2025/07/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にケストレルさんが現れました。
■ケストレル > 「いよぃッしょおっと……ッ!」
……スコーン!
平民地区にあるギルドの裏手、修練や武器の試用を行うための広場にてケストレルは薪割に励んでいた
暑さもあって遠征はせずに済む様な、簡単だけど人がやりたがらない依頼は無いものかとギルドに確認したところ、
それなら薪割をお願いします、と馴染みの受付嬢に頼まれた次第である
それってギルドの雑用じゃないの?と口に出し掛けた物の、今日も暑いですねえ、と目の前で嬢が制服のボタンを一つ多めに外したので、
目の保養代として薪割せざるを得なくなったのだ
「……完全に手玉に取られちまってる……なッ!」
スコーン!
そろそろ太陽も中天に登る頃合いで、暑さも本格的に増してくる
服なんて着てられっか、と上衣は早々に脱ぎ捨てて半裸で薪割に勤しむケストレルだった
■ケストレル > 「しかし、暑ぃな……」
夏の日差しは容赦なく照り付ける
広場に日陰は殆ど無く、それは今薪割を行っている場所も例外ではない
割った薪を指定された場所に運び、額の汗を拭いながら薪割台に腰を下ろす
手で拭った程度じゃ留まるところを知らない滝の様な汗に辟易しつつ、水筒からの水を呷った
……大変にぬるい
「っ……冷たい麦酒が飲みたい……
それが無理でも果実水……いや、この際井戸水でも良い……」
それでもまあ、ぬるくとも無いよりはマシだと自分に言い聞かせる
むしろ変に冷たいよりは内臓も驚かなくて良いかもしれないと
もはや自己暗示である
■ケストレル > 水筒のぬるま湯……もとい水で喉を潤した後は、再び薪割を開始する
うだる様な暑さの中、休み休み行っている所為か頼まれたノルマまでは届きそうもない
とは言え、予定があるわけでも無いのでのんびりと、暑さにやられない程度に進めて行く
「終わったら麦酒を一杯貰おう
それかダメ元であの子にワンナイト誘ってみよう」
それくらいの役得はあって然るべき、だって暑いんだもの
若干嗜好が茹って来ている自覚はあるが、仕方ないじゃない、暑いんだもの
と、誰ともなく言い訳をしつつケストレルは斧を振るう
これはこれで良い鍛錬になるかも知れない
奏でも思わないとやってられなかった
黙々と薪を割る事に若干うんざりしつつも、小気味よい音を立てながらケストレルは薪を割る
■ケストレル > 「……だぁぁぁっ!暑い!
ちょっと奥内で休ませてくれ!」
じりじりと照り付ける太陽に、流石に根負けし斧を放り出して撤退を図る
脱ぎ捨てていた上衣を回収すると、日向から逃げる様にギルドの建物へと戻って行った
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からケストレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」に金剛さんが現れました。
■金剛 > あーつーいー、あついー、あつーいー。
黒づくめの装束に身を包んだ女はがっつり氷を詰めたグラスに注がれた酒を煽っていた。
自由気ままなその日暮らし、あまり稼がなくていい、その日暮らすに十分な金額さえ稼げれば良い。
「…あっづ…。」
酒を飲んでいるのだから当然と言えば当然だが、ぷは、と息をついてからテーブルに突っ伏したくなる気持ちを抑え込んだ。
これでも腐っても忍者、一応周りに気は配っているつもりだが…。
それでも暑いものは暑いのだ、汗をかきにくい体質ゆえ、体内に熱がこもっているかもしれない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にキュリアスさんが現れました。
■キュリアス > 【お部屋移動します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からキュリアスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」から金剛さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」にラリーさんが現れました。
■ラリー > 「…よし」
ある日の平民地区の古書店。開店の準備を済ませた目立たない少年は、感情の起伏というものが
見られないながらどこか達成感を滲ませる声色でそう漏らすと、静かに店の扉を開けた。
店の方角の関係で陽光が店先に差すことはないが、代わりにその向かいの景色は明るく太陽に照らされている。
その光景にまぶしげに少し目を細めてから、扉の掛け看板を反転させ"CLOSE"から
"OPEN"に変え、開店の作業を完了する。
あとは店内に戻るだけだが…現状では遠方からの取り寄せや本の修理の依頼などもないので
いつもどおり悠々と読書しながら来るかもわからない客を待つことになるだろう。
…そう思っていたところで、こちらに近づいてくる足音が聞こえる。
珍しく開店早々の客の訪れか、それともなにかまた別の用向きか…
ともかく少年は緩慢な動作で顔を振り向かせてそちらを見た。