2025/07/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 廃神社」にキタさんが現れました。
■キタ > 陽が落ちてこれからは月の時間。地面に名残を残す暑さも幾分和らいで風に浚われてゆく。
今日は特に充実した日だった。
拝殿の住居スペースにあった古い箪笥と押し入れの中には小さな子供用の巫女装束と祭で使ったのか提灯が幾つか。
「これで──、どうかしら……。」
篝火からとった炎を提灯の中の蝋燭に移す。本来は縄を木々の間にかけ、ぶら下げるのだろうが今はそういうものがない。
赤と白のそれを手水舎の屋根の端や灯篭の端にぶら下げたり置いたり。
少しだけ明るくなった参道も、森の入り口から見ればまるで人魂でも浮いているようだろうか。
手持ちの長い棒のついた提灯にも明かりを灯せば白い紙に写る赤い炎が淡く光って揺れて……。
「いつか、子供の声や太鼓の音が聞けるようになると良いわね……。」
■キタ > 蝋燭の明かりも、月明かりもそう長くは持たない。
月が風に流される雲に隠れる頃、提灯の明かりも消えて揺らす風にとられないよう回収を終えた巫女はそのまま拝殿の中へ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 廃神社」からキタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクロスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からクロスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 コランダム天蓋広場」にカイルスさんが現れました。
■カイルス > ここ数日はとてつもない気温になる、という噂を聞いて冒険者稼業を一休み。
この炎天下で街の外に出て暑さで倒れたら単独行動が多い斥候としては生死にかかわる。
持ち合わせはあまりないが、普段から数多くの孤児院に食料を寄付しているからか軒下を借りることはできる。
信頼という貯蓄を少し削ってでも街中で大人しくしていた方が無難だろう。
そこで問題が一つ。昼の間、どこで時間を潰すかだ。
屋外にいてはお天道様からダメージを受け続ける。さりとて屋内でくつろげる所を男は知らない。
世話になる孤児院で力仕事に励むのも考えたが、それはそれで体力を消耗してしまう。
結果として、天幕が天日を遮ってくれ、ほんのり涼しい場所に避難している。
多くの人が利用するからあまり長居するのはよくないが、幸いまだ混雑というほどではない。
果実水をちびちびと飲みながら、舞台や路地を眺めた。