2025/12/06 のログ
■イグナス > さて。どれくらい待ったか、しばらくしてようやく雨もやみ――
大男の姿は街の中に消えていって、とか
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「商店街」にメイベリーンさんが現れました。
■メイベリーン > すれ違う人には気づかれていないので、よかった。
顔自体は不特定多数に知られているから。
と言っても、本来なりたかったもののそれではなく、身を売るものとして。
予約があれば出るけれど、少なくとも今日はきっと休みになるので、店を冷やかすウインドウショッピングでぶらぶら。とはいえ本当に冷やかすだけで終わらない程度の持ち合わせはあった。
羊みたいなもこもこしたコート、ニットの帽子。
ピンクのセーター、生成りのスカート。タイツ。
角のスタンドでホットワインを傾けている。
何も仕事につながることはしていないけど、働く人だから、何もしないをしたかった。
それができるから、週末って大好き。
■メイベリーン > すれ違う人には気づかれていないので、よかった。
顔自体は不特定多数に知られているから。
と言っても、本来なりたかったもののそれではなく、身を売るものとして。
予約があれば出るけれど、少なくとも今日はきっと休みになるので、店を冷やかすウインドウショッピングでぶらぶら。とはいえ本当に冷やかすだけで終わらない程度の持ち合わせはあった。
羊みたいなもこもこしたコート、ニットの帽子。
ピンクのセーター、生成りのスカート。タイツ。
角のスタンドでホットワインを傾けている。
何も仕事につながることはしていないけど、働く人だから、何もしないをしたかった。
それができるから、週末って大好き。
■メイベリーン > いくつか買いたい小物を買い。いくつか買いたい本を買い。
保湿の軟膏も買って、仕事に使う服も発注した。
収入が増えたから、いったことのないところにも行ける。ちょっと客単価の高いカフェの街区に足を向ける。働く女性から、ちょっと富裕層なエリアの店の前を通ったけど、やっぱりまだ大衆的な値段の店を選んでしまう。
テラス席でホットミルクとパニーニ、とても美味しい。
■メイベリーン > 顔が割れているところで、罪を犯したわけではないし、色ごとへの意識が妙に寛容なこの辺では問題ではないけど、なんとなく平穏であるに越したことはない。
お世話になっている者として、お気に入りの嬢の邪魔はしない。
そんな騎士道精神を持っているお客様、
(だいすきだよ?)
ほんと好き。
それはそれとしてパニーニ美味しい。チーズとほうれん草のサンドです。
牛は草食べてなんぼとかなんとか。
見知った顔がこの辺にいるような気もするけど、お店の顔とオフの顔は微妙に違うから。
ご案内:「商店街」にケストレルさんが現れました。
■メイベリーン > 丸くて大きな青い目。
ブロンドのボブ。
ふっくらした顔。ちょっと天使みたいな顔をしている。
正直、普通の可愛いより人目を引く。
でも、知ってる。とても可愛い人が集まっている養成所に入った時。
この可愛いは、普通の方だった。
それからいろいろあって、なんか、こうして生きてる。
■ケストレル > 年末が、近付いているのを肌で感じる
道行く人たちもどことなく忙しなさげで、そんな中でケストレルもまた年末に向けたあれやこれやが立て込んで来ていた
特に今年は、いや、来年はケストレルにとって――正確にはケストレルの実家にとって大きな転換期となるからだ
「目出度いは目出度いけど……フクザツだよなぁ」
そうボヤキながら、実父から頼まれた買い物を済ますべく商店街を足早に進んでいた
「―――と?」
一息ついているメイベリーンの前を通り過ぎ、はた、と足を止める
見間違いか、と一瞬思うものの振り返れば、やっぱり見知った顔で
「おや、メイちゃんじゃないか
こんなところでお食事だなんて、今日はお仕事お休みの日?」
彼女の勤め先からは少し距離がある様な気もしたが、休日なんてそんなものだろう
ケストレル自身、休みの日は……割と遠くまで足を運ぶこともある
騎士としての休日は、大抵冒険者として活動してるから嘘ではない
……やっぱり嘘になるかもしれない
■メイベリーン > 「あー」
↑何も考えていないで声が出ている。
薄らぼんやりと、頭の隅々までOFFにしていたら、耳に飛び込む声。
キラっとした目が彼に向く。笑顔も溢れる。ほっぺうっすらベビーピンク。
前よりちょっと服装が良くなりました。
「あ、やっほー。ん、今日はお休み。そっちもお休み?」
依頼がある時に仕事である冒険者に、カレンダー的な意味での休みはないけど、ニュアンスとして。
騎士としての休みがあるなら、所用で忙しくったって、ともあれ今日はやっぱり休日、となるのだろう。
「どうしたの?急いで。ここでお茶してく?」
そうでもないかな、となんとなく流れを見ながら、ふにゃ、とした笑顔で、両手でホットミルクのマグを持っている。
おてて小さい。
彼の行き先にも興味がある、と言った雰囲気が目線に現れてる。なんだったらちょっとついていく?まである。
■ケストレル > 「そっか、お疲れ様
俺の方はまあ、お休みと言えばお休み」
朝の内にギルドにも顔を出したけれど、ケストレル向けの依頼は無く
その場にいた駆け出し冒険者たちに諸々の助言をしただけに留めていた
直後、実父からの連絡があったため、其方に係って今に至っている
「親父様のお使いの途中でさ、時間は余裕あるけど寒いからさっさと済ませようと思ってたんだけど……
メイちゃんとお茶してく方が良いな、うん」
寒い中遣い走りをしてるのだから、それくらいの役得はあっても罰は当たるまい
実父よりも女の子を優先させずして何が騎士か、と早々に踵を返してテラスへ向かう
熱いホットジンジャーでも飲みたい気分だし、と足取り軽くカフェの店内へ、そして注文を済ませて内からテラス席へとやって来た
■メイベリーン > 「そっか。……うん、そういう日もあるよぉ。」
だいじょうぶ!と励ます目線している。
***************
一緒にお茶することになった。
完全にオフモードなので、セクシーを押し出すようなコーデを採ってない。
上半身をちょっと曲げて、足元のショルダーバッグ入りのカゴを、彼が使えるように二人の間に動かした。
「なんか久しぶり。」
ほぼ夏の終わり以来。
同じ街に住んでいるけど、サイクルが変わると何故か会えない。
オンよりも張り控えめの、甘くて高い声。
「わたしもねぇ、なんかお仕事忙しくなっちゃって、昼間に出るのちょっと久しぶりでぇ…」
バイトのウエイターをちょい、と手招きすると、ホットのカプチーノちょーだい、と。
片手を「お願い!」の形にしたのは。彼が仕事のお客様だ、と気づいたから。
お察しをお願いした次第。
「あ、ここサンドイッチおいしーよ。ケーキもおいしーの。」
最近、メイベリーンがお店の中で昇格したので、そういう情報誌にお店がアピールする紹介記事なんかが、載ったりもした。
■ケストレル > 「久し振りだねぇ、元気そうで良かったよ」
彼女の勤め先に行けば会えるのだろうけれど、何と言うか、彼女の勤め先である娼館は微妙にケストレルの活動範囲から外れていた
そもそも最近は娼館自体すっかりご無沙汰である
別段、性欲が枯れて来たというわけではないのだが
「お互い身体が資本な仕事だし、無理しないようにしないとね」
メイベリーンの装いを見て色々と察したのか、そんな事を言いつつ微笑んで
運ばれて来たホットジンジャーを手に取ると、一旦往来へと目を向けた
こんな時でも無ければ、来ない様な店であることは間違いないな
ぼんやりと考えつつ、隣から響く声に耳を傾ける
「サンドイッチにケーキか……メイちゃんも食べる?
ケーキとか、ほら、食後のデザートにでも」
折角のオススメなら、と彼女へと向いて軽く首を傾け
1人で食べるのは気が引ける……というよりは、使いの途中だからという部分が大きい
■メイベリーン > 「うん、元気じゃないと休みも楽しくないもん」
誰しも体が資本。元手だから。
「そっちも元気そうでよかったぁ。怪我とかしてなかった?」
残ったホットミルクを飲み干して。
***********
「えっいいの?じゃーぁ、おねがいしていーい?」
食べるのは好き。だから表情がぱぁ、と明るくなる。
これ、と、卓上にあるメニューの、ベイクドチーズケーキひとピースを指さす。
「なんで12月になると時間がめっちゃ早く過ぎちゃうんだろう…早くない?」
ゆるい会話とお茶とご飯でゆるい時間。
空には、ちょっと重めの色の雲垂れ込めて、空から瞬く通り雪が少々。
ふーっと、片手で頬杖ついてトリィの顔を見てて
「なんかちょっとかっこよくなってる。」
えへへ。
■ケストレル > 「そりゃごもっともだ
身体の丈夫さだけは胸を張れるとこだからね、怪我らしい怪我は何も」
無かったよな?と内心首を傾げつつ記憶をひっくり返す
怪我……怪我……よし無い、オッケー、とひとつ頷いた
「ああ、何やかんやお店に行けてないからそのお詫びも兼ねてさ
時間とお金に余裕が出来たら行こうと思ってはいたんだけど……」
時間のある時は金が無い、金がある時は時間が無いを繰り返して今に至る
そう考えると娼館通いというのは中々に高等な道楽と言えなくも無いな、などと思いつつウェイターへと彼女が示したケーキを注文して
「ああ、早いねえ……やる事が多いからってのもあると思うけど
日の出てる時間も短いから、そう思えるのかも」
他愛無い会話の合間にホットジンジャーを口へ運ぶ
生姜の香りが体を温めてくれて、自然と溜息が口から漏れる
そんな折に、此方に向くメイベリーンの視線に気づき
「ん? そう?
元々かっこいいと思うんだけど、俺
そういうメイちゃんも……少し大人びた?」
お互い冬服だからじゃないだろうか、と思いつつ
■メイベリーン > 「ふふ、いーのいーの!そういうのは”行ける!”って時で。」
心、体、勢い、お金。
ふーぞくにいくにはこの四つのエレメントが必要なのです。
それに何より、「生活する」という点で
(…わかる。たっかいもん。)
ここ、ここなんです。
本当になくてもいい行動だし、冷静に考えて1時間160ゴルドは全然安くない。
いく人は160が安いと思ってる。金銭感覚という問題。
…ちなみに今彼女が指差していたケーキもまた、なくてもいいもの。
生活において最優先でなくて、ストレス解消の気持ちいい何か、という点でお菓子と彼女のサービスは全く同じ。
庶民にとっては結構な贅沢!!!
「…時間は全然同じなのにね〜、真夏が7月と8月じゃなかったらちょっと違うかもだけど」
ケーキが到着したので、おいひぃ〜〜と歓喜しながら美味しくいただいている。
人生にケーキとコーヒーで手打ちできる子、安全。
「それ自分で言う〜〜?本当のことだけどぉ」
ちょっと横から見ると結構かっこいいけどぉ、と笑いつつ。
「……ふふ。ふふ。どぉだろぉ〜?でもほら、19だから?オトナ?的な?」
今日、私服にガーリーな甘口ディティールがちょっと少ないって言うのもある。
「実際確かめる?…うーそうそ。そっち今日用事あるんだもんね?ふふ」
■ケストレル > 「気持ち的にはすんごく行けるって感じなんだけど」
あと体的にも
時間とお金がどうしても噛み合ってくれない
実家に無心すれば一日くらい居座れるかもしれないが、それだけはしたくない
そもそも、冒険者の任務の後の打ち上げパーティーで羽目を外さなければ良いだけなのだが
打ち上げをせずして何が冒険者か、と先達からも教育されてるので……
「そうなったら別の月がやたらと短く感じる様になるだけな気もするけどねえ」
ケーキを食べるメイベリーンを見つつ笑みを溢し
熱さを失いつつあるホットジンジャーを飲み干すと、カップを置いた
「両親のお陰だし、報いる為にもそこは認めてかないと」
容姿に関しては自分一人の成果では無いので謙遜しても仕方ないのだ
笑う彼女に得意げに鼻を鳴らし
「いや、上手く言えないけど見た目だけじゃなくて
何て言うか……ごめん、やっぱうまく言えねえや」
雰囲気が、大人びた気がする
どこがどう変わった、とは言えないけれど、変化は感じられて
「いや、どうやって確かめんのさ
用事っても、仕立て屋に服取りに行って、実家に届けるだけだから……その後なら時間はあるけど」
■メイベリーン > 『夜遊びは自腹が一番自由なんだよな…親の金で買うのは流石に』
てめーの性欲はてめーの金で解消すべき。
それがなんて言うか、男の一線、操みてえなもんだろ、…と老黒服が言っていた日もあった、そんな娼館プリプリ。
なおお代金はなんであれありがたくいただいている。経営ですしね。
親の金でくる貴族のボンボンとか本当ありがたいです。
***************
打ち上げでなければ?…ってのも無理め。
娼婦って人間関係に日々直面する。
打ち上げに出ない冒険者を馬鹿にする冒険者の男もいる。
なら、人付き合いにはメンテナンス費として払った方がいい…
「そそ、きっとそーなるよぅ。なんでもそんなうまくいかないもん。わたし、週に二日休めるけど、三日休んでいいよってなっても、そのうち休み足りない!って思っちゃいそうだもん。」
ところで容姿について親って角度から切り込むのは初めての反応。
「え〜?じゃあ私も感謝しとこ」
外見とか、この体で稼いでいる暮らしの根底に、両親の遺伝情報がある…!
「謝ることじゃないよぉ。とりぃくん真面目だよ〜〜?
え、どうやってって…そっれはほら、ねえ。そう言う場所で。そーいうことをぉ…ぁ、プライベートだよ?」
でも、プライベートで繋がってしまうと、お店のお客様になる目は無くなるけど。
そしてそんなことを言ってしまうのは、今日がオフで、オフに会ったから、そんなルートがひらけてしまうのだ。
「甘いものはねえ、別腹なの♡」
■ケストレル > 貴族のボンボンにも色々居るものだ
と、時限式ボンボンは思うのだった
ケストレル自身は打ち上げの酒宴が好きだが、だからと言って参加しない冒険者をとやかく言う気は毛頭ない
参加も不参加も自由にやれば良いと思う、酒場がある限り酒はいつでも飲めるし
ただ、懐が一番潤ってる瞬間が依頼から帰った直後というシステム上、どうしてもね?
「ははは、その点冒険者はある意味自分の好きな時に休めるからなぁ
三日三晩働きっ放しとかある事に目を瞑ればだけど」
護衛任務とか、ルートによってはマジで睡眠時間すら労働時間になりかねない
両親への感謝は容姿の事だけに留まらないが、感謝する相手は父親しか存命でないので、こうして遣い走りもしているのだ
そんな事を思いつつ、同調してくれたメイベリーンを微笑ましく眺めて
「真面目かねえ? いや、不真面目でも無いとは、自分でも思うけど
んー?よっく分かんないなぁー?……いや、この場でハッキリ言われても困っちゃうけどさ?」
カフェテラスですよ、ここ
周囲の客の耳もあるところで明け透けな会話は流石に憚られる
かと言って興味が無い訳でもなく……な複雑な男心である
「食いしん坊さんだねえ、メイちゃんは」
可愛く言うと何でも許されそうだからちょっとズルいよな女の子って
■メイベリーン > 「いいと思います♡」
OKOK。はばかってこ!はばかってこ!
たまにこう、内角エグめの球をね、投げていくスタイル。
正直に生きてる人間だったらきっとこう、見えてくる真実がね、ありますよね…
腰から下の人格が関わるような会話、つつしんでこ!
ここは平民区域なので…!
「ふふ♪…なんか食べても食べてもエネルギーになっちゃうんだぁ。」
あらかた食べ終わると
「ところで、そろそろお時間大丈夫?」
■ケストレル > 「そうかねえ」
すっ呆けて首を掻きつつ
ひとまずTPOを弁える方向で、慎ましくティータイムをね
幾ら日が短い時期とはいえ、深夜には程遠いので
夜が更ければカフェテラスでして良いって訳でも無いのだろうけど
「まあお仕事でエネルギー使うだろうし、蓄えられる時に蓄えときなよ
いっぱい食べる子は嫌いじゃないよ、メイちゃんは特に美味しそうに食べるから見てて気持ち良いしね」
そう言って微笑ましく見守る
歳の近い親戚の子を見守る心持である
「ん、時間は大丈夫だけど……早めに済ませておくに越したことは無いし
パパッと用事済ませて、夜は夜で暇を持て余そっかなあ」
問われれば呑気に答えて、とりあえず二人分の飲食代を支払いに向かって
■メイベリーン > 「えへへへ…」
食べ物にはいつも感謝してる。
実家が牧場とか農業なので…
「作ってる人のこと考えると、食べなきゃ、ってなって…全部食べちゃう…」
えへへへ…
もうちょっと顔の血色が良くなってる。
夜職のセクシーさどこ行った、というくらいの普通の食いしん坊になってる。
「…週末だからね、暇な夜、だいじ〜に使ってね?今日はこのまま休みだけど、お店から緊急で声がかかったら、わからないかも。」
あっいいよお、と一旦断るけど、彼が払うと言うなら、それもまた男の甲斐性か。
椅子から降りて、ニットキャップ被り直して。ちょっと、上目遣いで。
「わたしもだいたい食べたしぃ。一人だとあれだし、ついてって、いーい?」
もちろん仕立て屋のお店の中までは入らない。
治安が悪い昨今、途中まで男女ペアでいればちょっとは安全。
そしてとりぃくんのご用が終わったら、乗合馬車で住んでるところのあたりまで移動して帰るつもり、と伝える。
ご案内:「商店街」からメイベリーンさんが去りました。
■ケストレル > 「料理も材料も、それを作ってる人が居るもんな
そういう気持ちを大事に出来るのは、偉いと思うよ」
こういうのを、育ちが良いって言うんだろうな、と改めて思う
ケストレル自身も同様の理由から外食先では残さず食べるように心がけてもいる
身分に関係なく、人として大事なことだ、と幼少時より父親から躾けられてきたこともあって
「そぉだねえ、まあどう過ごすかは道すがら考えるかな……」
支払いを終えて、思いの外良心的な価格に感心したりしつつ
同行を申し出たメイベリーンに二つ返事でOKを出して、そこからは仕立て屋への道を二人で往くことだろう
その後は馬車の停留所で別れて、荷物を実家へと届けに向かい、その後どう過ごしたかはまた別の話――
ご案内:「商店街」からケストレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。