2025/09/13 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にエラインさんが現れました。
エライン > 「さて、と。やっと着いた。」

大荷物を相棒のロバに担がせ九頭龍山脈を越えて遠路はるばる王都へとたどり着いた少女は商人ギルドに商品を預けて管理を依頼するとロバを繋養してしばし労い、滞在先の宿へと足を運ぶ。
滞在のために必要な宿賃を先払いすると一番安い部屋に荷物を置いて、そのまま長旅の疲れを癒すために浴場に赴く。

「んっ…くぅ…!生き返るっ…。いろいろ危ない宿だけど、これがあるからやめられないんだよね…。」

湯船につかると伸びをしながら至福の時を堪能する。
温泉宿の噂は知っているし、何度か自身もひどい目に遭ったのだが、比較的安く滞在できるうえこの上等な泉質を一度味わうと多少リスクを背負ってでもまた訪れたくなる。
濁り湯に肩まで浸かって最悪混浴しても裸体を見られないように対策しながら全身の凝り固まった筋肉をほぐしていく。

エライン > 「んっ…だいぶん疲れも取れてきた。もう少し楽しんだら、明日に備えて部屋で休もっと。」

温かいお湯で全身がほぐれ、身体の芯からぽかぽかと温められていく。
湯けむりと一緒に疲れが昇天していくような感覚に頬を紅潮させながらほっと溜息をついた。
手に載せたお湯を肩にかけながら、心地よい湯加減にだいぶん満足はしたけれどもう少しだけ堪能しようと長湯を決め込み、再び足と手をぐっと伸ばして気持ちよさそうに声を漏らす。

エライン > 「…さすがにのぼせちゃいそうだし、そろそろあがろっか。」

しっかりと温泉を堪能した少女は湯船から上がるとさっと素早く身体にタオルを巻きつけて脱衣所へと向かうのであった。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からエラインさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にイグナスさんが現れました。
イグナス > まだだ、まだ。まだバカみたいに暑い。
日中はジリジリと日が差すし、夜は夜で蒸し暑い。
よってこういう日は――風呂である。

「う、…ぐお…ぉお……。」

けだものの唸り声みたいなのが、夕刻の混浴露天風呂に響いた。
日中の汗を流すにはちと早いかもしれないが、我慢できなかったのである。
風呂の岩陰に、大きな大きな大男が、その身をどっぷりと湯に浸からせている。
身体中は戦いの傷跡が残り、その体躯は容易に何もかもを握りつぶしそうだ。
握りつぶしそうだが――その表情と声は実に、ふにゃけてた。

「ああ、やっぱ、風呂だよなァ……。」

しみじみとつぶやいて、じゃぶん。顎付近まで湯に触れさせる。
あんまりデカい身体のせいで、ざばざばとお湯があふれた。