2025/12/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にケストレルさんが現れました。
■ケストレル > ある休日の昼下がり
冒険者ギルドを訪れたケストレルは、掲示板の前に立ち、首を傾げた
「……なんか、魔物討伐多くねえ?」
貼り出されている依頼の内、討伐系に類されるものが全体の8割
普段であれば5割もあればそこそこ多いという印象だが、それと比べれば今日はやたらと多く見受けられる
たまたま魔物の活動時期が各地で重なってしまったという事も考えられるが、中には、
「この地域なんかついこないだ討伐依頼で出てった奴ら居たろ、失敗したのか?」
そんな話聞いた覚えが無いけど、と依頼の一つを指して窓口へと問う
案の定、窓口の職員は即座に首を横に振って答えた
だよなあ、と怪訝そうに頭を掻きながら、掲示板へと視線を戻したケストレル
しばし、そのまま真剣な面持ちで依頼の数々を見遣っていた
■ケストレル > 本格的な冬の到来を前に、魔物の活動が一時的に活性化するのは珍しいことではない
しかし、こうも同時多発的に活性化しているというのは、稀なのでは無いだろうか
そんな事を考えながら掲示板を半ば睨むように眺めていたケストレルは、背後から声を掛けられて我に返る
振り返れば、駆け出しの一行が申し訳無さそうに佇んでいた
「……あ、悪い悪い
こんなところで突っ立っていられちゃ、邪魔だわな」
苦笑しつつ、場所を一行に譲り
近くの席に腰を落ち着かせると、小さく息を吐いて給仕に珈琲を頼んだ
討伐の出来ない自分があれこれ考えたところで、どうする事も出来ないのが実情だ
「……それか、調べるだけ調べて腕の立つ知り合いに対処を頼むか、だな」
うーむ、とやっぱり考え込んでしまいながらケストレルはギルドの建物の天井付近を見つめる