2026/01/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区・冒険者ギルド」にケストレルさんが現れました。
ケストレル > 「きゅう……」

冒険者ギルドの隅の机で、ケストレルはげっそりと突っ伏していた
依頼の最中に道に迷った事、それで居て温泉を見つけて堪能した事
それらがギルドに露見し、つい数分前まで顔馴染みの受付嬢にガッツリお説教を喰らっていたのである
ついでに3度の討伐依頼を達成するまで、採集依頼は受理しないという罰まで頂戴した

「つまり3回パーティ組まないと終われない……うぅ」

タンクは要らんかねー、頑健なタンクだよー、と
新年早々タンク売りの青年と化す未来を予見し、へにょへにょになってしまっている
こんな時期に前衛不足のパーティなんてそうそう出るわけが無い、と経験で知っているから

ケストレル > しかも、既に複数回ケストレルと組んだ事のある冒険者はカウントに入れない、という制約までついて来ている
つまるところ、ほぼ新規か、一度パーティを組んだ相手でないとならないのだ

それを知った昔馴染みや飲み仲間たちは笑顔でケストレルを応援するだけだった
友情に篤い知人を持って幸せだなあ、と半べそ掻きながらケストレルはテーブルに突っ伏し、今に至っている

「首から看板でも提げてた方が良いんじゃねえかな……」

『可哀そうな冒険者♂(20)です、肉壁にもバッファーにもなります』
一応考えてはみたが、余計惨めになりそうだったので却下した
そもそもそんな奴をパーティに居れようと思う新人は居ないだろう
面白がってパーティに入れてくれる腐れ縁はカウント外である

「……どうせ拾われるならムチムチボインなお姉様たちのパーティが良い……」

素面で酔っ払いみたいなことをのたまいつつ、絶賛無気力中
いや、掲示板前に人が来るたびに自分を売り込む機会を窺ってはいるけれど

ケストレル > 結局前衛でも後衛でもケストレルが捻じ込められそうな一行が現れることは無く
いつも通り、ギルドの片隅で彫像と化していたのだった―――

「今月中には……何とかしてえなあ」

ご案内:「王都マグメール 平民地区・冒険者ギルド」からケストレルさんが去りました。