2025/12/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 「ん-……む。」
大男が呻いた。最近あんまり仕事してない…よって金があんまりない。
そうなれば手持ちの宝だの戦利品を売りさばいて、生活費を稼ぐしかないわけだ。
――しかして、売ってよさそうなのは、手元にはガラクタばかりなのである。結局はそんなに、金にならなかった。
古物商から出てきてもあんまり厚くなってない財布に溜息をついて、今度はギルド行きだ。
寒い中、軽く体を縮めて――それでもじゅうぶんに大きな男が、ギルドの掲示板の前に立つ。
「……あンま、面白そうなのねェなあ。」
悪党やらモンスターも、この時期は店じまいなのか。
こう、あまり興味をそそられる仕事もない。やれ、どうしたものか。
…諦めて飯でも食べに行こうか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にロシェルさんが現れました。
■ロシェル > とある教会に所属している、と言うこともあり、固定のパーティーを組んでいなくとも、依頼をよく一緒に熟す冒険者仲間と言うのは存在する。
本日もその繋がりで依頼を熟し、達成報告を終え、いつもの食事処でご飯でも――と、冒険者仲間と話しながらギルドの中を進んで行く。
つまるところ、余所見していた。
「え――――? んわぶっ!?」
『あ、ロシェル! 前、前!』と、女剣士の仲間が声をかけてくれたものの、急には止まれない。
相手が避けなければ、いつぞやと同じように、どん、と軽い衝撃と共にぶつかるやも。
■イグナス > いい仕事はたいてい、どっかの誰かがとっていってるものだし、最近あんまり仕事してなかったしなァ。
仕方ないかと息をついてその場を去ろう――としたところ。
「んお。…おう?」
どんっとまあまあの勢いで、でもこの大男にとっては軽めの衝撃。
ぶつかられるのはよくあることだ。
だいじょうぶか、――と声を掛けようとしたらば。
「おや、…ん?あァ、お前、たしか。」
首を傾けて、わらう。ああ、その姿に覚えがある。
久しぶりだな、なんて、わしり。上から大きな掌を被せて、頭を撫ぜる。
■ロシェル > ぶつかった衝撃で軽く跳ね返り、よろりと後方によろける足。
冒険者仲間は、何やってんだ、と言わんばかりの表情や視線を己に向けているのだろう。
「すみませ――――」
鼻を軽く擦りながら、どこか聞き覚えのある声に言葉を途切れさせ、ゆるゆると視線を持ち上げる。
見覚えのある、鍛えられた長躯に、焔のような赤髪。
「い、イグナスさ……んわ、ぅ、……っ」
それと、瞬間的に呼び起こされる記憶に思いっきり狼狽えた。
頭を撫でる手にされるが儘――赤くなれば良いのか、焦れば良いのか、判断がつかずに混乱しているのは目に見て明らかで。
■イグナス > 「お、なんだ。覚えてたか。お前は、あァ、ロシェル、だったな。」
名前を呼ばれて、にかりと笑う。わしわし、と頭を撫ぜる仕草は、だいぶ慣れ慣れしいか。
以前の、色々あったあれそれがなかったかのような振舞いだ。
いちおうその手のひらが、彼女が倒れないように支える手にもなっていて。
「久しぶりだな。元気してたか?」
なんて問う。手のひらから背中に、ばしばしと軽く叩いた。
とりあえずもう、立ってるのは落ち着いてるだろうから。
視線を向こうに向ければ、彼女の仲間らしい冒険者たち。
そっちにも、よう、と全然知り合いじゃないけど、親し気に手を上げたりした。
■ロシェル > 犬猫にでもするように、頭を軽く撫でながら受けるのは何ともこざっぱりとした様子。
一瞬、己の記憶が間違っていたような気すらしてくるものだから、思わず軽く目を瞠った。
「ぁえ――ええ、はい。元気に、していました。」
――やはり、自分の記憶が違っていたような気がしてきた。
そうと思えば、単純な造りの脳と精神は早々に気を緩めてしまうのだろう。
背中へのかろい衝撃も気にした様子もなく受け止めて、手を上げる相手と己へ、交互へと視線をやり『知り合い?』だなんて聞いてくる冒険者仲間へと視線をやる。
「――――ええと、はい。そうです。知り合い――しりあい、……一度、お食事をした仲――です?」
己の記憶違いなのであれば、正しいのはこれである。たぶん。
あっていますよね、なんて視線が焔の長躯へと向かう始末。
■イグナス > 素直に元気にしてたと、その言葉に笑う。そりゃあよかった、と。
人懐こい笑顔を見せて――でも、にやりと、彼女の記憶違いの想像を打ち消すような、意地悪い笑みだ。
視線を彼女の仲間へとやる。
「あァ、そう。一度食事して――、楽しく遊ばせてもらったことがあって。
お仲間だよな?初めまして、おれァ、イグナスという。」
やっぱり言葉にも、ちょっとだけ含みを持たせる
記憶は間違っちゃいないけど、ぜんぶ正しいわけじゃあない、とでも言うようにだ。
「…これから仕事か、なンかか。」
問う。彼女もここに来たならば、冒険者ギルドに用事だろう。
ついでにいえば、依頼掲示板の目の前の分けで。