2025/11/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 酒場」にカグヤさんが現れました。
カグヤ > 仕事終わり、ふらりと足を向けたのは酒場のある表通り。自宅のある場所とは正反対の場所だったが、どうにも直ぐ帰る気にはなれず。
肌を撫でる風はもう冬の訪れを感じさせる程の物。カーディガンの合わせ目を握りながら足早に目についた酒場に足を踏み入れた。

同じように仕事終わりや冒険終わりなのだろう、賑やかを通り越し喧騒に近い賑わいを見せる店内。
申し訳なさそうに一人であることを指で示し、案内されたカウンターへと向かう。

「とりあえず、葡萄酒を頂ける? あと、一緒に摘まめるものも。」

そう、調理ともなると時間もかかろうから、先ずはと頼む様子も手慣れた物。
スツールに腰を下ろしカーディガンを脱いで膝にのせれば、届く葡萄酒とチーズの盛り合せ。
薄いチーズを一欠片、口内へと放り込んでから、手にするのはメニュー。

本当に気紛れで、何が食べたいか、等考えもしなかったが故の迷い。
暖かいスープもいい、焼き物もいい……。時折葡萄酒を口元に運びながらも、メニュー表に指をなぞらせる事しばし、
結局、ピンとくるものはそこに見つからなかった。

カグヤ > 口の中で蕩けるチーズを洗い流す葡萄酒の香りと渋味。
暫くメニューとにらめっこをつづけながらそのグラスには二度、三度と葡萄酒が注がれて、
結局軽いサンドイッチを摘まんだ所で酩酊を感じてしまい席を立つ。
お陰で少し身体も暖まり、帰宅する足取りは幾分、軽く。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 酒場」からカグヤさんが去りました。