2025/10/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にスルーシャさんが現れました。
■スルーシャ > 人がせわしなく行き交う目抜き通り。
喧騒に紛れて歩む者、露店に立ち止まり言葉を交わす者。
焦燥にまみれながら歩みが重い者、顔こそ振り上げる者の陰りがある者。
雑踏に紛れながら人の様相を眺め、その中に垣間見える輝きを見出そうと。
人間の中には人間自身が、人間の世の中では磨かれぬ輝きがある。
老若男女問わず、時には闇の魔力で老いたる者を磨き上げ、時には性別さえも転じさせて、
当人の育んできた素材を更に昇華させて商品とする。
特に目に留まった者は己のコレクションとして傍に置く。
親衛として、眷属として、愛玩として。
巧みに身を潜ませるその魔性は、学院や王城には決して足を踏み入れぬ念の入れようから
人に足取りを掴ませない。
今日も、人々の行き交う中を見つめながら食指が動く者を見出そうとしながらも、
既に毒牙にかけた尖兵が接触するなら享楽に耽るのもいいだろうかと思案しながら。
■スルーシャ > やがて雑踏に消えていくその周囲へ寄り添うように人影が集まりながら行方をくらまして―
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からスルーシャさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 月にグラスを透かして、その縁を愛でながら。
涼しくなった風に吹かれながら、酒を呷って喉を熱くしている。
酒場の夜のテラス席。連日の俄雨にやられたのも懲りずに今日も夜空の下で酒を呷る。
月を肴に飲んだ酒がまずい筈がない。まずければ問題は飲んだ方にあるはずだ。
「はぁ……」
熱い息を吐いて。鼻歌交じりに夜を謳歌する。
男独りの夜なんて、これくらいしか楽しみはない。
■グスタフ > 好きで独りでいるわけもなく、誘う相手もいないためだったが。
風俗に行く気力もなく、という感じだ。たまには怠惰でいたい。
たまには? まあ、そういうことにしておきたい。
「安酒でも気分で酔えるよな……」
言うほど安くない酒ではあるが、貴族崩れが飲むような酒でもない。
味も香りもそれなりの、酔いたい男か、酔わせたい女に飲ます程度の味だ。
■グスタフ > 「酔いが回ってきたか……帰るわ」
お代を置いて千鳥足で帰っていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からグスタフさんが去りました。