺めていたが。

「いやいや、なかなか珍しい娘だから覚えたよ。その時は、よろしく」

悪戯っぽく、彼女の尻を嘗め回すように触って、さっと去っていく。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からグスタフさんが去りました。
ルーシア > (言わない方が良かったかもしれないけど…)

彼の言葉に出掛けた言葉だが、グッとソレを押し留める。
でも、無言で返すのは自分が相手以下で在るのだと思わせる様な事だと考えてしまって嫌だったから。

結局は何もしなかった彼だが、その時が来る事を示唆されれば視線を逸らす。
勝手にすれば良いのだと、そういわんばかりの態度を彼へと示せば。
そのまま見えなくなるまで彼の後姿を見ていた後、自分も温泉を出て宿へと戻るのだった。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からルーシアさんが去りました。