2025/08/23 のログ
■イヴ > 動いてる…!
自慢げに揺らされるふわふわふさふさの尻尾に、顔を埋めたら気持ちいいのではないかと思わず目が輝いてしまう。
もふもふしてるのは可愛いと思う。触りたい、と手を伸ばしかけたが、はっと我に返って地図を見せる。
共感を示してくれることにほっと安堵の息を吐き、知っているという彼女にぱぁと表情が明るくなる。
しかし、細かな道はわからないと聞けば、また不安げに眉尻が下がり。
「……はい、宿があるところです。冒険者ギルドが近くに合って、似たような宿屋もあって……。
せめてここが、どの広場なのかわかりませんか?」
似たような建物が多く、地図を見てもここがどこの広場なのかわからない。
あまり遠いなら、急いで戻らないといけないこともあって、少しばかり不安と焦燥の滲む表情で見つめて。
彼女が普段どんな移動方法を取っているのかは知らないが、まさか屋根の上を移動しているとは想像もしていない様子で。
■タマモ > あ、うん、このタイプの相手は見た事があるし、その気持ちにも、共感は出来る。
己もまた、昔は親の尻尾に絡んで楽しんでいたものだ…と、そんな昔の思い出はともかくとして。
どうやら、相当困っているらしい、己の言葉に対する反応で、それは良く分かる…と言うか、分かり易い。
続く少女の言葉に、軽く思案するような、そんな仕草を見せた後に。
「分かるし、案内をする程度ならば、造作もないじゃろう。
しかし、そうじゃのぅ…行く途中、少し寄りたいところがあるんじゃが、付き合って貰えるじゃろうか?
それが終わった後であれば、その付近であれば、すぐに送ってやる事も出来るが…どうじゃ?」
相当急いでいるのならば、すぐに送るのも、とは思うのだが…せっかくの出会い、何かなければ面白くもない。
そんな考えは表に出さぬまま、それをちょっとした寄り道として伝え、少女に問うてみる。
最終的に、最後の最後で己の移動方法は体験と共に知る事となる訳だが、それはもう少し後の話。
■イヴ > 「……! 本当ですか!? ぜひ、お願いします!」
案内まで引き受けてくれた彼女に不安と焦燥感でいっぱいだった表情がぱぁぁと色づいていく。
頬を火照らせ潤んだ眼が輝き、安堵の表情を浮かべて。
途中で寄りたいところがあると聞けば、こくこくと何度も頷いて問題ないことも伝えよう。
奇跡的な縁に安堵の表情を浮かべれば、彼女がどこに寄りたいかも分かっていないが素直に助けとなってくれることに感謝して。
「ありがとうございます。わたし、イヴといいます。あなたは?」
胸に手を当てて名を名乗れば、彼女の名前も訪ねようと。
そうして自己紹介をしたなら、彼女と共に広場を出よう。
結局今がどこかは分かっていないが、自分よりもずっと王都に詳しそうな彼女に道案内を任せるつもりで。
一点の曇りもない信用の眼差しを向けて、それに加えて歩く度にふわふわと揺れる尻尾にも視線を奪われていたかもしれない。
■タマモ > 「うむ、それで良いのであれば、もちろんじゃ」
何と言うか、喜怒哀楽が豊かで、これはこれで見ていて面白い。
では、己の目的の後で、と再確認してから、ぽんぽんと肩を叩いてやる。
それに合わせ、尻尾の方も反応も面白がっているのか、視線を揺らすように動かしておこう。
「いやいや、構わん。
と、ふむ、イヴか………うむ、大丈夫じゃ、覚えておこう。
おっと、妾の名もじゃな、妾はタマモ、覚えておくも忘れるも、お主次第じゃ」
お互いの自己紹介、それを終えた後、手を差し伸べて。
それでは、まずは己の向かう道へ…と、伝えながらも、実のところは何ら目的地なんてものは決めぬまま。
少女を連れて、その場を後にするのだろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイヴさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にラーラさんが現れました。
■ラーラ > 夜の平民地区…いくつかの出店が並ぶ通りを、こそこそっと奇妙なシルエットの小さな姿が歩いている
学校帰り…とは言っても、先生からの用事を頼まれた遅くなってしまった少女である
日もすっかり陰ってしまい、家までの近道を行きつつ…並ぶ出店で少しだけつまみ食い
どうせお腹はぺこぺこだから多少食べても夕飯は十分入る
「ええっと…。挟み焼きと…肉串をくーださい」
お小遣いは十分貰っているから、適当に食べ物を買ってもぐもぐ
最近、龍の先祖返りの影響かお肉がもっと好きになった気がする
出店らしい濃い味付けを楽しみながら夜の家路をてくてく歩く
■ラーラ > 特に何事もなく、買い食いして帰っていった
帰ったところ、親に匂いでバレて怒られたそうな
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からラーラさんが去りました。