2025/08/05 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にミランダさんが現れました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にミランダさんが現れました。
ミランダ > 平民地区の人気温泉旅館。
その受付に建物の装いとは不釣り合いの魔女が一人。

「はぁい、頼まれたモノの納品よ」

顔なじみの受付嬢に差し出したのはいくつにも小分けされた小瓶。
使用用途は……この宿に訪れた男女の交わりを盛り上げるためのものである。
気分を盛り上げる香りやら、もう1ラウンド頑張れるための薬やら、特殊なプレイに用いる液体……などなど。

「それじゃ、適当に待たせてもらうわね?」

受付嬢に確認をお願いしている間に旅館のラウンジ、来訪者をくつろがせる柔らかな椅子に腰かけながら宿に置かれた書籍に手を伸ばすだろうか。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にミランダさんが現れました。
ミランダ > 最近のおすすめのお店やら、観光スポット。
主に平民地区の情報が載せられた本は暇つぶしにちょうどよい。

受付嬢の確認も手馴れたもので、読み終わるころには名前を呼ばれるだろうか。

いつもお世話になっているからと、日帰り入浴も勧められるが……。
「それはまた今度にお願いしようかしら?」
次の注文も承りつつ、ほどほどの仕事量を今回も承ってから、魔女は自分のお店へと戻っていくことだろう。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からミランダさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 服をまとめて脱ぎ捨て、脱衣所を抜ければ、そこは混浴の露天風呂。
麗しい美女が湯気の向こうで……なんてことはなく、水音が流れるだけである。
汗を流して、早々に広い湯船に浸かれば、大股開きで独り占めして寛ぐ。

「これはこれで贅沢だがなぁ」

随時かけ流しの露天風呂、ちょっと足を伸ばさなければいけないが、
そんな湯をゆっくり気兼ねなく使えるのは贅沢は贅沢だ。
とはいえ、女の一人や二人はひっかけるつもりだったのだが。

グスタフ > 「ふー、夜は少し涼しいか」

のぼせる前に、湯船から出て夜風に当たる。
身体から湯気を出して読闇を見つけながら汗ばんだ身体を晒して。

風が吹いて遠雷を聞いた気がする。

「お、明日は荒れるかな……」