2025/11/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にヴァンさんが現れました。
■ヴァン > 秋はあっという間に去り行き、冬の訪れを感じさせる日々。
それでも昼間の陽光は、風さえなければ小春日和という表現がぴったりとあてはまる。
銀髪の男は木刀を手に、ひたすら素振りを繰り返していた。
使わなければ衰えていくのは、筋肉も頭脳も同じだ。日頃身体を動かす機会はないではないが、戦士としてのそれではない。
冒険者ギルドに魔物や山賊の退治依頼でもあればよいのだが、そうでない時はこうやって身体を動かすことにしていた。
何より、訓練後のエールはとても美味しい。
「静かだな……」
酒場兼宿屋の裏手にある中庭は意外と広い。この区画の建物はどこも表通りぎりぎりまで建設し、裏手に庭を設けている。
ちょっとした公園ぐらいの広さがあり、花壇や家庭菜園、洗濯物を干したりと使い方は自由だ。
基本的にはこの区画内の住民しか立ち入らないが、建物の間の小路を通り申し訳なさそうに近道をする者も時にはいる。
今は銀髪の男以外に人の姿は見当たらないが――。
■ヴァン > 訓練を終えて一息。そろそろ昼飯の頃合いか。
タオルで汗を拭い、木刀を置いて建物へと入っていく――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からヴァンさんが去りました。