2025/08/20 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にセニアさんが現れました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にグスタフさんが現れました。
■セニア > 【夕暮れ:温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」の一角】
手ぬぐいを頭の上に乗せ、ひた、ひたと温泉内を歩く。
温泉内であるから、無論裸である。
胸やら下半身やら全く隠す様子もなく、人の少なそうな場所を探す。
胸はおわん型で隠したりもしていないせいか、歩く度にぷる、と揺れ。
脚は鍛えられており引き締まっているものの、肉付きよく、しっかりと女性らしさをアピールしていた。
アンダーヘアはうっすらと生えており、切りそろえてられているのは最低限手入れはしているのだろう。
そして腕や脚には目立たないものの、よく見ると細かく兵士時代に付いた傷跡がついていた。
ふと、ある一角にたどり着くと、辺りをきょろきょろと見渡した。
この一角は人影も多くなく、人目を気にせずゆっくりと出来る。
よーし、と軽く呟くと、ちゃぽ、と足先を少しだけ湯船に付ける。
じ~んと温泉の温かさが足先から伝わってきて、ぶるり、と少し身体を震わせた後。
音を立てないよう、ゆっくりと湯船に身体を埋めていき。
「ふぁぁぁぁ~~~」
完全に湯船に身体を浸すと、気の抜けた声を上げた。
滅多に来ない温泉。
無論、お金がそこまで無い為だ。
故に一か月やら二か月に一回、もしくはそこそこ稼げた時とかに利用している。
本当は頻繁に入りに来たいが、彼女の稼ぎ(サボっているせいではある)では頻繁に入るには心許なさすぎる。
この為にもっと稼いでもいい、とこの瞬間は何時も思うのだが、この頻度のお陰でのありがたみだよねと何時も思い直すまでがセットであった。
「極楽すぎるぅ……」
口元まで浸かり、こぽこぽと音を鳴らす。
単に人気が無い所を探したのは折角ゆっくりするのなら人が少ない所で気兼ねなく、というワケで。
存分にゆっくりしよう、と天井を仰ぎ見た。
■グスタフ > 頻繁にこの宿を利用している男は、
あまりに人が来ないために、誰か来るまで無駄に居座っていた。
湯船から離れて外を眺めていたが、入口からは死角だったらしい。
身体も冷えはじめ、湯に浸かりなおそうとしたとき足音が聞こえた。
なんとなく息を飲んで湯気に紛れる。
そのうち、伸びをするどこか色気のある声。
女の声に覗くと、張りのある身体の輪郭。こいつはアタリだ――。
多少は驚かせるかもしれないが、湯気からぬっと出てみれば。
「お、セニアか。こりゃいい肢体してると思った」
相手の顔を認めて、陽気に声を掛けてくる。
隣に失礼するよ、と湯船の縁に腰掛ける。女の顔の横にグスタフの股間がある。
■セニア > お酒が欲しかったかな。
温かい湯船に冷たいお酒。
考えるだけで欲しくなってくる。
あの東方から伝わったっていうお酒がたいへん合う、とのお話だったが。
流石にお財布事情との相談で今回は用意していなかった。
次は用意しよう、余裕があるときに。
などと思っているとぬ、っと人影が現れ、声を駆けられればそちらを見る。
聞いた声だな、と姿を確認すれば、それは以前街道にて色々とお世話になった顔で。
「えーとグスタフさんどーも……」
まさか知り合いがいたとは思っていなかったので慌てて少しばかり気を張り直し。
どうしても以前の兵士時代を知る人に合うのはいまいち得意ではないのでやや愛想笑い気味ではあったが挨拶を交わす。
隣の縁に腰かけた男。
無論そうなれば顔の横に色々なものが見えるワケではあるが、ちら、と視線には入るものの現時点では彼女はそこまで気にせず。
「居たんですね」
ざぱ、と腕を伸ばし、湯船近くの縁に置いておいたタオルを拾えば、頭に置き直して、そう答えた。
■グスタフ > 「湯治に来ててな。長湯してたら、君が来たってワケだ」
相手の顔を見る、半目で何を考えているかいまいちわからないが。
別に逃げ出すような素振りもないので、そのまま話を続ける。
「しばらくいるのか? ここにいる間くらい援助してやろうか」
いつも家計が火の車なのは知っているので、遠慮なく切り出して。
援助といいながら、女の目の前に股間を突き付けてーー。