2026/03/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエウヘニアさんが現れました。
エウヘニア > 通り沿い、石畳の街路を濡らす雨足は、静かなものだ。
それを見せの軒先から眺めながら、春先の雨の細かな粒が空から毀れ落ちるのをゆるー、と眺めていた。

これ位の小雨なら、濡れるのを承知で歩いてもいいのだけれど……少しためらうのは折角新しく手に入れた資料が濡れてしまうのは忍びない…なんて俗っぽい感情からだった。

幾重にもくるまれているし、鞄にも納めているし、大丈夫だとは思うものの──ちょっとだけ躊躇う気持ち。

空の色はさほど重くもなく、すぐにやむだろうなんて目算もあったりするから余計に。

でも少し前なら、こんなふうに雨のしのつく外に佇むなんて選択肢は放り投げて、店の中に入り込んでいただろうから──随分と春めいてきた、ということなんだろう。

「まあでもあんまり長くいたら迷惑になるから移動、かなあ……?」

エウヘニア > はら、と軽くなった雨が舞うようなパラ月に変わり、明るくなった空を透かして虹が薄く浮かび上がる。

それを見上げて緩く笑むと、一歩を踏み出す。
まだ少し冷たい空気と、でも温く温かい風は、確かな季節の移ろいを感じさせ──。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエウヘニアさんが去りました。