2025/08/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都マグメール、平民地区。
大通りから、少し奥に入った裏路地の、入り組んだ道を行った先にある、ちょっとした小さな広場。
場所が場所だけに、そうそう目立つ場所ではなく。
どこかに向かう近道とか、日中ならば、ここらに住む子供の遊び場、とかになりそうな感じだろうか?
さて、そんな場所に、なぜ少女が居るかと言うと…
ぶっちゃけ、いつもの気紛れの屋根上散歩、偶然見付けたから、ちょっと降りてみた、である。
いざ降りてみて、何かないかと周囲を見渡すも、当然と言えば当然か、目立つような何かがある訳ではなかった。
人通りも、今のところはなく、静かに休憩しようとか考えているなら、良い場所かもしれない。
今の時間なら、少し開けているだけに、風も通っててちょっとした避暑になるか?みたいな感じだ。
後はあれだ、そんな状態なのだから、誰かが来たとして、遊んでも大丈夫っぽい?
…いや、何がだ、と言われても、答えに困る訳だが。
ともあれ、突っ立ったまま、どうしようかと考える。
偶然の出会いに期待しても良いし、いっそ、どこかしらから強制的に引っ張り込むのもありだ。
ここでのんびりと寛ぐのもありだし、さっさと移動をすると言う手もある。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカチュアさんが現れました。
■カチュア > 「ふぇっ?」
小さな広場に唐突に姿を表す場にそぐわない姿の女。
本人にとっても何もわからないまま唐突な事だったのだろう、自身の姿に気が付かず、間抜けな声を上げてきょろきょろと慌てて辺りを見回している。
主である少女に気が付くのと自身の姿に気が付くのとどちらが早いだろうか。
どちらが先でも主の悪戯で引っ張り込まれたとなるのだろう。
■タマモ > まぁ、そうそう何か出る事もないだろう。
この場に引っ張り込む力、強制力がある事はあるが、ちょっとした弾みで弾かれる事もある、不安定なものだった。
だからこそ、来ないなら来ないで…との、そんな選択肢もあった訳だが。
「………」
唐突な引き寄せに、状況を把握し切れないだろう、目の前に出て来た一人の女。
それと同じように、実のところ、予想に反し引き寄せられた相手が居た事に、一瞬だが、それを理解出来なかった己。
…が、そこは一応は呼び寄せた身だ、それは一瞬の事で、すぐに状況の認識に到る。
もっとも、どんな状況だったのか知らないが、まさか全裸で現れるとは思ってなかったものの、これはこれで。
ふっ、と笑うと、すぐさまするりと闇夜に乗じて身を滑らせ、まだ戸惑っているだろう女の背後。
指先をとん、と背中に当てると、ばぢっ、と微弱な電流を流す。
ダメージを与えるような痛みを感じる程ではないものの、女の動きを一時的に麻痺させ、動きを封じるもので。
とりあえず、これを引き起こしたのは己である、と言う事は理解させないまま。
こんな時間にいずこかへと転移させられ、まだ誰か分からぬ何者かに動きを封じられた、みたいな状況を作り出す。
■カチュア > 中天で真円を描く月から注ぐ月光のみが灯となる闇夜、明るい部屋で着替えていた目はすぐには慣れずに辺りを見回してもよく分からない。
唐突な転移に混乱していて周りの気配を探る余裕もなく、主に気がつけるはずもない。
混乱度合いが軽い主の方が状況把握は早く、背後を取られる。
「んぁっ!?」
背筋に触れられて見を竦めるよりも早く流し込まれた微弱な電流、驚きの声を上げてビクンと震え、その場で前のめりに倒れ込む。
そんな状況を作り出したのは主だとは気がつけず、軽く麻痺した身体は尻を突き出して見せている状況で。
■タマモ > さぁ、これで正体が知られないまま、楽しむ事が出来るだろう。
とは言え、麻痺が長い時間持つとは思えないのだから、ちゃちゃっと遊んでしまおうか。
女からすれば、状況把握が追い付かぬまま、事が進められているのだから、堪ったものではないのかもしれない。
地面に突っ伏したまま、お尻を突き出す恰好になっている女。
背後から改めて寄り、突き出すお尻を覗き込むように座り込めば、伸ばした手が無造作に、ぎゅむぅ、と尻肉を掴む。
何も出来ない事を良い事に、とまさにそんな状態のまま、右を左を、時に両方を同時に、何度も揉んで弄び。
包み込むように柔らかく揉めば、指を食い込ませる程に強く揉んだりと、時間を掛けてたっぷりと感触を堪能しようか。
■カチュア > 「んはっ!!」
前に倒れ込んだ身体は、豊満な乳房を自重で圧し潰して拉げさせ、全裸なのもあって悪戯してとばかりにお尻を見せつけている。
麻痺した身体では振り返る事も出来ず、意識ははっきりしていても状況把握が追いつかない。
突き出している尻を覗き込まれると見覚えがあるだろう、無造作にぎゅむぅと尻肉を鷲掴まれて思わず声が漏れる。
「はぁっ、んぅっ、はぅっ、くぅんっ」
そのまま左右に割り開かれて露にされる尻孔、小菊の様に整い窄む様子をじっくりと観察する視線を感じてヒクヒクと蠢かせる。
尻肉を何度も揉み込まれ、褐色肌を薄っすらと艶良く染めながら甘い声を漏らして。
柔らかく揉まれると小さく身体を震わせて甘い声を、我が物とばかりに乱暴に沈めてくる指先を柔らかく受け入れて沈み込ませ、適度な弾力を指先に伝えて拉げ手揉み心地の良さを教える。
尻肉の感触をたっぷりと堪能している間に焦らすように曝されている尻孔は呼吸をするかのようにパクパクと閉じ開きし、弄ってとばかりに淫猥に蠢き誘って。
■タマモ > いつものように、笑いながら弄ぶ…と、したかったが、多分、笑ったら一発でバレる。
なので、今日は沈黙を通して静かに、笑みを浮かべるだけに留めて女のお尻を弄り続けた。
うん、相も変わらずに揉み応えのある尻肉だ。
たっぷりと堪能した後に、一旦、手は離れる訳だが…割り開けば見える、ひくついた尻孔に、つん、と指先を一度宛がう。
このまま弄ってやっても良いが、それではちょっと芸がない。
つ、つ、つぅ、と尻孔の周囲を滑らせるように、触れそうで触れない距離を保つ、焦らすような動き。
女自身が求め、お尻を動かそうとしても、そうして動いた分、指をずらして直接触れる事を避け続ける。
明らかに、そこが感じる事を分かっていて、焦らすような動き…なのか、偶然に、そちらが趣味なのか。
女がどうこちらを判断するのかは分からないが、嬌声だけで、お尻を動かすだけで、本当に欲しいものは与えられない。
それを理解し、女が次の一歩へと進む事…こんな状況にも関わらず、求める言葉を発せられたのならば。
そこで初めて、指先が一度だけ、尻孔の窄みを浅く穿ってみせる事だろう。
■カチュア > 「ふぁっ、ぁふぅっ、ぁうんっ、はぁんっ♥」
沈黙のままに弄り回される尻、甘く蕩け始めた脳裏が性感帯を巧みに突く指使いから弄んでくる人物を思い浮かばせる。
麻痺が解けて自由になり始めた身体、軽く肩越しに振り返って思い浮かんだ人物が間違っていないのを確かめて。
「ぁうんっ♥」
尻肉をたっぷりと堪能され、手が離れていくと熱く蕩けた為息を吐き、焦らすように触れてこない様子にもじっと微かに尻を振って。
くすっと笑い、左右に割り開かれる尻肉、淫猥にひくつき蠢く尻孔に指先をあてがわれて甘く蕩けた啼き声を上げる。
指先がつ、つ、つぅと磨くように尻孔の周囲を滑ると甘い音を上げ、軽く爪を立てて尻皺の数を数えるように掻かれて悶える。
尻孔には直せず触れずに焦らされるもどかしい感覚、ゆっくりと尻を動かし尻孔に触れさせようとしても指先は逃げて触れられない。
「タッ、タマモ姉様ぁっ♥ド変態♥ドM♥淫乱♥乳牛♥カチュアのぉっ♥お腹を清めてぇっ♥弄ってくださいませぇっ♥」
性癖を理解している様に尻孔だけを弄らずに焦らしてくる、そこからお互いを理解し合っている事には気が付く。
もどかしそうに尻を動かしても指先は逃げ与えられない感覚に悶えて身を揺らし、主の狙いになんとなく察し、耳まで赤くして甘く蕩けた艷声で宣言して尻を振って。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカチュアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 廃神社」にキタさんが現れました。
■キタ > 夜半より降った雨は上がった。お陰で手水舎に注ぐ湧水もいつもより勢いを増し、当座干上がりの心配はなさそうに見える。
そんな廃神社の違和感。手水舎を、参道を手入れする巫女の姿はそこに無く髪を結い上げ暑い季節らしく軽装に身を包んだ女人の姿。
よくよく見れば巫女本人だと知れるが、最近は悪い意味での来客も減り大分本来の仕事に集中する事が出来た。
拝殿の隣、賽銭箱からも見える位置に置いた御御籤と、声を掛けてもらえればお札、お守りの提供も始めて、ほんの、ほんの少しだけ人の出入りも始まった。
「流れというのは、転がり出すと止まらないのね──いい事も悪い事も。」
今は少なくとも好転している。賽銭箱の縁に腰を下ろしながらそこから見える参道、その先の小さな森の入り口に視線を向けては笑う声がコロコロと響いた。
■キタ > 両腕を思いきり上に伸ばす。普段なら隠れている白い肌も脇も、今は陽の下に晒されて、それでも焼けないのは存在性故なのかもしれない。
最初は窮屈に思えていたビスチェやショーツの類も、これはこれで安心感があるものだと思えた。
だからといって襦袢の内に着る事はないのだけれど。
賽銭箱から腰を上げて、一度拝殿の中へ。そこから取り出したのは小さな白衣が数組、子供に向けたサイズのものと小柄な女性なら入るだろうそれを、天日で干して仕上げにかかる。
「やっとこれで人に来てもらえる様になるわね……。」
虫干しをすること数回、長く放置されており繕う場所もいくつかあり、カビ等もあったから手入れに時間がかかってしまった。
拝殿の柱と灯篭の間に通した縄にそれらをぶら下げて、あとは仕上がりを待つのみ。
普段ならしないだろう手水舎の柱に背中を預けてその光景を眺める様子は、巫女らしさの欠片も無く。
■キタ > 少しだけ、歩いてみよう。そう思えたのも恰好が変わったおかげかもしれない。
その姿は森の入り口へと向けて進み、鳥居の先、暑い街中へ向けて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 廃神社」からキタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアイカさんが現れました。
■アイカ > 「ふぅ……」
暑い日が続く。
踊り子としての仕事は夜が殆どなので、陽が出ている頃は専ら冒険者、あるいはオフとして過ごしている。
そんな中でも、今日は久々の一日まるっとオフだった。
昼間に買い物など用事を一通り済ませ、夕暮れを通り越して陽が落ちた頃。
肌を流れ落ちる汗を手の甲で拭い、通りの両脇に立ち並ぶ塀に軽く凭れて一息つく。
さて、この後の予定は未定。
酒場に行って軽く飲むか、あるいは家に直帰してゆっくり休もうか。
ぱたぱたと片手を団扇にして顔に風を送りつつ思案する。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にセラフィーナ = ハーデン さんが現れました。
■セラフィーナ = ハーデン > 日が落ち、涼しくなった通りを歩いていると、踊り子の恰好をされた方を見かけます。 暑そうに手で顔を送っている様も大変美しいです。
「ああ、どうしましょうかしら…。」
お声をかけたい。でもご迷惑じゃないでしょうか。
暫く悩んだ末、結局声をかけることにしました。
「あの、お茶でもいかがでしょうか!」
■アイカ > 決めかねていると声をかけられ、ゆるりと其方へ視線を流す。
ワンピースを身に纏う小柄な少女の姿が見えた。どこかの良家のお嬢様…とでもいうような雰囲気。
「お茶、ね。まぁもう少し明るい時間帯なら良かったんだけれど…」
やんわりと微笑む。
ぱたぱたと顔近くで揺らしていた片手を下ろし、改めて向き直り。
「まだ陽が落ちて間もないとはいえ、暗くなってからは物騒よ。ここは平民地区だからまだいいけれど…」
貧民地区などは油断ならない。気を付けなきゃね、と肩を竦める。
■セラフィーナ = ハーデン > 「えっと、それじゃあ、ワタクシが貴女を守りますわ。
こう見えて、武術の心があるんですの。」
胸元に手を当て、細身ながら引き締まった腕をお見せします。
ワタクシでも少しは頼りになるところをアピールです。
「貧民地区は評判が良くないと聞きますので、いきませんわ。
その…踊り子の方を見るのは初めてで…よければ色々仲良くなりたいのですわ。」
引き締まったお腹や胸元を見てしまいます。
少々、見すぎでしょうか?
■アイカ > 「あら、頼もしい。…ふふ、でも私も一応、冒険者だから。それなりに腕は立つのよね」
身体が引き締まっているのは、決して踊りの為だけではない。
ギルドに登録している、れっきとした冒険者でもある。不逞の輩ごときに遅れは取らないと笑ってみせて。
「まぁ、評判が良くないのは確かだけれど…
でも、まぁ。悪いところばかりじゃないわ。私もあっちで仕事してるしね…」
すっごくじろじろ見られているのは感じる。踊り子としての衣装の都合上仕方ないのだが。仲良く…といわれて瞬く。
「仲良くするのは勿論良いわよ。でもわざわざ踊り子をご指名ってことは…踊りでも学びたい、とかそういうのかしら」
冗談めかし、口許がほんのり緩む。
■セラフィーナ = ハーデン > 「先輩冒険者の方でしたか。
とんだ失礼をいたしました。」
膝の上に両手を重ね、謝罪します。
引き締まった腕もお腹も足も、冒険のためと考えれば納得です。
笑うお顔もまた素敵です。
「貧民地区でもお仕事をされるのですか?
冒険者の方ならそういうものなのですね。」
ワタクシは感心いたしました。
もっと気持でも強くならないといけませんね。
「あ、その、踊りを習いたいというよりは…。」
口にするのは少し憚られるので、ワタクシはそっと彼女の腰に手を伸ばし、抱き寄せます。
■アイカ > 「失礼だなんて、そんな大げさな」
きっちり謝罪する彼女に、片手を揺らして苦笑する。しっかりした子だな、という印象。
お嬢様感がますます強まった。
「いや、貧民地区では主に踊り子の仕事でね…よくお邪魔するの。
あっちの酒場、そういう依頼が多いから」
何せ下級冒険者であったり、肉体仕事を主とする男達であったり。
そういった連中が集う酒場であれば、自然と踊り子で目の保養にしようという考えも多かろう。
「え? あ、ちょ…っと」
口ごもる彼女に首を傾ぐのも刹那、抱き寄せられて驚いたように瞬く。
困ったような表情を浮かべ、そっと小柄な肩を叩いて。
「ごめんね…そういうのも嫌いじゃないんだけど、今日はちょっと…疲れてるから…」
■セラフィーナ = ハーデン > どうやら、お怒りではないご様子。
ほっと胸を撫で下ろします。
「ああ、わかります。
ワタクシもできることなら踊り子としてお呼びしたいですわ。」
目の保養というのもよくわかります。
もう少しお財布に余裕があれば、お声がけをしていたことでしょう。
「あ、申し訳ありません…。」
肩に触れる手の意味を察し、腰から手を離します。
眉尻を下げ、頭を下げます。
「でしたら、肩でもお揉みしましょうか。
あ、それともおひとりのほうがよかったでしょうか。」
■アイカ > この程度で腹を立てる者がいるとも思えないが……胸をなでおろす姿がどこか可笑しくて、肩を小さく揺らす。
「そう? どこにかはともかく、呼んでくれるなら喜んで行くわよ。まぁその時はしっかりお給金いただくけど」
あくまで仕事の一つなのだから、そこはタダにするつもりも無い。
公私混同はしないのだ。
「ううん、こっちこそごめんなさいね。──ただ、まぁ。さっきの提案じゃないけど、お茶に付き合うくらいならいいわよ」
肩を揉まれるのもそれはそれで。初対面にすることじゃないよなぁ…と思っていて、
ふとまだ自己紹介すらしていないことに気づいた。
「あ、そうそう。私はアイカっていうの。よろしくね」
■セラフィーナ = ハーデン > 「…う、なかなかな金額になりそうですわ。」
恐らく、一軒のお店か数店舗が合同でお呼びするのでしょう。
それなら、それなりの金額をお包みするはず。
「あら、嬉しいですわ。」
…飛び跳ねたいくらい嬉しいのですけど、子供っぽいので、喜びを抑えました。
そのまま近くの喫茶店に入ります。
メニューをお見せして。
「ワタクシはセラフィーナ = ハーデンと申します。
その、今後も機会があればお声がけをしても宜しいでしょうか?
ワタクシ、アイカ様に比べるとお子様ですし。」
■アイカ > 「ま、酒場に見に来るだけならお金はかからないだろうけどね」
とはいえ全くのタダというわけではなく、お酒代やら食事代程度はかかる筈だ。
近くの喫茶店へ一緒に足を運べば、見せられるメニューに視線を落とし──適当に、コーヒーやお菓子を注文する。
「ええ、勿論いいわよ。…でも仕事とかとぶつかっちゃったときは許してね」
そこでプライベートを優先する程、生活に余裕があるわけでもないので、と。
眉尻を下げ、困ったような笑みを浮かべつつ首を振る。
そんなこんなで、やや年の離れた(ように見える)少女との緩やかなひと時。
雑談を楽しみつつ、喫茶のゆったりとした時間を味わいつつ。
別れ際には「またね」と声掛け、帰路についたことだろう──
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアイカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からセラフィーナ = ハーデン さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 夜中の大雨。平民地区の夜の歓楽街も水に包まれていた。
熱気と湿気が張り付いた服を気にしながら、酒場に避難。
今日は客足も鈍いのか、ほとんど客もいない。
朝までやまないらしいですよ、とマスター。
二階に宿あるんで泊っていきます? と売り込まれたが。
一人で安宿にしけこむ気もない。
「なんか暖かい飲み物をくれ。あとタオル」
■グスタフ > 雨に濡れて滴る雫を払い、タオルで頭から一通り拭いて。
濡れた服は脱ぐわけにもいかず、そのまま熱くて苦い珈琲を啜る。
顔をしかめながら啜る。火傷しないようにゆっくり飲み、身体も温まる。
雨の日の珈琲は、妙な趣がある。
いつもより珈琲の香りが強く感じて、少し、落ち着く。
ため息を吐きながら外を眺めるが、更に雨の気配は強くなって止みそうにない。
珈琲を啜りながら、酒場の隅に置かれていた新聞を読む。
今日の占いの結果は△。努力次第と書かれている。
気の持ちようかな、と。珈琲にミルクを足してみる。
普段はブラックばかり飲んでいるのだが。
気分転換には、飲み物をアレンジするのもいいのかもしれない。