2025/10/31 のログ
スヴィチューナ > 「はい、スーさんです。自慢じゃありませんが、わたし記憶力だけはいいんですよ。
あまり勉強とかは出来ませんでしたけどねー・・・」

とはいえ、免許要る筈の医者とカウンセラーなのだから、ある程度対象絞れば全力出せる子ではあるのだが。

「あ、と・・・それはそうとして、さっきのところ・・・大丈夫そうですね」

そう言えば蹴られてたなあと、誰かの足当たったあたりを軽く撫でようとして見たが、
ヒーラーたる彼女が自分で治し始めると、慌てて手を戻し。

「そうなんですけど、とりあえずお腹空いてそうだったので遠慮しないで食べて欲しくて。
ご飯誘っといてお腹一杯にさせちゃったら、確かに本末転倒ですねえ。
ではこれは、明日のわたしのお弁当という事で・・・」

山盛りになったクッキーとナッツは流石に元の袋に戻したりはせず、
別の麻袋取り出して、腐らない&形変わってもあまり問題ないのでそのままざらっと入れてしまい。

「それで、何食べましょうか?
表通りに出たら、まだいくつか屋台やってるかもしれませんし、
後・・・ちょっと場所がアレな所にあるんですが、ケーキとか食べられて服も買えるお店とか、
かなり大盛りなメニュー多いんですけど、ガッツリ食べられそうなお店知ってますけど、
どうします?」

立ち上がったティアフェルの服についているであろう土埃を、何気なくパンパンと払いながら、
これから尋ねるであろう食事処の候補上げてみたり。

ティアフェル > 「そうなの? でも暗記系とかは余裕だったんじゃない?」

 養護教諭は医師とは違うだろうが、どうなんだろう。
 それはともかく、蹴られたところは自分でどうにか施術して。
 スタミナも多少回復したので一応元気である。
 伸ばしかけた手を戻す様子に、へーきへーき、とにへ、と笑って見せ。

「あっはは。ありがと。このくらいで大丈夫だよ~。わたしそんなに大食いでもないからさ。
 駄目だよー、お昼はちゃんと栄養のあるもの食べないと。お菓子でお腹膨らませてちゃ」

 お昼ご飯はちゃんと食べないと、わたしにみたく倒れる、と実証済みな奴は語った。
 埃を払ってもらってありがと、と云いながら。
 食事をどうするかの相談に、んー…と顎に指を当てながら。

「アレなところのアレってなに……。
 わたしは大食漢ではないが……スーさんが食べるならお供するけど……好きなとこでいーよ。わたしはわたしでなんかいけそうなもんいただくわ」

 結構お腹減ってる感じなのかな?と首を傾げ。
 当てがあるなら彼女の行きたい店に付き合う、と笑った。

スヴィチューナ > 「余裕なはずなんですけどねー・・・わたし、どういう訳か一夜漬けとか出来ないんですよ。
それよりコツコツ勉強して覚えた方が身にはつく筈なんですが、
興味のない教科だとそれもいまいち効果が無くて、結局こんな感じです」

あ、一応お医者さんの知識も要るんですよとか言いながら、クッキー&ナッツ入り臨時の弁当袋バッグに仕舞い。

「・・・と言うか、これこのまま相談者にお出しできませんし、袋に戻す訳にもいきませんから、
捨てるのも勿体なくて・・・だったら自分で食べちゃおうと思っただけです」

思案しながらの問いに、かっと瞬時に顔赤くしながらぼそぼそと呟き。

「ですから、美味しいケーキとかあるんですが、その・・・エッチな所の近くなんです・・・。
でしたら、晩御飯なんですし、ガッツリの方にしましょう。
大丈夫です、最近何かあったらしくて、ハーフとクォーター盛りもやり始めたらしいですから、
食べ過ぎる事は無い筈です。
お肉の種類多いんでちょっと迷っちゃいますが、普通の牛さんとかもちゃんとありますから、
おかしな物食べてお腹壊すとかは無いと思いますし」

にへらとぽっちゃり顔にしまりのない笑顔浮かべながら、では決まったようなものだなと
案内するつもりか少し先を歩き始めようとしたり。

ティアフェル > 「ふーん……ま、今どうにかなってんならいいんじゃない?」

 良く分からないが、今困ってないなら特に問題はないんじゃないかと締めくくって。

「昼は昼で食べなよ? それおやつにしたら?」

 発言が無駄におかんだな、と自覚して。
 いや、別に好きに食べたらいいよね、なんて苦笑気味に頬を掻いて。

「ケーキはティータイムがベストよ。……今うちらに必要なのはエロじゃない、メシだ。
 多かったらシェアしたらいーし、わたしはそこで全然おっけ。
 わたし家畜以外のお肉も好きよ。なんでも食べる。犬以外……」

 犬食もあるらしいシェンヤンとかマジ怖い。それじゃないければ大体いけます、と胸を叩き。
 行き先が決まり進みだすとそれについて歩きながら。

「ごはん~ごはん~何食べよ~」

 ちょっと食べたら余計にお腹が空いてきて歌いながらお店に向かうのだから一緒に歩いてて恥ずかしい奴だ。

スヴィチューナ > 「おやつは・・・少しダイエットしようと思ってるので、控えてるんですよー
・・・昔からうまくいったためしがないんですけど」

だから今の体形なのだと、自嘲気味にしくりと泣いてみたり。

「わかってますよー、そういうのはもっと知り合ってからじゃないと・・・
あ、そうなんですか、良かったあ。いいですね、シェアして沢山食べましょう。
わたしは頼んだ事ないですけど、魔物の肉とかもあるらしいんですよ、そこ。
流石に犬は・・・あるかもしれないですね・・・」

保険医も頼んだ事はないが、変わった肉というからにはあってもおかしくはなかったなと
今更ながらに思えてきて、割と博愛(小さいのに限るが)なのでちょっと怖くなって来てたり。

歌いだすティアフェルに少し笑ってから、音外れではあるが同じように何だかわからない歌唄って、
回りからは迷惑な二人組だと思われるだろうか。

ちなみに、保険医の案内した店は、恐らくティアフェルが
何度か黒肌の巨漢に連れてこられた、よーく知っているだろう所だったり。

ティアフェル > 「あー……じゃあ昼お菓子にしてたらリバウンド確実だなあ……。
 あの、わたしの責任のような気がするし……開けちゃったお菓子、引き取ろうか?
 代金分は今日食べる分、出すから」

 全然健康的な体型だし気にするほどでもないよ、とは云いながら。
 ダイエットの邪魔はしてはいけないという乙女の矜持にて麻袋に詰め込んだお菓子は自分の方でどうにかすると提案して。

「あ、そっちの趣味はあるのね。ふむ、把握した。
 あはは、たくさん食べていいのかなぁ? スーさんダイエットはあぁぁ~? 夜中の大食いは太るぞぉ~? 
 魔物かぁ、犬系じゃなかったらいっちゃう。
 ……あるの? 死ぬかも」

 犬料理とか、出されなくても隣で食ってるやついるだけで気絶するかも知れない。
 ちょっと自信がなくなってきた。
 二人して即興で適当な歌を口ずさみながらごはんへ向かうという、傍目に見ればなかなか浮かれた光景。

「おー。ここかぁ、なんだ、来たことあるわー」

 と、店に着いたら何回か連れてきてもらったことがある店で。
 なじみのというほどでもないけど、ここならまあ、大丈夫だろうと。

「こんばんはー、高たんぱく低カロリーでヘルシーな肉を適量食べさせてくださーい」

 脂身のない部位を蒸すか焼くかくらいで提供されたものならダイエットにもそう響くまい、と女子らしいオーダーを店に入るなり口にした。

スヴィチューナ > 「あ、いえいえそんなっ、ティアフェルさんに使い回しのようなもの渡せませんよ。
単純にわたしが勿体ないだけなので、気にしないでください。大丈夫ですから・・・」

自分のダイエットより、ティアフェルに時間経った食べ物なんかあげられないと、
両手前に出しながらぶんぶんと振って断ろうとしてたり。

「!?な、無いですよっ!?
わたしこう見えても、将来の夢はちゃんとしたお嫁さんになる事ですからっ!

・・・一日くらいならいいと思います。というか、ティアフェルさんが気にするんなら、
明日からダイエットです、明日から。だから今夜は気にしないで食べましょうね?

わたしはあまり食べませんねえ・・・
牛とかこんな所じゃないと食べられませんから、そっちが多いです。
・・・それは保証できませんけど、そういうヒトがいたらわたしがそっちに座りますよ。
ティアフェルさんが気分悪くするのも何ですから」

そう言いながら店につくと、知っているとの言聞いて少しバツ悪げにして。

「あ、ご存じだったんですね。
わたしたまたま見つけたんですが、少しお高いですけど美味しいんで、たまのたまに来てるんです
じゃあわたしも、ええと・・・ティアフェルさんと同じのを、その・・・普通で」

二人で店に入ると、相変わらず少しふくよかな色黒の女将が愛想よく迎えてくれて。
渡されたメニュー見ると、前は『普通』と『大盛り』しかなかった肉の欄に、
明らかに付け加えたのが判る小さな文字で『ハーフ』と『小盛り』が書かれていたり。

女将 > いかにも女子らしいオーダー聞くと、ふんふんと頷きながら
「だったら、鶏かワニか、ダチョウかコカトリスかだね。まあ最初だし鶏二つ、普通でいいかい?」
と聞いてきて。

ティアフェル > 「え~? 全然いいよぉ~。さっき開けたばっかだしクッキーなんて缶に入れとけば持つしなんならなんでも食う奴に適当に配るし。ナッツは料理とかに使うから問題ない、いいからおよこし。
 素敵なお嫁さんになりたいならまず自分磨きしないと!」

 はい、出す出す、と麻袋を回収しようと手を出した。
 そっちこそわたしのことは気にすんな、と強気。

「駄ぁ目! 一日くらいとか明日からとか! ダイエットは一度始めたら永遠なんよ!?
 やめたら戻るだけだかんねっ。食べるのは痩せたご褒美か計算しつくしたチートディのみよッ」

 意志を強く持て!と拳を握って力説。自分に負けるな、追い込め。
 と体育会系のノリを全面に出すものだから……うっかりダイエットとか云い出すもんじゃなかった。

「わたし一応冒険者だから場合に寄っちゃあ魔物も食料。毒があったりするからなかなか難しいけど。
 いや犬食いたらわたし帰るかも知れない……。

 うん、何回か来たことあるよ。お肉めっちゃ食べた。
 おいしいよね。あは、確かに通うにはちょっと高級よね」

 愛想のいい女将さんに、覚えていてくれているかはともかく「ご無沙汰でーす」とにこにこと笑いかけて。
 あ、小盛りが加わってる、と控え目な量も選べるようになっている品書きに助かるわと笑みを深め。

「わたしワニがいいー。あれってヘルシーだしね。高たんぱく低カロリー!ダイエットと筋肉の味方だわ!
 量はわたし小盛りでいいかな。さっきお菓子食べたし。あとあっさり目のスープとかあればお願いしまーす」

 などとダイエッターなオーダーをしてせっかくだしカウンター座ろ、と並んで席に着こうか。

スヴィチューナ > 「それはそうなんですけど・・・本当にいいんですか?
でしたらどうぞ・・・安物ですけど、味は悪くないはずですから、ちゃんと保存されるならしばらく持つと思います。
でも出来るだけ早く食べきってくださいね?」

すごくいき込んでいる様子に、変な事言っちゃったかなと多少後悔しながら、そっと麻袋渡し。

「わ、判りましたっ。・・・ええと、実は明日あたり、いつもの酒場に呑みに行っちゃおうかなーとか思ってたんですが、
ダメですか?・・・ダメですよね、たまに吞めるんで楽しみにしてたんですけど・・・」

無論そこで呑む火酒も楽しみなのだけど、ドワーフたちと最低一人は吞み比べしていて、
相手潰した後に常連と一緒に呑んだり食べたりを
月に二度の楽しみにしている保険医は思わずほろりと涙浮かべてみたり。

「え、ワ、ワニですかっ!?・・・じ、じゃあわたしもそれでお願いします。
後スープと・・・パンも下さい。確かここのだと丸パン4つくらいだったはずですから、
ふたりで一つで・・・」

とか言いながらカウンターに並んで、なんか大人っぽいなとか思いながら隣に座り。

女将 > 肉の注文には「あいよ」と応じていたが、
スープ注文されると難しい顔をして。

「肉ゴロゴロシチューとか、カレーならあるんだけどねえ・・・
だったら、鳥のゆで汁に適当に味付けとかしてみるけど、それで良いかい?
お代は・・・とりあえず試しだからタダでいいよ。
他のヒトにも出してみて評判良かったらメニューにするから、
発案料は今度来た時に会計とは別に払うからね」

こんな所は見た目の豪快さに似合わず、ちゃっかりしていたり。

ティアフェル > 「うん。おいしかったし、全然。無理にお昼にしちゃうくらいならこちらでおいしくいただきますー。
 おっけおっけ。大丈夫」

 クッキーのように水分を飛ばした菓子は結構持つ。湿気ないように気をつけていただくよと麻袋を受け取って。このクッキー分くらいの支払いは持つつもり。

「明日とか。ダイエット嘗めすぎだし。駄目だし。
 呑み行く代わり、筋トレと有酸素運動、やるよ。付き合うし。身体動かすのもストレス飛ぶんだよ。有酸素はなんか遊び要素のあるスポーツにすれば楽しくやれるし」

 駄目っ、と両手を交差させてバツ印を作って見せ。
 その上で明日強制ダイエットプランを推し進めた。
 ちなみに泣いても駄目。大変な女に引っかかったものである。

「結構おいしいよ。ワニ。
 あ、そうだ、先に生野菜塩で食べるといいよ。炭水化物は血糖値上げるからパンは最後ね。
 女将さん塩キャベツ先にくださいッ」

 すごく小うるさい女。減量に関しては手を抜かない。
 
「あー。いっすね、鳥出汁スープ。ぜひそれで。あ、脂はすくってね?
 いやいや、発案料なんて悪いし気軽に来れなくなっちゃう。今日試食させてもらえるだけで充分充分、あざっす」

 わーい、と鳥のスープに喜んで。やっぱりそろそろあったかい物欲しいよねとご機嫌でカウンターに座って少しはしゃいで足を軽く揺らし。

「まだかなまだかなー」

 今か今かと料理が出来るのを眺めながら待ち構え。出てきたら「きゃーっ」と嬉しそうな顔と声で迎えるのである。

スヴィチューナ > 「あうぅ・・・判りました。
じゃあ明日、出来るだけ早く帰る様にしますから、本当に付き合ってくださいね?
わたし一人だと絶対無理ですから・・・」

泣いても駄目だと判ると、見た目に分かる程にしょんぼりしながら、
約束の確約取ろうと。
なお体力だけは無駄にあるものの、運動神経はニブイの一言に尽きるので、
一緒に走ったりすると大変かもしれず。

「そういう順番とかあるんですね。
あの・・・ティアフェルさんダイエットに詳しいんですか?
失礼だとは思いますが、必要無さそうに見えるんですけど・・・」

見た目確かに体格は良いが、原料とかが必要そうにはとても見えなくて、
思わず尋ねてみたり。

ティアフェル > 「おう、任しとけっ。一緒にがんばろう。
 こういうのって一人だと心折れちゃうよねー。
 呑む楽しみもあるかもだけど、他にも楽しいことはいっぱいあるし、遊んでストレス発散しよ」

 約束ー、と小指を絡めて誓うのである。
 ダイエットは裏切らない。
 体力に関しては現役冒険者にしてポテンシャルゴリラ。負けはすまい。

「そう、まず野菜からってだけで結構違うよ。
 思い切り必要だよー。甘い物も好きだしお酒も好きだから。油断したら太っちゃう。
 飲み食いする代わり太らないように気を遣ってるの。ってかわたしくらいの女子なんてみんな何かしらダイエットの知識はあると思う。
 女子って平均より痩せてたいもんじゃん?」

 だからってやり過ぎると拒食症だとかになるから健康的に減量が肝要なのであるが。
 うむりと大きく肯いてまたもや力強く説いた。
 

女将 > ティアフェルの注文には、頷きながらオーダー用だろうメモに書きとって。

「油はすくうっと・・・判ったよ。じゃあ先に塩とキャベツだね。

焼くのに時間かかるから、そうだね・・・野菜スティックとかどうだい?
いつもならマヨネーズ付けるんだけど、あんたらには塩と・・・
この前知り合いから貰った『ショーユ』とか言うしょっぱくて黒い汁があるんだけど
さっぱりしてるから丁度いいと思うよ」

一度キッチンに引っ込んでから、ほどなく
小さなボウルにキャベツをただ適当に千切ったものと、
野菜スティックの他に塩と『ショーユ』とやらが入った小皿を一つずつ持ってきて、
すぐに引き返し。

しばらくすると明らかに少なめ・・・恐らく普通の4分の1だろう量のワニ肉が二つカウンターに並び。
一緒に細く切った玉ねぎとか浮かせてある、透き通った汁が入った椀も二つ置かれて。
口にするなら、濃厚な鳥とコンソメの味がするだろう。

スヴィチューナ > 「はいぃ・・・がんばりまずう・・・」

酒とつまみが楽しみだった保険医は、それでもティアフェルが付き合ってくれるというなら
出来るだけ頑張ってみようとか(本人的には)悲壮な決意固めて、泣き笑いしながら相手の手ぎゅっと握って。

「そういうものなんですね・・・判りました、ティアフェルさんと一緒なら
今度こそ成功できそうな気がします!」

本人は何とか前向きな答え返して、微かながらやる気出しており。

なお。学院においては単なる予備の性奴隷でしかない保険医は、
仮にダイエットの効果出たとしても、何らかの要因で失敗させられる事だろう。
下手に美しさ増したりすると、指名の頻度増えたり、専用にしたいとか言われて面倒くさいから。

ティアフェル >  夜中に面倒くさい注文だっただろうがきちんと受け付けてくれる女将さん好き。とにこにこ笑顔で楽しみに料理を待つ。

「あー。いいね、ありがとう。しょーゆ……あ、ソイソースのことだ。
 確か、豆のソースなんだよね。塩よりもしっかり味があっていいね~。
 さすが~女将さん~デキる女~!」

 手放しに大賛辞。野菜スティックとキャベツを先にいただこうと。

「じゃあ、野菜で乾杯も変だけど……いただきましょか。
 今日もお疲れ様ー」

 と至って明るく野菜スティックを乾杯よろしく掲げて、お行儀は悪いかもしれないがぽりぽりと齧り始め。

「うん、ショゥュつけただけで充分おいしい」

 野菜も好き。少し手をかけただけで充分いける。
 食べている内にスープとワニ肉料理が供されて、目を輝かせ。

「きゃー、おいしそー! いい匂いー。いただきまーす!」

 まずスープから、と鳥の旨味がじわっと舌に広がるスープを味わって。

「ん~っ、おいしっ。このスープあっさりしてるけどコクがあって鳥の旨味がしっかりしててすごくおいしい。多分呑んだあととかにもいいんじゃないかな。シメで」

 続いてワニ肉を切り分けてぱくっと口に運ぶと、またしても嬉しそうに頬を綻ばせ。

「んんん~っ。ワニ、うま! こっちもすっごいおいしい! 女将さん神~。女将神と呼ぶ~。
 あー、幸せ~めっちゃおいしい~」

 なにせ今日一日真面に食事をしていなかったのだから良質なたんぱく質はそれは沁みる。
 超うまい!と舌鼓を打ちながら、ほっぺ落ちちゃう。と頬を押さえて喜んでよく噛んで味わっておいしい食事を堪能するのであった。

ティアフェル > 「うん、がんばって。努力は裏切らないものよ。
 ま、ちょっとふくよかな方がスーさんらしくはあるから、無理しない程度に」

 不健康にならなければそれで良しであろう。
 ぎゅ、と彼女の手を握り返して。悲壮な表情を見ると、「ああ続きは…しないかも」とはちょっと察したけど。
 まあ、運動がてらちょっと遊ぶ、くらいの気持ちでやっとけば良かろう。
 過度なストレスは美容の敵である。
 しばらくはダイエットに付き合うけれど。挫折したら「まー。しゃあないね」とぽんぽん肩でも叩いて済ませておくのであった。

 そうしてダイエット談義なんかしながらも食事は大変おいしくいただいて、その日は食べ終わると店を出て「んじゃ、また明日~」とひらひら手を振って別れるのであった。

スヴィチューナ > 「いえいえ、じゃあ乾杯しましょう。
はい、お疲れ様ですー」

こっちも大根らしき白い棒状の野菜手に取って、
初体験の『ショーユ』とやらを付けて齧ってみたり。

「あ、本当です。あまりつけるとしょっぱそうですけど、
これくらいなら大丈夫そうです・・・」

料理運ばれてくると明日からの苦行忘れようとしてか、
不自然に明るい笑顔見せていたが、こっちは先に切り分けた肉から口に運んで
「おいひいれす~♪」とこれは本物の笑顔で、塩を付けたキャベツと交互に口に運び。

女将 > 「ああ、この『ショーユ』は別の店やってる子から貰ったんだよ。
良かったら地図書くから今度行ってやっとくれ。色々変わった料理置いてあるよ」

そういってティアフェルに手渡された紙には、ここより少し奥まった場所にある
『日本料理』専門と書かれた店の場所書かれていたり。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からティアフェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からスヴィチューナさんが去りました。