2025/09/01 のログ
マドレーヌ > (荷物を背負って倒れそうなお婆ちゃんを助け起こしたり、診療所の診察の進み具合をのぞいたりしている)
マドレーヌ > 「え?あ、はい、今参ります〜!」
診療所を覗いた時、ちょうど出番のようです。
急いでカフェに戻って、お支払いを済ませ…

ご案内:「診療所とその近辺」からマドレーヌさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシェンさんが現れました。
シェン > 平民地区の路地裏
明かりもない暗がりの木箱の上、小さなランプの明かりが付く
木箱の上にあぐらをかいて座る少年は懐から小さなボールのような果物を取り出す
色は緑、一部に黄色がかかってる。 球体で大きさは指2~3本とほどほどに小さい
なによりその香りだ、とにかくこの果物はいい匂いがする
甘いような爽やかなようなこの匂いは絶対に絶対にうまいやつだ
異国の八百屋に積まれてた箱からしたこのいい匂いに、中身のコレをひとつだけくれと言ったら断られた
これは果物じゃない美味しいわけじゃないんだと言われたがそんなわけがあるわけないだろう、こんないい匂いがするのだから
ということでりんごをいくつか買うついでに箱の中身を一個だけくすねたのだ。 りんごは買ってやったし銀貨を1枚多くあげたのだからきっと大丈夫だろう

なお、この果実はシェンヤンで「梅」とよばれてるものだ

少年はあーん♪と口を開けかぶっと梅にかじりつき

「……
…………??
ッぶえっ、まず、まずいぞ!?」

べっべっべっべと果実を吐き捨てる。 すっぱいような苦いようなとにかく美味しくない、まずい
クンクンと梅の匂いをかぐとやっぱりいい匂いはするのにこんなにもまずいのか…
しげしげと少年はかじり跡のついた梅を不思議そうにつまんで見つめ…ぶーとぶーたれつつぽいっと梅を捨ててしまう

「なんだこれまずいのか……うう、いい匂いだから絶対うまいとおもったのに」

野生児な少年は木箱の上のりんごを掴んでかじる。街のりんごはうまい。 森のすっぱいりんごとは大違いだ
まあこれでいいかとりんごをもっしゃもっしゃと咀嚼して

シェン > リンゴをしゃりしゃりと音を立ててかじりもぐもぐ
捨てた梅の方向を恨みがましくみつめつつ

「くそー……あんなに美味しそうなニオイしてるのにマズいとか嘘つきだぞ」

しかしあんなにもまずい果物を誰に売るのだろうか
なんて事を考えつつ、小さなランプの明かりだけで過ごす
元々が野生児、路地裏の木箱で過ごす程度ならなんてことはないし今日はここで寝てもいい
地べたはちょっと硬いし朝露で濡れるが木箱の上なら大丈夫だろう、なんて思いながらごっくんとリンゴを嚥下する

シェン > リンゴをたべおえると、芯をぽいっと投げ捨ててしまって
そのまま木箱にころんと横になる
身体を丸めるように眠り始めて

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシェンさんが去りました。