2025/08/08 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にリスさんが現れました。
リス > リスは、久しぶりに温泉にやってきた気がする。
 そんなことは無いのだけども、何となく久しぶりな気がする。
 いつものように、お金を支払い温泉の桶を借りて、やってきた。

「ぁ。」

 いつもは、ふたなりの温泉を選んで、リスは入っていたのだけども。
 今日は、いつものふたなり温泉ではなく、普通の温泉にやってきた。
 それに気が付いたが、お風呂に入りたいと思っていたので、仕方がないか、と。
 リスは脱衣所で服を脱ぎ、女湯に入る。
 普段は入らない、女湯。
 ふたなりのお湯では無いので………ちょっとドキドキする。
 性的自認は女性だが、やはり、其れでは収まらない大きなものがあるから。
 ちゃぷ、ちゃぷと、温泉の中で、肉棒を隠しながら、体に掛け湯している。

リス > しばしの間、温泉を楽しんでいたものの。
 小さくあくびを零した、時期もあり、それなりに忙しかったことも有る。
 そろそろ眠くもなってきた。

「うん。」

 早めに切り上げよう。 
 リスはそう判断して、ざぶり、と温泉から出る。
 そもそも、普段とは違う所に入っていたから。
 脱衣場で汗をぬぐい去り、服を着て。
 リスは去っていった―――。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からリスさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」に睡蓮さんが現れました。
睡蓮 > 王都内。女にとっては見慣れた建築様式なれど、王都では少々浮く程度には文化が違う。
独特な湯屋の内部は、己の使う仙術にも似た作りなのか、内部と、外観のつり合いが取れていない。それもまた──面白がるように。

ひとまず訪れたのは露天の湯。案内に従って訪れた場所は、湯気が揺蕩うも人影はなかった。
肌に湯をかけ、髪をゆるくまとめ、素肌に薄い一重を羽織って浴場を歩む。
岩の湯船に満ちた湯は乳白色で、ややとろみのある泉質。
軽くかがんで、手指でそれを確かめてから、はおっていた入浴用の衣を解く。
それは畳んで傍らに落ち着かせると、自身は爪先から湯へと身を滑り込ませた。
岩風呂の縁に背中を預け、ふぅ、と寛ぐように呼気を吐き出した。
長い前髪が片面を隠すものの、覗く片目が空を見上げ。

己の扱う薫香ではないが──、こうして立ち上る湯気もまた、煙のようなものだな、と指先で軽く触れて弄れば、指の動きをなぞるようにくるりと煙が躍るのに唇を甘くほころばせ。

睡蓮 > ちゃぷ、と湯が揺れる音。さらさらと、陽の光を透かすように流れてゆく湯気。
湯気に融けるような白絹のような髪色が、光を淡く弾く。
乳白色の湯を浴びて、染み渡る温熱に仄かに肌が上気する。
垣間見える女の表情は機嫌のよいそれだった。

伸ばした足を軽く組み、時折そうするように酒でも携えればよかったか、と嘯きながら、それでも贅沢な時間を甘受する。

睡蓮 > 湯を零す音を立てて体を引き上げる。
十分に熱の通った体に入浴着を羽織れば、体の水分を吸い取ってひたりと張り付く。
女性らしい体の稜線を隠すこともなく、ぱたりと歩き出して。

「───んん、喉が渇いたな。さて、王都の水の味わいとして気に入るものがあるといいんだが──」

濡れた足音が、露天風呂から遠ざかっていった

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」から睡蓮さんが去りました。