2025/06/23 のログ
エレイ > 出くわしたのは一般の男性客。互いに軽く謝罪し合った後、男は改めて歩みを進め、何処かへと──
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からエレイさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にリルアさんが現れました。
リルア > ぱしゃぱしゃ…と湯の表面を叩くような音が、水浴び場の露天のひとつに響く。
ほかに客のいない湯船で、ひとりの少女が悠々と湯に浸かっていた。
両脚を伸ばして肩まで浸かり、ほわ~と幸せそうな表情でいたり。
ひとりきりなのを良いことに、色んな体勢になって堪能したり。

……とはいえ流石に飽きてきたのか、もとの体勢になって満足気に嘆息。

「あ゛~~…… …やっぱ格別……♪」

何度でも来たくなるような良さがある。
これまで行ってみようと思いつつ中々足を運べていなかったが、いざ来てみれば……
すっかりハマってしまったようだった。

今度は友達も誘ってみよう。そう決意する一応学生。兼冒険者。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にミタマさんが現れました。
ミタマ > 蒸し暑い。ああ、蒸し暑い。蒸し暑い。
心の中で夏の季語(?)を織り交ぜてぶつぶつと文句という名前の俳句を呟く狐娘は、じっとりと肌に張り付く汗を拭うため――今宵は温泉旅館へ。
和装を脱ぎ、タオルを巻いて露天に出れば、この時間の淡い風のお陰で幾分過ごしやすく。

「ふはー……やー、普段は裸で外なんて歩けないですし。良い感じですねー。」

そのままぺた、ぺたと。お湯が滴る床を歩いていき、いざ浴槽に。と考えていたところで。
――ふと、先客の姿に気付く。のんびりと湯船に浸かる白髪の女性。
此方の音に気付いてるだろうか?そうでなくても、ご挨拶しないというのもなんなので。

「――やはー。お邪魔しますよ~? 相席ならぬ、相風呂、大丈夫ですかー?」

近寄り、四つん這い。湯面から覗くあなたさまの顔を覗き込み、人懐こそうな笑顔をひとつ。

リルア > 「お?」

ぺたぺた。裸足で濡れた床を歩く音が聞こえ、身動ぎした拍子に波が立つ。
振り返ると、四つん這いで此方を覗き込む小柄な少女の姿が見えた。赤目と視線がぶつかってぱちぱち、瞬く。

「あは、どうぞどうぞ~。あたし以外誰もいないし、遠慮しなくてもいいよぅ」

広々とした湯船だ。ひとりで使うというのも中々に贅沢…
というわけで、おいでおいでと手招きしつつ。のびのび伸ばしていた両脚を引っ込めて少し横に移動。

「…それにしても、最近すっかり暑いねぇ」

そんな世間話めいた言葉も挟みにいく。生来の人懐っこさというべきか。

ミタマ > 「そう言って頂けると嬉しくっ!……この蒸し暑さですし、ひとっ風呂浴びて汗水を流したいと思ってましたので。
 ……あ、一応。毛は抜けないように心掛けてますのでご安心を!」

快い返事が返ってくれば、浮かべていた笑顔を更にふにゃりと破顔させて――。
それとともに、自身の腰にタオルのように巻いている長い数本の尻尾を指差し、お風呂の邪魔にはならないことを告げて。

さて、お相手様が自然と場所を空けてくれたのなら、其処に身体を沈め、体躯に巻いていたタオルを外し、華奢な身体を晒しつつ……。
当然の権利というように隣に並び、「はふー……。」と温かさに感嘆の息。

「やー、まったくもってですね!異常気象か!?ってレベルの暑さですよー。
 お陰で王都外に出るお仕事とかがあると、水が欠かせないとかもありますしー……。嫌になりますよねぇ。」

世間話には世間話を。自然な流れで言葉を重ねながら――。