2025/08/27 のログ
エレイ > そうして充分に湯を堪能した後は、アヒルを回収してふらりと場を後にして──
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からエレイさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にマドレーヌさんが現れました。
マドレーヌ > 休養を利用して、温泉宿で軽く非日常を味わうことにした。
幸い、金銭的にはだいぶ不自由はない。人気の娼婦なので、ないのは時間。
そこで、ここ、という暇には楽しくお金を使うことにしている。

男女混浴の、温泉に、浸かっている。
今、湯煙の中に一人。
時間はおおよそ夜10時くらい。

「ぁ〜……」

至高天!という心地。
特に酒などは持ち込まず、体一つで湯を満喫する。

「なんて贅沢なんでしょう。溶けちゃいそう……」

頭は軽くまとめて、肩まで浸かって、ぼーっと天井の辺りを見ている。
体の芯から解される。血行が良くなり、首筋が少しむず痒い。
湯煙が静かに立ち上る。

マドレーヌ > 見た目より少し長く生きていると、いい時も悪い時も経験できる。

「暇なのもいいですけど…働く機会がないのは、あんまり楽しくありませんし…」

何より、単純に物狂おしい気持ちになってくるのは、いただけない。

「働いて、休むのが一番バランスが良いですわね…」

体の芯から温まる。両手を天井に向けて握って、ぐーっと伸ばす。湯殿の淵にもたれて、足もぐーっと伸ばす。

日頃接客で使っている体が心地よくストレッチされていく。

これほどお客様がついていて、休みたいと言っては神様に失礼極まりないとマドレーヌは考えている。たまに休みを授かったら、ありがたく満喫する。疲れが勝る日もあるけれど…

ありがたいと思わないと。
そう思い直して改めて英気を養う。
仕事があり、いい収入がある。それがどれほどの自由を運んでくるか。

神様はいつも見ていることを実感する毎日。