2026/01/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエウヘニアさんが現れました。
■エウヘニア > 透明な空は薄く曇り。
冬の気配が色濃い北風が緩く編んだ髪を撫でるのに、ぴゃ、と小動物めいた動きで首を竦めた。
「……っ、さ、む、ぃ」
ここしばらくは小春日和めいた温かさが続いていたものだから余計に北風の冷たさが沁みる。
ぶる、と肩を震わせ。それから大きめの鞄の肩掛けベルトを握りしめて持ち直す。
あわい色合いが微妙に色を変えていく髪色がやや珍しい位。
やや小柄な女のシルエットはシャツとロングスカートの上にケープスタイルのローブを羽織り、その裾を軽く揺らしつつ歩みを進める。
時折寒さに襟元を掻き合わせるような仕草は、街を歩む人々と同じ。
「こういう日の御用聞きはーつらぁぃー、おうちこもりたーいぃぃ」
喧騒に紛れる程度の独り言。割と思考と独り言は直結中。
緩い調子は大体いつもそう。
工房から、定期的に薬を購入してくれる顧客を巡る最中とはいえ、道中に顧客の姿があるわけじゃないから弱音くらいはちょっと吐いてもいい、と自分を甘やかしている。
とはいえ歩みを止めることはなく。足を動かしていればそのうち沁みる寒さにも体が馴染めば、普段通りではあるのだが。
■エウヘニア > 「う、んん、仕事終わったら、あったかいモノ飲むか食べるかしよーぅ……」
語尾が風にさらわれて伸びる。
いつもより背を丸めつつ、通りの雑踏を進んでゆくのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエウヘニアさんが去りました。