2025/09/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にザラさんが現れました。
■ザラ > 王都は、思ったよりも海に近い場所にある。
港湾都市というわけではないから、直接船を乗り付けるわけにはいかないが、ちょっと離れた所に小舟で乗り付けて、王都まで移動すれば自分のような海賊であっても王都に紛れることは容易かった.
また、ダイラスよりも王都の方が海賊を見知っている者も少ないだろう。
故に、物は試しと侵入してみたわけだった。
幸い、己の服装や装備であれば、盗賊系の冒険者と見えなくもないのも丁度良い所だっただろう。
そんなわけで王都探索と洒落こんでいる己は、平民地区の色々な店が並ぶ一画へとやってきていた。
「へぇ。王都は色々なものがおいてあるわねぇ。」
ぽつりと口の中でつぶやくような声。
周囲に聞かれ、お上りさんとは思われないような工夫でもあって。
とはいえ、流石に所作で看破される可能性は否定しないし、そこまで隠すつもりもなく、店々を覗きまわっていた。
■ザラ > 程なく一画一通りを見渡した。
どの店に何があったのかはある程度頭に入れて。
「さて……いくつか気になる者はあったけれど。」
ぽつり、そう呟けば、少しだけ考えてから、元へと戻っていく。
昼の商店街のような一画のなか、人込みの中へと消えていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からザラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > もしゃ、がふ。もぐもぐ。
――あんまり品のない、飯を咀嚼してかっこんで、飲み込む音。
平民地区の酒場、冒険者御用達の酒場であるがゆえに――まあ雑多でやかましい。
そこかしこで冒険の自慢話、吟遊詩人の歌、酒、女に喧嘩。
この世のカオスを詰め込んだような、しかして日常の一角で、これまたすごい光景だった。
4人は掛けれるしっかりとしたテーブルの上に大量に置かれた料理たち。
それを貪るは、それに見合った大男だ。
「んぐ……っ、ぷはっ。――…ッッッ、…ぐは……っ、あー、…。」
早速喉に詰まらせた。鶏肉を骨ごとかみ砕いて飲み込もうなんぞしたからである。
どんどんと胸を叩き、酒でそれを流し込む。ぷはあ、と生き返るように気を吐いて。
「はー………。美味い。足りねェ。」
そんな様子だったのにまだ食うつもり。
こっそりと皿の料理を盗もうとしたチンピラを蹴飛ばしながら、羊肉の香草焼きを追加注文。
この男もまた喧騒の一員だった。